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超人ファイターマン  作者: 小泉たかし
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ファイターマンはヒトデナシに猛然と突進して、体当たりし、ヒトデナシはルーヴル美術館とともに倒れこむ。ルーヴル美術館のガラスのピラミッドが、ヒトデナシの巨体によって粉々に砕け散った。ガラスの破片が宝石のように飛び散り、夕闇にきらめく。美術館の重厚な石造りの壁は、ヒトデナシの凄まじい体当たりによって、亀裂が走り、崩落していく。天井からは、漆喰の装飾が剥がれ落ち、かつては芸術品を収めていたであろう空間が、瓦礫の山と化していく。床には、無数の美術品が散乱し、その多くは原型を留めないほどに破壊されていた。


ヒトデナシの体から迸る粘液が、崩れ落ちる壁や床に染み込み、異臭を放つ。美術館の内部は、もはやかつての威厳を失い、ただただ、破壊と絶望の残骸と化していた。


ヒトデナシは再びむっくりと立ち上がり、ファイターマンに向かって、口から粘液を発射する。ファイターマンは、その粘液を避けたが、美しい彫刻や噴水、花壇を避けきれずテュイルリー庭に倒れこむ


その様子をモニターで見ていたフランスのマカロン大統領は

「うぅ……、あの美しいフランスの街並みが……。しかし、人々の命には変えられんかぁ」

と、目に涙をためながら見ていた。


そこにアメリカのトランポリン大統領からの国際報道からの映像が飛び込む。

「即刻、宇宙連邦からの新しい贈り物への攻撃を中止せよ。これは本来、アメリカが受け取るものだ。このペットちゃんを攻撃するWEFの所属する国々はアメリカの国賊とする。さらにあの巨人もアメリカにとっては敵とする」


マカロンは驚愕する。

「何を言うんだ、トランポリン大統領!今、フランスの街が破壊されているのだぞ?


トランポリンは聞く耳を持たずさらに言い放す!

「今からWEF-USAはペットちゃんを守るため、各国のWEFと巨人に報復を加える」

「な、なにー!」


突然、フランスの上空に、WEF-USAの戦闘機が現れ、WEF-Franceの戦闘機やファイターマンに攻撃を仕掛ける。


この突然の攻撃に、フランスの人々や各国のWEFのパイロット、ファイターマンは戸惑う

「な!何をするんだ!」


WEF-USAの戦闘機が放つレーザーが、ファイターマンのボディアーマーをかすめ、火花を散らす。その無慈悲な攻撃に、フランスの人々や各国のWEFのパイロット、そしてファイターマン自身も戸惑いを隠せない。

「何をするんだ!」


日本でモニターを見ていたWEF-Japan隊長の山桐 はマイクで叫ぶ


瑠璃も、コスモホークの操縦席からマイクに向かって叫ぶ。

「私たちは味方のはずよ!」


しかし、返ってきたのは、弱り切った、しかし決意を秘めた声だった。

「す、すまん、大統領の命令には逆らえんのだ!


近田も叫ぶ!

「そんなこと言う立って……。やらなきゃええやんか」

WEF-USAのパイロットは切り返す

「大統領が見ているのだ!アメリカ国民をやめろと言うのか!」

WEF-USAのパイロットの一人が、苦渋の表情でそう告げた。


その言葉に、瑠璃の胸に熱い怒りが込み上げる。彼らは、大統領の命令という名の鎖に繋がれ、本来守るべき仲間を攻撃せざるを得ない状況に置かれていた。



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