警備隊長 エサル・フリーダ
俺達は木の町モールの門の前に並んでいる列に加わっていた
(あそこに警備隊みたいな人達が居るな)
「ヒャクヤ、これ町に入るために必要なお金です。」
俺がそう思っているとナギは俺に大銀貨を1枚渡してくる。
「ありがとな」
俺はナギに礼を言い大銀貨を受け取る
「よし、次の者」
そうこうしている内に俺たちの番がきたみたいだ。
「おお、君は確かナギではないか?」
他の警備隊と思われる人たちよりも高そうな鎧を着た少し強面の人がナギに話しかける。
「お久しぶりです!クエストが終了したので帰ってきました!」
「そうか、あのクエストを無事に終わらせて来たのか。」
ナギが挨拶をしながらカードのような物を強面の人に渡すと、強面の人が嬉しそうに言葉を発する。
「では、そこに居る少年は誰だい?」
強面の人が俺の方を向きナギに質問する。
「彼はヒャクヤです。私が危ない時に助けてくれた命の恩人です!」
「なるほど、彼の助けがあってクエストが達成できたわけか」
「葛城百夜です、ギルドに登録をしたくてこの町に来ました。」
俺がそう言うと強面の人が驚いたように言葉を発する
「君の居た町ではギルドの登録はできなかったのかい?」
「ええ、自分が居た町ではギルドがありませんでしたから」
「なるほど、君はまだ開拓されていない所から来たわけだね。」
「はい、そうです。」
俺はいざという時に用意をしていた言葉を発する。
「では、町に入るための料金として大銀貨1枚を払ってくれ」
俺はナギから貰った大銀貨を渡す。
「うん、確かに受け取ったよ。そうだ、自分の紹介をするのを忘れていた、僕はここの町の警備隊の隊長をしているエサル・フリーダだ。困ったことがあれば何でも言ってくれ」
強面の人改め、エサルが大銀貨を受け取りながら自己紹介をしてくる。
(警備隊長だったわけか、道理で高そうな装備をしているわけだ。まぁ何か困ったらこの人に頼ればいいか。)
俺はそう思いながらナギの方を見る
「どうしたんです?」
「いや、ナギはやはり払わなくて大丈夫なんだな」
「そうですよ、町を出入りする時はこのギルドカードを見せればいいですからね。」
ナギは自分のギルドカードと思われる物を俺に見せながらそう言う
「では、ようこそヒャクヤ君、木の町モールに」
エサルが門を開きながら俺にそう言ってくる
「では、行きましょうかヒャクヤ。」
ナギが俺の手を掴み微笑んでくる
「そうだね、行こうか」
俺達はエサルに軽く挨拶をしてから一緒に門をくぐり、木の町モールに入って行った...
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