猫は意外と忙しいのです。
今日は土曜日だ。
なので、大量にキャットフード購入に駆け回る。猫の王様な何かと忙しいのだ。
『擬人化』を取得した猫もいるが、人のフリをするのは無理があるが、ミニアシスタントが居なくても調理魔道具の操作はできるようになった。
「こんなに買って持てれる?」
「大丈夫!お迎え来てくれるから」
キャットフードを大量購入のハシゴをしている。
人が少ない所はでは高級品の缶やパウチ品を購入して、一人でも持ち帰るサイズを購入している。
これは頑張った猫に褒美として与える品にいつの間にかなっていた。
王様も頑張ってるから誰かご褒美ください。
明日、交換する『マジック袋』様の袋やポーチを買いに行くが、ちょうど良いサイズの袋が見つからない上、100円均一は全て口がファスナーになっていた。猫でも分かる「これはあかん」と。
(そういえば、ミキがどこぞの雑貨屋で可愛いハンカチ買って貰ったと俺とミミに見せてたな)
少し離れた郊外にあるおしゃれな雑貨屋だった。
試しに覗いてみたら、お目当ての巾着袋とカントリーなボタンで止めるポーチを発見!
柄が可愛すぎるが、気にしない。
一つずつ購入。ついでに
「お父さんにプレゼントしたいけど、ちっちゃな袋ってあります」
「そうね、こんなのとかは?後はこんな感じのものかな。でもちょと値段が高いかも」
なかなかのデザインのチョイスだ!
「これください。お兄ちゃん達と一緒に買うから大丈夫です」
後から思ったのだが、俺達が使用する訳でないなら普通の布鞄でもよかったのでは、更に言えば袋を用意してもらえれば良かったのでは…。
気にしたら負けなので、今日のところは忘れよう。
「かっ、可愛らしい生地の袋だな」
ごっついおっさんの掌に、ウフフなお花畑が見えますね。今日のお相手はギルド長さんだ。
「王様から言われた。付与するから、好きな袋をくれって」
猫には作れないから、袋ください。
「分かった。袋は4つ用意しておく。それと、肉はその時の時価になる為、決まった量は約束出来ないが、今回用意分の前後の量が後4回ほど渡すことが出来る」
確認したがそれなりの量を用意してもらえた。
今日の目的である、靴とマントの採寸をする日だ。初めてのオーダーメイド?の靴だ。人間だった時でも無かったと、記憶の俺が興奮している。
「俺のサイズより二回り大きく作って欲しい。俺が一番小さいから」
「紐で多少は調節は出来ますが、サイズは数種類作らなくて大丈夫ですか?」
足のサイズを採寸していた。中年のおじさんが困った顔をして質問してくる。
「王様はサイズ調整する魔法持ってる。大きいのを小さくは出来るって言ってた。だけど、凄く違うサイズは変更するのは難しいと言ってた」
「「「!!!」」」
「そっそれは何と言う魔法でしょうか!」
靴屋のおじさん食い気味に聞いてくる。
「多分、王様しか知らない」
何か興奮気味だが、何でも出来る王様はすごいのだ!架空の王様、万歳!
採寸は程なく終了した。お疲れ様です。
「あっ来る途中で、空飛ぶモンスター倒した。デカくて捌けない。食べれるなら肉が欲しい。素材は買取で」
「何を倒したか分からんが、いいぞ。解体場所に案内してやる」
一緒に向かうが歩幅が違い過ぎで、二本足の猫は駆け足状態だ。
「ここが解体場だ、ここに出してくれ」
指定された場所は、お昼寝するには最高な場所のママさん達のダブルベッドの大きさほどの机だった。
(ベットはお日様が当たってポカポカで最高!)
「ここじゃぁ小さい。もっと広い場所に」
「そんなにデカいヤツか!なら奥の場所にしよう」
向かった先は、学校の体育館みたいな所だった。解体のお兄さん達もやって来た。
「よし、ここに出してくれ!」
「分かった」
鳥のモンスターをポーチから取り出すフリをしてアイテムBOXから取り出す。
「「「「ロック鳥!」」」」
「肉は食えるか?」
【判定】では「毒ではなく美味しく食べれるか」で「Yes」判定だったが念の為に確認をしておく。
前回、倒しちゃいけないモンスターはいないと確認済みだから安心だ。
「これをどうやって討伐した!」
興奮しながらギルド長が質問してくる。
「ん〜空飛んでたら、ぶつかった」
「「「「?」」」」
何か変なこと言ったか?
「いやいや、ぶつかれば質量的にも君が潰れるでしょう?」
解体のお兄さんに突っ込まれた。
「ぶつかっても俺は大丈夫な魔法だ。相手はあんな感じで穴が空く」
鳥のお腹に貫通した後がある。
「気をつけて飛んでたが、大きくて避け切れなかった」
肉は極上品らしく、問題なく食べれる。素材は全て買い取ってもらえた。
「ロイ、お前は星ランク3で良いぞ」
ギルド長が新しいカードを差し出してきた。
「まだ、一度も依頼受けてない」
俺の記憶が、『絡まれる』『フラグ』と言って騒がしいが、意味が分からない。
「なら、今までで討伐したモンスターの中で、一番の大物はなんだ!!一人で討伐じゃなくても良いぞ」
「ん〜いつもモンスター倒すのは俺一人でやってるが。そうだな、最近だと頭が3つあって黒くてでっかい犬」
「…どのサイズだ」
「さっきの鳥と同じぐらい。執拗いやつだった。俺を食おうとするから、逆に口ん中に突っ込んでやった」
ちょっと自慢。
「訂正する。星5だ」
ギルド長が新しいカードを引っ込めた。
「?」
肉は明日には貰える。少しギルドにも卸して欲しいと頼まれたので、少し分けて上げる。帰りに頼まれた鞄を渡された。
「明日、肉を取りに来る」
「今回は、どうする?何か希望の品はあるか?」
「ん〜、今、欲しいものは、靴とマントだ、それも追加で作れるだけ頼む」
「そんなに、入用なのか?」
「子どもが多いからな、直ぐではないが数は欲しい」
将来、子ども達の為に出来るだけ確保しておきたい。
まだ通える範囲だが、そろそろこの街に…あっ、この街の名前聞くの忘れてた。明日にでも聞いておこう。
「ロイが帰ってきた!」
「あら、ロイは毎日お出かけばっかりで、何してんの?」
「な〜お〜(お仕事です)」
「一緒に遊ぼうと思ったのに!ねぇレン!」
「ロイ!ペケ!」
昨日と今日、留守にしてたからミキとレンはご機嫌斜めだ。
「なう〜ん(ごめんね〜)」




