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喰らう者  作者: メグム
25/28

サンダーワイバーンとの戦闘①

「さて、どう攻めるかな?あの鱗は武器が弾かれてるのを見ると固そうだし、この黒狼の刀でも通用するかどうかだよな...でもこの刀を鑑定した時、鉄を切り裂くって表示されたし大丈夫だろう...たぶん」


 俺は右手に持った黒狼の刀の黒い刃の部分を見ながらそう呟く


 (それに黒魔法、白魔法のLVは2だし、刀と組み合わせれば何とかなるだろう)


「よし、行こう」


 俺はそう言うと隠蔽を使いサンダーワイバーンに気付かれないように移動を開始した。

                :

                :

 サンダーワイバーンの背後に移動した後、隠蔽を解き俺は空中に浮いているサンダーワイバーンを落とすことにした。俺はまず維持してあった黒魔法を発動する


<ファイアボール>(火球)


 俺はファイアボールを発動し、空中に大きめのファイアボールを幾つか展開しておく、急にサンダーワイバーンの背後から出現したファイアボールをみて周りの冒険者達が驚き、サンダーワイバーンの後ろに1人でいる俺を見た。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 俺が戦闘中に見たのはサンダーワイバーンの背後から出現した、幾つもの大きいファイアボールとそれを空中で展開していると思われるサンダーワイバーンの背後に居る見た事のない黒髪の少年。


「彼は誰だい?」


 自然と俺はそうつぶやいた。


「あぁ、あいつかクエストに行っていたファレグが知らないのも仕方ないさ、あいつは今日ギルドに登録したばかりの新入りだ。確か名前はヒャクヤって言ったかな」


 そう答えたのは浅黒い肌でスキンヘッドの冒険者のグラン・ゴートン 


「なるほど、彼はたぶんあのファイアボールでサンダーワイバーンを落とす気だね」


「まじかよ!?じゃあ離れなきゃ俺達まで危ないじゃないか!おい!お前ら一旦離れろあの新入りがサンダーワイバーンを落とす気だぞ!!」


 彼はかなりのお人よしで町の人間、ギルドの人間からの信頼も厚く、グランの声と共に周りの皆がその言葉を信じサンダーワイバーンから離れた。その直後にファイアボールがサンダーワイバーンに当たり大きな音を立て、そのままサンダーワイバーンが落下し、地面が大きな音とその衝撃でかなり揺れた。


「本当に落としやがったぞあの新入り!」


「あぁそうだな、よし皆今のうちに畳み掛けるぞ!」


 俺がそう言うと皆がサンダーワイバーンに向かって行った。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「展開したのは良いが、周りに人が居ると巻き込まれるかもしれないしな、それに早めに当てないと気付かれるし」


 そう思って周りの冒険者を見ると1人の冒険者が『お前ら一旦離れろあの新入りがサンダーワイバーンを落とす気だぞ!!』と言ってくれたおかげで、サンダーワイバーンの近くに居た冒険者達が離れていく


「よし、撃ち落とせファイアボール(火球)!!」


 俺は全員離れたのを確認するとファイアボールをサンダーワイバーンに向けて放った。大きな音を立てサンダーワイバーンにファイアボールが直撃してそのままサンダーワイバーンが地面に落下し、地面が大きな音と衝撃で揺れた。その後に、『今のうちに畳み掛けるぞ!』という声が聞こえ冒険者達がサンダーワイバーンに向かって行く


「よし!落とせた!また飛ばないうちに終わらせよう」


 俺はそう言いながら右手に黒狼の刀、左手に鋼鉄のナイフを持ってサンダーワイバーンが落ちた場所に向かった。

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