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ギルド戦力調査部 あなたの旅をサポートします! ギルドに働くダメな仲間達  作者: 秀典
転生無双の勇者様(無双するとは言ってない)
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勇者様からの暴露

 ファラさんに叩かれ気を戻した勇者様は、なぜかディザリアさんに告白した。

 流れがさっぱり分からなかったけど、オッパイが大きい人が好きなのだとか。

 まあ立ち直ったのは良いことだと、僕達は冒険に出ることに。

 シャイリーンさんのために鉄製の頑丈な馬車を買い、前に行った事のある魔王の使いの巣だった場所へ向かった。

 そして洞窟に侵入したのだが、大量のゴブリンに襲撃を受けた。

 しかし水を得た魚のようにディザリアさんが動き出す。

 強烈な魔法を放ち、勇者様だけが真面に食らってしまった。

「だいじょうぶー?」


 女神様は、勇者様に治療を行っている。


「大丈夫だけど、酷いじゃありませんかディザリアさん、まだ俺が居たっていうのに」


 無事回復した勇者様は、ディザリアさんに文句を言うが。


「アーッハッハッハ! 貴方一人が犠牲になればその分大勢を倒せますのよ! すなわちこれは勇者の仕事なのです。よく言うじゃありませんか、俺を置いて先に行けと。アーッハッハッハ!」


 ディザリアさんは何も気にしていないようだ。


「勇者様、まだ気持ちは変わらないんですよね?」


「だってオッパイが大きいんだよ、これ以上のことはないじゃないか!?」


 本人が良いというなら他人が口を出すことでもないだろう。

 今度命の危険があった時にもう一度聞いてみよう。


「こんな勇者嫌だわね」


「僕もそう思います」


 僕はファラさんの意見に同意した。


「じゃあしゅっぱーつ!」


「うんー、行くねー」


 女神様が声をかけると、先頭のシャイリーンさんが歩きだした。

 今向かっているのは、でっかいミミズが生息していた場所だ。

 大きく広い円筒状になった広場で、壁には光る草が生えている。

 少し前なら安全地帯だったけど、今は?


「敵はいない……ハッ、天井です!」


 高い天井に二体のグレムリンが見えた。


「とおおう!」


 僕はすかさずディザリアさんの背後から飛び掛かり、その口元を押さえた。


「うぐッ!」


 後衛の僕でも、能力が魔力に振り切っているディザリアさんを押さえることも出来る。

 これで魔法は発動しないはずだ。


「クー、やったわね、これであとは敵を倒すだけよ!」


「そうですね! 頑張ってくださいファラさん!」


 僕はディザリアさんを押さえながら応援を続ける。


「おい、ディザリアさんに変なことをするんじゃッ!?」


 勇者様は僕の方を向いて注意するのだが、その隙をついてグレムリンが襲い掛かって来た。

 しかし一応槍を盾にして攻撃を防ぎ、弾き返すとまた空に上がっていく。

 シャイリーンさんのスキル発動も間に合わなかったみたいだ。

 で、襲って来たグレムリンとは、灰色の悪魔っぽい外見で、背にはコウモリの翼がある。

 犬のように口が飛び出て案外背は低い魔物だ。



 名前 :グレムリン

 レベル:22

 HP :110

 MP :90

 力  :38

 速  :100

 大  :70以下

 危険度:3

 技  :引っかき。咬み付き。炎の玉。

 考察 :悪魔っぽい外見の翼が生えた邪悪な妖精。

     空中を自由自在に移動する。

     結構速度もあり攻撃を当てるのは中々至難の業だ。

     口から炎の玉をとばしたり、一方的に攻撃される恐れもある。

     近距離攻撃しかないのなら逃げた方が賢明だ。



 飛べる魔物なら魔法を使うのが手っ取り早いけど、ディザリアさんが行動すると何が起こるのか分からない。

 手が空いてる四人に任せてみるとしよう。

 そしてファラさんが動く。


「食らいなさい!」


 懐からナイフを取り出し、グレムリンに投げつけている。

 でも高い天井にギリギリまで飛ぶグレムリンに当てるのは難しそうだ。


「遠すぎるわね。やっぱりディザリアさんにこの広場ごと葬ってもらうほうが?」


「俺としてはそれは最後の手段にしたい。ウェイリー、何とか出来ないか?」


 勇者様は女神様に頼んでいる。


「できるよー! じゃあ、う~んとう~んと……お天気パワー! 晴れときどき、大竜巻ぃ!」


 頷いた女神様は、不思議な力を使うと、地面に風の渦ができはじめる。

 それがドンドンドンドン大きくなり、天井に届く大竜巻に成長し、飛んでいたグレムリンをのみ込んだ。

 風の渦にぐちゃぐちゃにかき回されて、壁にぶつかって落ちて来る。


「よし、ここだあああああ!」


 と、勇者様が槍を突き上げた。

 タイミングもバッチリで、かっこう良く一撃で倒すところだろう。

 でもそうはいかないのだ。

 竜巻に巻き込まれるのを心配した僕は、ディザリアさんを置き去りにして入り口の方に逃げている。

 ファラさんも女神様を連れて逃げ出すと、自由になった問題児が動き始めた。


「トライデカゴン・オメガァ・トルネエエエエエエエド!」


 ディザリアさんは女神様に対抗して、とんでもない規模の竜巻を起こす。

 この広場中に暴風があふれ、壁に生えた草が引きちぎられた。


「ああああああああああ!?」


 もちろん勇者様やグレムリンなんか軽く吹き飛ばされ、高く高く舞い上がっている。

 耐えているのはシャイリーンさんぐらいだろう。


「アーッハッハッハ! 全滅で殲滅ですわあ! アーッハッハッハ!」


 高笑いで喜ぶディザリアさんとは違い。


「グハァ……」


 そのまま輝く草をエフェクトにして、勇者様は頭から地面に落ちた。

 ディザリアさんは仲間が居る時には手加減をしてくれるはずだけど、今回はちょっとダメかもしれない。


「……成仏してください」


 僕は落ちた勇者様に手を合わせた。


「……お、俺はまだ死んでいない……グフ」


 あんな高さから落ちても無事とは、流石勇者様だ。


「ミコト、回復するねー」


 駆けつけた女神様が治療を行い無事回復しているのだけど。


「こ、これで二回目だぞ。これじゃあ命がいくらあっても足りない気がする……」


 勇者様は少し怖気づいたようだ。

 気持ちは分からなくもない。


「……でもサドッ気があるのは意外とありかも……」


「えっ、今なんて言いました?」


 聞き返して見たが、じつはバッチリ聞こえている。


「気にするな、ただの独り言だ」


 勇者様の性癖がドンドン暴露されている。

 この人が世界を救ったら、オッパイ好きでマゾッ気がある勇者に救われた世界になるのだろうか?

 あまり知りたくなかった情報だ。

 まだ他に何か有りそうな気がしないでもないが、出来れば隠しておいてほしい。

 クー・ライズ・ライト (僕)

 ウェイリー(女神様)

 イサバラ・ミコト(女神が連れて来た勇者)

 ミア・ミスト・レイン(元賞金首)

 アリーア・クロフォード・ストラバス(管理お姉さん)

 グリア・ノート・クリステル(お姉さんの相棒)

 コーディ・フル・フラグメント(獣使い見習い)

 ランズ・ライズ・ライト (父)

 ファラ・ステラ・ラビス(護衛の人)

 フェイ・ステラ・ラビス(ファラの父親)

 スラー・ミスト・レイン(僕の上司)

 ディザリア・エルス・プリースト(破壊教)

 シャイリーン・ブラック・ダイヤモンド(防御職の人)

 ナオ・ラヴ・キリュウ(リセルの弟でディザリアのチームメイト)

 デッドロック・ブラッドバイド(冒険者)

 ミカグラ・ツキコ(デッドロックさんの相棒)

 リセル・ラヴ・キリュウ (ローザリアのギルド受付)

 ディーラ・ストライウス (ミトラの町のギルド員女)

 デルメオ・ザック・デルタ(ミトラの町のギルド員男)

 フデ = インフェニティ―・ダーク・ロード・ウミノメ・キング・ジョージ四世ファイナルモード・ディスティニー(没落魔王)

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