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猫は兎に角忙しい。

ブクマ!ポイント評価★!リアクション!応援ありがとうございます!!

今後とも、ブクマ!ポイント評価★!リアクション!応援よろしくお願いします。


今回の物語も楽しんで頂けましたら幸いです。

「まさか直ぐにいただけるとは、感謝いたします」

 昨日頼まれたスクロールを宰相であるナイスミドルなイケオジのデルモア様に納品する。

 最近の作業場所は、ミミの影の中だ。【影魔法】の【影部屋】を作りその中で行っている。

 以前はグルンで作業していたが仔猫達が構ってっと、じゃれついてくるので作業が捗(はかど)らない。


「で、いつ呪いを消しまわればいいんだ?」

 今後の予定を宰相様に聞く。

「今回いただきましたスクロールを使用する魔術士と一緒に回ることになりますので、明日以降の予定となりますので、今日の夕方までにはグーデルン伯爵邸にご連絡いたします」

「じゃあ帰るな」

 一刻も早く退城したい。下手に城にいて王妃様達に捕まると大変だ。

「あ、お待ちください。城の料理長が是非お会いしたいと申してますので」

 何な面倒うな予感がするが逃げれない。人間の時の感覚が邪魔をして逃げれない。猫だから物理的に窓からでも逃げれるがな。


 暫くして、宰相様の執務室に料理長と3名の菓子専属職人がやって来た。

 やはり面倒な案件だった。

 プチケーキのレシピを是非にと、俺の弟子入り希望者だった。


 俺からは王様から特別に貰ったものと伝えるが、どうしても新年の祝賀のメニューに入れて欲しいとお妃様達に言われており、今までにない菓子だった事もあり、俺への弟子入りすることを懇願した。

「弟子なんかになっても俺はケーキは作れないぞ」

 料理人じゃないし、ましてやただの猫だ。

「はい聞き及んでおります。秘伝のレシピは口伝でのみキャット商会に伝えていると聞きお読んでおります」

 

 どこからか、変な伝わり方をして王都に辿り着いたようだ。

 俺が日本語で書かれている文章を読んでそれを書き留めているだけで、別に口伝でも何でもない。

 秘伝ではないが、キャット商会の皆んながレシピを厳重に保管しているからそう思われてる様だ。

 だが、面倒だな。他にも弟子入り希望者が現れる可能性が高い。


「今回は王様に頼んで追加を貰えるか聞いておこう。ただし、今後は自分達で頼む。作り方はグーデルンに来てメモした物を見せてもらえ」

 料理人達が目を点にして驚く。

「タダで見せていただけるのですか?!流石にそれは…」

「ええ、王家筆頭料理長としては名誉の為に頂けません」

 菓子職人の男と料理長が頑なに遠慮する。


「じゃあグーデルンに居る間は、正しい調理の仕方をウチのメンバーに教えてやってくれ。アイツら全員料理は独学だったからな」

「それだけでよろしいのですか?」

 宰相様も提案に対して尋ねる。

「ああ。ただ条件としては、教えるメニューの中で、ウチの商会でしか手に入らない食材ばかりを使用するメニューはダメだ。王都に卸す量が足りない。後は、わざわざウチまで来てくれるんだ。問題は無い」


 こうして興味がある料理人数名がグーデルンに赴き、ケーキレシピと交換にキャット商会のメンバーに調理指導してもらうことになった。


 また本屋に行って新たな菓子やケーキ作りの本を探してみよう。

 微妙にやる事が増えていく。俺が原因なのか?


 急いで日本に帰り、タカシに連絡して近くの公園で待ち合わせする。

 なぜ、公園で待ち合わせかと言うと、タカシの甥っ子のナオトが家出して今はタカシの家に居るそうだ。

 なので見つからないように、近くの公園の駐車場で待ち合わせとなる。

 仔猫達もタカシに直接お願い出来なくて、既に困っているらしい。

 当面は俺が伝言して買って来てもらい、後日グルンに届ける事になった。

 やはり、微妙にやる事が増えていく。これは俺が原因ではないよな。


 公園の駐車場で待っていたタカシの車に乗り込んだ。

「お待たせ、今日の買い出しはケーキ屋を中心にお願いしたい。あとはシャンプー系の購入だな」

「分かったよ。まずはケーキからね。それにしても最近特にケーキの買い出しが凄いね」

 買った量が半端ない事は知ってるので驚かれる。

「王様や貴族様達にせっつかれてな。ストックがなくなりそうなんだ」

「結構買ったと思ったけど。じゃ〜大手を中心に専門店を回るようにしよう」

「頼むよ」

 本日の爆買いコースが決まり出発する。


 車内での会話は専ら最近の報告になっていた。

 俺は城の様子や、貴族や王様について話す。タカシは甥っ子の事が中心だ。

「一応、家出してきてるから家族も心配すると思って、義姉さんには連絡しておいたんだけど、兄貴は『勝手にしろ!』って迎えに来る様子もなさそうなんだよ」

「向こうが良くても、こっちが困るって言わなかったのか?」

 猫じゃないんだ。勝手にして人間の野良さんになっても良いのだろうか?


「あ〜ナオトの気持ちも分かるからなぁ〜。大学の入学式の日まで預かって欲しいて義姉さんに頼まれちゃったし」

「相変わらず人が良いなぁ。まぁだからこうして俺の買い物付き合ってくれてんだけどな」

 タカシのお人好しのお陰で、なんとか買い出し部隊長として買い出しができている。いや待て!タカシが買い出し部隊長でも良いかも!


「違うよ。これはトノちゃんからお給料を貰ってる歴とした仕事だし、正直言うとこの爆買いツアーって、結構楽しいんだよね」

 残念、お給料払って仕事してくれている買い出し部隊の部員だった。


 いつもの様に店頭に並べられたショートケーキを購入しまくる。勿論、それだけでは足りないので予約をする。

 ケーキの予約は2日前からなら電話でも可能なので、種類と数を先に注文して支払いを済ませておく。受け取りの日にちが決まったら、改めて2日前に連絡する事になった。

 これを数軒の店で行えば大量のケーキが確保でき、大きめなホールケーキまでも大量に確保が可能となり大助かりだ。


 後は、ドラッグストアやホームセンターを回ってシャンプー関連を購入していく予定だったが、既に空は茜色に染まっているので今日の買い物はここまでとする。

 最後は、タカシがストックの買い出した物を受け取って終了となる。

 既に、ストックリストにもシャンプー関連も入っているので足りなくなる事は無いと信じたい。


「じゃあ、夜にでも今後の予定を送るな」

「分かったよ、じゃあねトノちゃん。仔猫ちゃん達によろしくね」

 暫く中止されてるタカシの家に訪問だが、何気にタカシも仔猫達の襲来はそれなりに楽しかったらしい。


 俺は、もう一度、異世界の王都のグーデルン伯爵邸に戻り、王宮からの連絡を確認する。

「連絡を承っております。『明日から依頼を』との事でございます」

 執事さんのセバルスが言伝を伝えてくれた。

 王都では、新年の祝いの前後はあちらこちらでパーティーが開かれており、出席の為領主様ご夫妻はお留守のようだ。


「分かった。明日は直接王宮に向かうから、何かの伝言は帰りに顔を出すからその時に頼む」

「承知いたしました。では、『獣人国専用窓口』からスクロールの追加をとの伝言がございます。スクロールは明日にでもご用意されまずので、その時に種類とレベルの指定されるとの事です」

「あんなに有ったのにか!?量によるが2、3日掛かるかも知れないと伝えておいてくれ」

「承知しました。あと、ご婦人方の集いである『マダムの微笑み』からお茶会のお誘いを承っておりますが、いかがいたしましょう」

 と招待状を差し出された。やめてくれ、俺は忙しい。


「王宮からの依頼が多いから新年過ぎても時間が無いから断りたい。どうやって断れば良いんだ?」

 招待状を眺めながら断り方法を考える。

「こちらからお断りのお返事をいたしておきますので、ご安心くださいませ」

 流石は、仕事が出来る執事さんだ!俺にも仕事が出来る執事さんが欲しいです。


 秘書のカイトは真面目に仕事してるけど、ベルダからの仕事依頼を断ってくれない。

 ベルダが秘書になったら、俺の休みが無くなるだろう。

 俺にも仕事が出来て味方になってくれる執事さんが欲しいです。

引き続き、お付き合いくださいませ。

★★★★★★★★★★★★★★★★

 【更新スケジュール】 

 火曜日・木曜日・土曜日  21時

★★★★★★★★★★★★★★★★

無断転載、無断使用は固くお断りいたします。


★同日 17時30分に更新★

『只今、異世界潜伏中です。〜脱獄したら、王様にジョブチェンジ?!〜』(おっさん多め)も宜しければお楽しみくださいませ。

こちらの作品は猫さんより1ヶ月先輩の初作品です。

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