組織とキャンプとカレー作り・其の伍
「変幻自在のドライバー捌き! 戦闘員スーツから巨大ロボまで!! 分解、改造、自由自在!! 機械はおまかせMO・神が如しの鋼鉄使い! ペッパー!!」
「明日の天気もアカシックレコードまでバッチリチェック!! 流れる電子に思いを乗せて!! MO・電子の踊り手 !! ベイリー!!」
「雑貨から巨大ロボまで!! 必要な物ならすぐに調達!! 改造した15tトラックは伊達じゃない!! MO・嵐の配達員! ウコン!!」
「凍れる鞭は悪の美学!! 冷徹無情の戦闘女王! MO・月下氷塵!! フェンネル!!」
「変化、構造、作用……あらゆる反応は私の手のひら。魅せます貴方にワンフォアポイズン。MO・化学の力ってすげーー!! クローブ!!」
「カレーの事なら俺に聞け!! 熟練した料理の腕がなければ、百戦錬磨の幹部達の胃袋担当は務まらん! 今日は何だと問われて、『カレーライス』だと宣戦布告!消えない刺激を刻み付けるぜ!! 香辛料皇子 田中ァァッ!!」
『七人合わせて! 秘密結社!! モダルカン!!』
という、合わせの叫び七色に染まった爆発と、そのあとに続けて、オレンジ色の通常の爆発が起きる。当然ここは、室内のホールであり、爆音と衝撃で大きく揺れている。
「なんだこれぇ!!?」
いや、突っ込みをいれて部分はたくさんあったのだが。
ロボット被りとか、一人だけ毛色が違うとか、たくさんあるのだが。
「いや、何ですか俺のプリンス・オブ・カレーって!!」
「最近、〇〇王子という言い方が流行っていと聞いてな」
「古い! 古いですよ!?」
ふ、古い……とショックを受ける首領。自覚はなかったらしい。
「室内でやるべきじゃないでしょ!?」
「いやぁ、以前外でやっていたら、近所から少々クレームがな……」
「悪の組織なのに、なんでそんな事きにしてるんですか!?」
まるで目から鱗が落ちたかの様な顔の首領。
煙たい部屋での、そんなやり取りを脇目に互いの口上に対しての評価している面々。
なんとも、力が抜ける風景である。
「さぁ、それではキャンプに出発しよう!」
首領の一言で、皆は移動を始める。
始まる前から感じる疲労感に押し潰されそうになりながら、重い足を動かした。




