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ギルド戦力調査部 あなたの旅をサポートします! ギルドに働くダメな仲間達  作者: 秀典
転生無双の勇者様(無双するとは言ってない)
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ナンバーズ7

 真っ先に起きた女神様に助けられ、僕は何とか立ち直った。

 先に起きたファラさん達は魔物達に止めを刺して回っているから、念のために結界を作り出す。

 そして元凶であるディザリアさんを縛りあげた。

 魔物の中からクイーン探し始め、ファラさんが止めを刺す。

 しかし一体だけではなかったようで、凶悪なゴブリンデストロイヤーを呼び出してしまった。

「引きつけるねー」


 シャイリーンさんが全ての敵の注意を引き、デストロイヤー三体の猛攻を受けている。

 でも体勢を崩したりして少し辛そうだ。

 今の内に。


「結界の内にいる仲間の値を集めよ……アディション・フィールド!」


 僕はパンと手を打ち能力を使用する。

 奪うのは魔力(威力)魔力値(MP)、あとは防御力だ。

 ドーンと落ちた三百の数値は中々に高いけど。

 この相手だとちょっと大変そうだ。

 とりあえず半分ずつ力と速度へと変換した。


「おい、これじゃあ近づけないぞ!」


 勇者様は手をこまねいている。

 シャイリーンさんを狙っているとはいえ、デストロイヤーの攻撃は僕達の近くにまで飛んで来る。

 シャイリーンさんは耐えられても僕達では絶対に耐えられない。


 それに高く空中に飛ぶ三体のクイーンからは、黒い胞子が舞い落ちた。

 地面に落ちると、形を変えて通常のゴブリンが現れる。

 三体が六体になり更に増えて九体に増えてゆく。

 デストロイヤーだけでも厄介なのに、これではまたディザリアさんを使わなければならなくなる。

 女神様は眠っているし、ここは。


「ファラさん、クイーンを先に!」


「わかってるわよ!」


 僕が指示を出すと、ファラさんは石をクイーンに投げつけた。

 石が当たれば相当痛いけど、ウェポンテイマーが使えば洗練された凶器となる。

 砲弾のようになって三体のクイーンを粉砕した。


「とおおおおおおおお!」


 その間にも戦いは始まっていて、勇者様はゴブリンを相手にしているが、デストロイヤーには目が向いていない。


「勇者様、下がってください!」


 僕はそれを引き戻した。


「なッ!」


 一瞬後、デストロイヤーが横薙ぎの一撃を放った。

 普通のゴブリンを切り裂きながら、勇者様に向かっている。

 その剣先が勇者様の胴を薙ぐが、鎧がギャリギャリと削られるだけで済んだようだ。


「あ、あぶなあああ」


 勇者様は倒れながら後ずさる。


「とにかく浮いてる胞子が無くなるまでは安全にいきますよ! あの三体はシャイリーンさんに任せましょう」


 僕はゴブリンを倒しながら、デストロイヤーの攻撃範囲から脱出した。


「そ、そうだな」


 今の所ファラさんの支援は期待できない。

 女神様とディザリアさんの前に立ち、護る戦いを強いられている。


「てええい、たあああ!」


 僕はゴブリンに殴りかかり。


「らあああ、だらあああ!」


 勇者様もゴブリンに応戦している。

 何度もの戦いを潜り抜け、槍の扱いも様になっているようだ。

 ゴブリンの数体程度じゃ相手にもならない。

 レベルとしてはまだ低いはずだけど、随分と成長したようだ。


「これで最後おおおおお!」


 勇者様の手で最後の一体が倒されたが、大物の三体は残ったままだ。

 でもこのまま近づくのは危険だし。


「シャイリーンさん、一体を解放できますか!?」


「うん、できるよー」


 僕の声にシャイリーンさんが応え、一体を解放した。

 それでも攻撃を続けるデストロイヤーに、自由になったファラさんが行動を起こす。


「食らいなさい!」


 女神様から距離をとり、背後から石を投げつけた。

 それはデストロイヤーの後頭部にめり込むが、倒すには至らない。

 こちらに振り向き狙いを変えたようだ。


「さあ一体ずつよ、勇者様ならやれるわよね?」


 ファラさんは敵を引き寄せ、安全地帯に連れて来た。


「当然、俺ならこのぐらい余裕だ!」


 勇者様はやる気を出して、槍先を相手に合わせている。

 僕もデストロイヤーを見定め、自身の能力値を変化させた。

 絶対に当たらないように速度を二百にして、残りを力に分配させる。

 これでどんな攻撃が来ても躱せるはずだ。


「うおおおおお、突撃いいいい!」


 勇者様は正面から。


「たあ!」


 ファラさんは横に回り石の投擲を続けている。

 そして僕は。


「てえええい!」


 その間に背後に迫り、デストロイヤーの後頭部を蹴りつけた。


「グオオオオオ!?」


 埋まっていた石が少しめり込み結構痛がっている。

 怒りで大剣を後方に伸ばすが、僕はもう退避した後だ。

 一撃離脱すると最初から決めていたし。


「そこだああああ! スラッシュ! アンドォ・スラストオオオ!」


 僕が作った隙に勇者様の技が放たれた。

 槍の薙ぎ払いはデストロイヤーの肉を切り裂き、がら空きのみぞおちに更に一突き。

 槍先がスッポリ埋まるぐらいになったけど、デストロイヤーは気にしていない。


「あ、なんか抜けない! ちょっと、おい!」


 でも良い事ばかりじゃなく、勇者様の槍が抜けなくなってしまう。


「抜けないんなら手を放しなさいよ!」


「そ、そうだな!」


 ファラさんの指摘で勇者様は槍を諦めた。

 攻撃される前に逃げられたのはいいけど、武器を無くしてしまったのは結構痛い。

 逃げ惑う勇者様にデストロイヤーが襲い掛かる。

 なんとか引き抜きたいけれど、僕の力ならやれるだろうか?


「……う~ん、怖いからやめておこう」


 僕はポロっと呟いたのだけど。


「諦めずにやりなさいよ!」


「いたぁ!」


 ファラさんから小石が飛んできた。

 どうやら見抜かれているようだ。


「はぁ、じゃあやりますから出来る限りフォローしてくださいね」


 僕は諦めて覚悟を決めた。


「はいはい、やってあげるから待ってなさい!」


 ファラさんはたった一人デストロイヤーに挑みかかる。

 背後から強襲し。


「アイアン・スラッシュ!」


 強烈な一撃でデストロイヤーの背中を切り裂いた。


「グアアアアアアアア!?」


 怒ったデストロイヤーはファラさんを狙いだす。

 僕はその隙に槍を掴むが筋肉で締め付けられているのか全然抜けてくれない。


「……うぐぐ、全然抜けない! こうなったらもうちょっと力を上げて!」


 僕は思い切って力だけをドーンと上げると、デストロイヤーの腹筋を足場にして体をそらすように槍を引っ張った。


「むぐぐぐぐ!」


 しかしそんな状態を相手が気付かないはずもなく。


「グガアアアアアアアア!」


 大きな大剣が僕に振り下ろされようとしていた。

 速度が無くなった僕には逃げようがないのだが、助けるようにファラさんから支援攻撃が放たれる。

 投げつけた石が後頭部にあった石にぶつかり、グッと内部に押し込んだのだ。

 デストロイヤーは痛みで体をそらし、僕はもう一度力を込めた。


「ふぬぬぬぬぬぬ! あ、抜けたあああああああ!?」


 スッポーンと槍が抜け、僕は後方に転がった。

 槍から手を放してしまったけど、丁度よく勇者様の上へ飛んだようだ。


「よくやってくれた!」


 勇者様は飛び上がって槍を掴む。

 そのまま前に出て戦いに復帰したようだ。

 クー・ライズ・ライト (僕)

 ウェイリー(女神様)

 イサバラ・ミコト(女神が連れて来た勇者)

 ミア・ミスト・レイン(元賞金首)

 アリーア・クロフォード・ストラバス(管理お姉さん)

 グリア・ノート・クリステル(お姉さんの相棒)

 コーディ・フル・フラグメント(獣使い見習い)

 ランズ・ライズ・ライト (父)

 ファラ・ステラ・ラビス(護衛の人)

 フェイ・ステラ・ラビス(ファラの父親)

 スラー・ミスト・レイン(僕の上司)

 ディザリア・エルス・プリースト(破壊教)

 シャイリーン・ブラック・ダイヤモンド(防御職の人)

 ナオ・ラヴ・キリュウ(リセルの弟でディザリアのチームメイト)

 デッドロック・ブラッドバイド(冒険者)

 ミカグラ・ツキコ(デッドロックさんの相棒)

 リセル・ラヴ・キリュウ (ローザリアのギルド受付)

 ディーラ・ストライウス (ミトラの町のギルド員女)

 デルメオ・ザック・デルタ(ミトラの町のギルド員男)

 フデ = インフェニティ―・ダーク・ロード・ウミノメ・キング・ジョージ四世ファイナルモード・ディスティニー(没落魔王)

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