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猫は謎の聖女(?)に出会う。

ブクマ!ポイント評価★!リアクション!応援ありがとうございます!!

今後とも、ブクマ!ポイント評価★!リアクション!応援よろしくお願いします。


今回の物語も楽しんで頂けましたら幸いです。

「これなら、浄化のレベル3でもいけるぞ。向こうのは浄化のレベル2で大丈夫だ」

 現在は王宮内で呪い消しツアーを結構中だ。

 基本、スクロール取得した人間達によって行われているが、流石は王家だけはあって、ある程度の連続使用を行なっているが、未だに誰も魔力切れにはなっていない。


 一緒について回っている宰相様達と浄化について話をしていると、【神聖魔法】は御伽話のに出てくる魔法だと思われていた様で、「神聖魔術も試してみるか?」と尋ねてみたら、周りの人間達も興奮気味にこちらを見て驚かれる。

「そのような品をお持ちなのですか!?」

 興奮気味に宰相様が尋ねてくる。

「以前、使用できるか試しに王様に作ってもらったが、魔力不足せ使えそうも無いので、ずっとしまい込んでいた品だ」

 以前のグーデルンの実験用で使った【付与】しておいた石だ。

 以前と同様にちゃんと『神聖1』と書いてある。あの時、誰か使えるかな〜と思い内緒で作っておいた。


「…これですか…」

 石をみた瞬間、先程までのハイテンションは何処かにぶん投げた様に、皆んなテンションが明らかいに急降下している。

「猫クオリティーだ」

 神々しさを感じたかった様だが、期待させて悪かったな。


 試しに使ってみてもらったが『神聖1』の発動は出来ても1回しか使用は出来なかった。やはり、魔術であっても魔力量が足りない事が原因だった。

「記念でこれやる」

 石は宰相様にプレゼントする(押し付ける)。

 俺が持ってても意味無いし、猫さんキラキラじゃ無いとどっかに捨てちゃうからな。

 こう言った処理が困る品は人間に渡すのが良いと知った。


 殊(こと)の外(ほか)、王宮内は呪いの品は少なかった。

「判明した物はすぐに浄化してますか、ベルナドル家に依頼しておりますので比較的少なく感じるかもしれませんが、如何せん、いつの間にか置かれている場合がございます」

「王家とは大変だな」

 少し困った笑顔で宰相様が笑って答える。

「それだけ多くの者を纏めるのが大変なのです」


 だが同時に、ベルナドルのお屋敷が異常だったのは理解できた。

 いつの間に持ち込まれる『呪い』これが王家の普通なのだろう。

 俺は引き続き、監修しながらレベルを指定して回っていく。




「これは、普通の浄化じゃ〜無理だな」

 やはり王家にはそれなりにヤバい品があった。


 美しい人間のメスが描かれが一枚の絵画だが、半端なく凄い。

 立派な絵画だが、絵の人物が明らかにこっちを睨んでくる。

 俺達が浄化しようと近づくと、美しい人間の姿が一変して目が血走った鬼の様な顔に変わっていく。

「普段は厳重に保管されていますが、国王陛下も可能なれば是非と申されました」

 ラスボス級に凄い呪いの力だ。是非、この絵の由来を聞きたい。

 とても気になるからさっさと浄化したいが、通常の浄化では少々難しそうだ。


「普通の浄化じゃあ無理だから、これは俺が浄化するぞ」

 【神聖魔法】でチャチャっと浄化する。【神聖魔術】でなくても問題ないだろう。

「〈清浄化〉」

『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁやめろ!』

 絵の中の人物が悲鳴を上げて苦しむが、やめる訳ない。浄化だ!浄化!


 途中で、美しい人間のメスの姿に戻り俺を誘惑しようとしたが、無駄だ。俺は猫だ。

 今度は、美しいメス猫の姿になり、又もや誘惑しようとしたが、無駄だ。俺の思考の一部は人間のままだし、妹のミミの方が可愛くて綺麗だ。言っとくが別にシスコンではない。

 更に今度は、美しいオス猫の姿に……ふざけてるのか!?


 俺がダメだと分かると、今度は周りに居た魔法士達に【魅了】を掛けて、俺を襲わせようとしたが浄化だ!浄化!纏めて周辺も一緒に浄化しまくってやった。


 浄化後は、絵のなの人間は消えて真っ白なキャンバスになっていた。


 話によると、聖女を閉じ込めていた絵画だったようだ。

「アレが聖女なのか!?なんでそんなことするんだ?ってかなんで閉じ込めた?」

「正確には、邪神として異界の女神を閉じ込めようとしたこの絵の聖女が失敗して、逆に己が封印されたとされています」

 話がややこやしい。何で異界の女神が邪神なんだ?


「なんでそんな物騒な絵が王宮にあるんだ?ってか聖女はなんで封印しようとしたんだ?」

「細かな理由は分かりません。ですが当時の王太子が【魅了】を掛けられており、いつの間にか王宮に運ばれていまして、絵画に操られて当時の国王陛下の暗殺を企てたとされております。当然、絵の破棄を考え燃やそうとしましたが火を付けても燃えず、遠くに捨てるにして運搬する者を呪いを掛ける戻ってる始末で、仕方なく地下深くに仕舞い、対抗できる体質の者しか近づかないようにしておりました」

 てか、あの目が血走った鬼の様な顔が聖女様なのか?顔で聖女には選んではなかったのかもしれない。


 どうやらこの部屋は、ヤバい品や曰く付きの品が集められた場所だった。宝物庫だと思っていたが勘違いだった。

 どうりでキラキラしてない訳だと納得する。

「強力に浄化したから、周辺の物も浄化しちゃったぞ」

「問題ありません。後日この者達で浄化予定でしたので助かります」

「あ〜仕事取っちゃって悪いな」

 一緒に浄化作業していた人間達に謝った。


「いいえ。助かりました。実は王妃陛下を初め、ご婦人方から早急に粉白粉の『浄化』の業務を仰せつかっておりますので、ここの作業はいつになるか分かりませんでしたので、本当に助かります」

 何処もかしこも『粉白粉の浄化』で、俺のスクロール取得者が引っ張り凧の様だ。

 もしや仕事を増やしてる原因は俺なのか!?

 気がついた頃には既に王宮ツアーは終了となった。


 ショックを受けている猫に宰相様が話しかける。

「今回の事と『貴婦人病』解明の報奨授与の打ち合わせの為、既にグーデルン伯爵にはご連絡いたしましたので、ご一緒に明朝の登城をお願いします」

 一度に終わらないもんだ。




「こちらにスクロールの依頼内容が書かれております」

 グーデルン伯爵邸により、依頼書とスクロールが入ったマジック袋を受け取る。

「すごい量だが、大丈夫か?こんなに作って」

 渡されたスクロール依頼の数を見て驚く。どう数えても300を超えている。

「問題ないかと思われます。王都では教会が治療の拒否が続いており、近隣の街でも同様な事が起こっていますので、各街の薬師ギルド方々を中心に、取得希望者が増えている状態です」

 あ〜『獣人国と仲良くするなら教会を引き上げるぞ』か

「ですので、今後も更に需要が増えるかと思われます」

 これは俺が原因だな。ならば責任とって頑張って作るしかないな。


「明日なんだけど」

「はい。ご連絡は受けております」

「明日も王宮に行くことになった。報奨授与の打ち合わせって言ってたけど、服着た方が良いのか?」

「着てかれた方がよろしいかと」

 さすが執事さん、困ったことは執事さんに相談しよう。

「では明日の朝、ご主人様とご一緒に馬車での登城をお願いします」

「え!?馬車で行くの!」

「当然でございます。今日は宰相様からのご依頼で、作業が主な登城理由でしたので特に問題ありませんが、今回は話が別です。明日の朝ご準備の為、此方ににお寄りください」

 執事さんがそう言うんだから仕方ないが、明日は領主様と一緒に登城しよう。

引き続き、お付き合いくださいませ。

★★★★★★★★★★★★★★★★

 【更新スケジュール】 

 火曜日・木曜日・土曜日  21時

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無断転載、無断使用は固くお断りいたします。


★同日 17時30分に更新★

『只今、異世界潜伏中です。〜脱獄したら、王様にジョブチェンジ?!〜』(おっさん多め)も宜しければお楽しみくださいませ。

こちらの作品は猫さんより1ヶ月先輩の初作品です。

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