木の町モール
ウインドバットの群れを狩り終わった俺達は、火の近くに座りながら夕飯の準備をしていた
「それにしても疲れたな、あいつら飛んでるから攻撃がなかなか当たらないし」
「そうですね私なんて、1回も攻撃が当たりませんでしたし」
俺達はウインドバットとの戦闘を思い出しながら肉を焼いていく、今焼いている肉はキングニードルラビットの肉とウインドバットの肉だ
「ナギ、何をしてるんだ?」
ナギはいつの間にか草が沢山生えていて水がある場所で何かを採っていた
「これはですね、刺激の根と言いまして食べるとツーンとするので調味料として使えるんですよ」
ナギはそう言いながら刺激の根という名前の緑色の物体をいくつか持って火の近くまで歩いてきて俺の隣に座る
(なんか見た事があるなこの緑色の物体それに食べるとツーンとするのか...まさかな)
俺はその物体を鑑定する
刺激の根
そのまま何もしないで食べるととても辛い
輪切りにしたり細かく刻んだりして食べると辛みが和らぎツーンとした刺激になる
(これ完全にワサビじゃんそれに、輪切りとかじゃだめだろうせめて擦りおろさなきゃ)
そう思いアイテムボックスからニードルラビットの毛を取り出す
「ナギ、その刺激の根を貸してくれ」
「いいですけどどうするんですか?」
ナギは刺激の根を俺に渡しながら聞いてくる
「これをこうするんだよ」
そう言いながら俺はニードルラビットの毛で刺激の根を擦りおろしていく
「おぉ!」
ナギが驚嘆の声をあげる
擦りおろした刺激の根を焼けた肉に少し掛ける
「はい、完成」
「刺激の根に輪切りとかする以外に調理法があるとは思いませんでした」
(しかし、普通にこれ擦り落としたワサビじゃん)
そう思いながら肉に掛けた刺激の根をみる
「ヒャクヤ早く食べましょう!」
ナギは待ちきれないようですでに手を合わせている
「そうだな、食べるか」
「「頂きます!」」
俺はまずウインドバットの肉から食べる
皮がパリパリしていて肉は歯ごたえがあり、刺激の根が効いていて美味い
(蝙蝠の肉は初めてだけど美味いな)
そう思いながら一匹分を食べ終わる
「なんか、手羽先みたいだったな」
そうつぶやきキングニードルラビットの肉を食べ始める
キングの肉を食べるとクイーンと同じような味が広がるが、今回は刺激の根がアクセントになっていて美味い
「キングとクイーンの肉はあんまり味が変わらないんだな」
「そうですねぇ」
俺達は少しガックリと肩を落とす
「まぁ、今回は刺激の根があるからさっぱりしていて食べやすいからいいかな」
そう言い黙々と食べ進めていく
数十分後食事が終わり、俺達は寝る準備をする
「じゃあ、最初は俺が見張りをするからな」
「はい、お願いします」
「3時間交代でいいんだよね?」
「それでいいと思います、ではおやすみなさい」
「うん、おやすみ」
ナギは木の下に作った布団もどきの所に歩いていく
俺は火が消えないように枝などを火の中に入れながら見張りを開始する
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数回のローテーションが終わり朝になり、俺達は朝食を済ませ町に向かって歩き始めた
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歩き始めてから数時間、俺は聞き忘れていた事を聞いてみる
「これから行く町の名前はなんて言うんだ?」
俺はナギに聞き忘れていた町の名前を聞いてみる
「町の名前は...木の町モールです」
「木の町って事は木が特産なのか?」
「その通りです!よく分かりましたね」
「まぁ木の町って言ってたから」
俺は苦笑いを浮かべながら歩くと、大きな木がが見えてきた
「さぁヒャクヤ、見えてきましたよあれが木の町モールです!」
ナギはそう言って大きな木に指を向ける
近づいてみると、1つの大きな木の前に大きな門があった
「あの門をくぐって木の中に入れば、町があります」
(なるほどな、この大きな木の中に町があるから木の町か)
俺はそう思いながらナギと歩きながら門の前まで進んでいく....
いかかでしたか?
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