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ウエポンマスター 異世界編  作者: K
拾八章
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拾八章─殺陣と殺人─

円盤「はっはっはー!案外カスカスだなァ、お前等ァ。」

棍棒「フン、今のが最強、だったんならな。」

機械「何を言っている。後先考えず真っ直ぐ突っ込んでくるような単細胞の間抜けちゃんが、強いわけなかろう。」

鎌「そうだろう?密偵(スパイ)の荒屋(アレシア)。」

優「なッ…」

アレシア「『聖槍(クリアランス)・覚醒(レボリューション)』」

轟音と共に、聖槍から、輝かしい、しかし黒く満ちたオーラが放たれる。

流「まさか、ホントに─」

明「どうりで、似てたワケだ。」

宰「『荒し屋』で『アレシア』ねぇ。」

優「『アレス』のもじりじゃ、なかったってワケか!」

アレシア「『完了(コンプリート)』。『星魔器(パワーウエポン)』・『星魔槍(グングニル)』。」


凖「救急車は!?」

菫「もう呼びました!」

一「もう無駄だ…死んでいるッ!」

凖「何!?」

凖も城田の体に触れてみる。

確かに、体は氷のように冷たく、もう脈もない。

凖「凶器は─」

男子1「うわっ、何だこりゃ!」

男子2「逃げろーっ!」

グラウンドの方から、声がした。

トイレの窓から外を見るが、見た感じ異常はない。

一「真下だ!見ろ!」

─見ると、百股の鞭のような金属の怪物が、外にいる生徒達を、今にも喰わんとしていた。

だが口は見えない。

凖「何だ、あれは!!」

一「僕に聞くな!」

女子2「あの人、怪しいんじゃない!?」

男子3「へっ、僕?」

女子1「そうよ、あなたよ!あんたいつも、女子トイレの前うろちょろしてるじゃない!」

男子3「ちっ、違うよ、僕は…」

凖「女子トイレに仕掛けた盗聴器の回収のため。ってところかな。」

女子1「はぁ?」

凖「ほら。ここからじゃちょっと取りにくいけど、見えるだろ?個室のドアの上に仕掛けてある、黒い異物が。」

女子2「ホントだ。」

女子1「あんた…」

男子3「ひいっ!」

女子2「でもなんで盗聴器なの?普通はカメラを─」

凖「カメラだと、バッテリーの消費も早い。コンセントに仕掛けるんならまだしも、そんなのトイレにはない。

さらにカメラで撮るということは、カメラから見える位置…つまり、撮られる側からも、撮る側からも、互いが見える位置ということ。

要するに、カメラだと、バッテリーの消費も早く、見つかる危険性(リスク)も大きい。

百害あって一利なし、というわけさ。」

一「なっ、なるほど…」

菫「あなたねぇ…」

男子3「すっ…すっ…すいませんでしたぁぁぁ!!!」

「……………」

凖「他に誰か、うろついてたとかは?」

女子2「な、ないけど…」

凖「あんた、最初に見つけたんだよな。心当たりは?」

篝「ない…」

菫「ちょっとあなた?頭がよろしいのは分かりましたから、私の友達にあまり話しかけないでいただけます?いみじくも貴方が仰いましたように、この子は今、血だらけの先生を最初に見てショックを─」

凖「なぁあんた等、本当に見覚えないのか?あの鞭の怪物。」

一「だからないって!!」

凖「ほう?本当に少なかったようだな。奴があれを見せたのは。」

菫「奴ぅ?」

凖「仲間に教えてもらったんだよ。昔見た、奴の力の一部を!もしかしたら奴かもしれない…」

一「奴って?」

凖「今回の事件の、五人目の容疑者だよ。」

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