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猫は神のお金を使う邪神のしもべ?

ブクマ!ポイント評価★!リアクション!応援ありがとうございます!!

今後とも、ブクマ!ポイント評価★!リアクション!応援よろしくお願いします。


今回の物語も楽しんで頂けましたら幸いです。

 お茶会の翌日は王都での予定は全てキャンセルにして、ケーキやシャンプーなどの補充を中心に買い出しをする。

 王様の手伝いしないと数が確保できない。という設定にしているので、誰も止めない。


 俺の中での設定は、グルンのダンジョンの『買い物ボード』という設定にしている。(忘れそうだから)

 猫さん達に探りを入れても「王様しか使えない」「王様だけが買える品」「ハク達が少し買える」「王様とタカシが買って来てくれる」「ここのお金では買えない」「紙のお金じゃないと買えない」と本当の事を話しているが、ミックスされて内容が余計に分かりづらくなっていた。


 そいしていつしか『紙(・)のお金じゃないと買えない』が『|神(・)のお金じゃないと買えない』に変わり、『ハクという宰相一族が一部の品の購入が許可されており、タカシという神の使徒殿が購入手配をしてくれる』と、壮大なスケールで話が出来上がっていた。

 訂正しないのかって?凄い品だから、大量購入は無理だと思われてた方がありがたいから放置だ。



 今の時期は、良くも悪くもタカシのアルバイト先は、大学や高校の卒業生などがバイトのスケジュールをふんだんに詰め込んだ事で、タカシの入るシフトが少なくなっていた。


 なので、通常の補充はタカシの買い出し分で賄えそだ。

「今の時期だと、冬物の生地が処分されてるって言ってたから、この前行った問屋さんに行ってみる?」

「そうだ!生地を購入予定だった事を忘れるところだった。そこも頼むよ」

 早速向かおうと車に乗ったところでタカシのスマホが鳴り出しす。


「あれ?誰だろう。もしもし?」

 知らない番号なのか。不思議がるが電話に出る。

「あ!ナオト!?どうしたの?…うん…うんっえ!出かけてるから無理だよ!…うん…あ〜でも無理だよ。僕と関わってると君の父さんに叱られるよ」

 どうやらタカシの甥っ子さんのようだ。彼は家出をしたらしく、タカシの家に転がり込もうとしている。


 元祖『猫のパレード奇行』の所為(せい)で、街のホテルはどこも満室状態の為、現在、タカシの甥っ子は宿無しのようだ。

「どの道、今は家を留守にしてるから、夕方連絡するからそれまで何処かで時間を潰しておいで」

 スマホを切るとハ〜と大きなため息を吐くタカシ。

「悪いな、俺の買い物を優先してもらって」

「問題ないよ。別に向こうも急の連絡だったし、トノちゃんが置いた石像とかを見学しながら時間潰すって言ってたしね」

 新たに登場したタカシの甥。嵐の予感。……なのかは知らないが、なんとなく言ってみたかった。

 とりあえず、本日の予定をこなして行こう。



 生地問屋では冬用は処分品の生地と糸、端切れなど選び、春用として軽くて透けている薄い生地のオーガンジー生地を中心に大量に購入していく。

 余りに大量に購入するので、定員さんに尋ねられている。

「妻がコスプレ衣装に凝っていましてね。ご近所の子ども達の衣装を頼まれまして」

 とタカシが誤魔化していた。

 そんな事で誤魔化せるのかと思いきや、結構いる様で納得された。ただ、旦那さんが買い物に来るのは珍しいと定員のおばちゃんに言われていた。


 ケーキは春を意識した可愛らしい彩りと飾りがついたケーキが多く揃えられており、こちらもいつものように爆買いしていく。

 こちらは、友人の誕生会用とか、うちわだけの結婚式用だとか、理由を毎回変更している。

 ついでにホールケーキも多めに購入、予約ではないので大きいケーキは手に入らないが、小ぶりなケーキなら当日でも手に入る事はある。

 中々数が揃わないから、見つけ次第購入をしている。だって昨日のお茶会の様子を見て俺が思ってたより消費が激しく、購入するケーキの量が少なかったと反省したからだ。


 シャンプーなども、通りがかった薬局を5店舗ほど回り、かなりの種類と数を確保していく。

 タカシにシャンプーなども補充リストに加えてもらった。



「じゃあ、俺は今日はこのまま帰るな」

「うん、ごめんね。買い物の日程が決まったら、しばらくはLINEでよろしく。ケーキの予約もその時ついでにしておくから」

「よろしくな。じゃあ」

 俺は途中下車で、棲家に帰る事にした。甥っ子が来るのでしばらくはLINEのみの連絡となる。

 タッチペンを使って打てるから猫でも大丈夫。


 四日後は王様とのご対面だ。頑張って、グーデルンの隣の土地を貰いるように媚を売ろう。

 猫さんは媚を売るのは得意なのだ!と気合いを入れる。





「グランダス聖王国から公式に表明されました。彼ら獣人族は魔王の僕(しもべ)です!関係を持つなど神の意思に反します」


 説明しよう。

 俺とレドラス様と一緒に登城した。んで、今は王様や貴族の人達との謁見の間で王様にご挨拶をする様に、王様の前までやって来た最中だ。

 大雑把だって?そう言われても俺もそれ以上説明しようがない。王様に挨拶しようとしたらキラキラした貴族のおっさん達が出てきて、代表のでっぷりおっさんにいきなり言われて今に至る。

 タカシではなく俺の方が『嵐の予感』だったようだ。


「ドンベル伯爵。王の御前です。発言をお慎みください」

「いえ、これは我が国の存亡がかかった事案でございます。どうか同盟など為さらぬ様お考え直しください」

 恭(うやうや)しく王様に頭を下げているおっさん達を猫はジーっと見つめていた。


(獣人族は魔王の僕(しもべ)などと、アホな事を公表しているグランダス聖王国は勇(・)者(・)だな。勇者は頑張って俺達に構わず、魔王討伐に全力を注いでくれ。魔王が何処に居るかって?猫に聞かれても知らんけど)

「ロイ殿。何か発言があれば自由にして良いぞ」

 余所事を考えてたら王様からの発言許可が出た。


「それって、グランダス聖王国が本当に公式にしたの?」

 キラキラおっさん達に問いただしたが、誰も答えようとしない。無視された。まぁ、それならならそれでいい。

「俺たちが『グデデの大森林』に連れて来られた経緯を知らないんだね。んで誰が連れて来たかも知らないんだ。誰か知ってる?」

 周りを見渡してみるものの、どうやら勝手に発言出来ないのかも知れない。


「王様は知ってる?」

 なので、とりあえず王様に質問してみる。

「王に問うとは、無礼な!」

 無視してたキラキラおっさん達が急に怒り出す。

 鉄分不足か?

 イライラはカルシウム不足だというのは迷信だって、ママさんがテレビで見て驚いてた。

 と、関係が無い余所事を思い出す。


「良い、質問を許す。そうだのう。確かグランダス聖王国が連れて来たと聞いておる」

 王様が答えてくれた。

「では、グランダス聖王国は、何処から俺達を連れて来たか知ってる?」

 更に質問してみる。

「うむ。発言を許す。誰か詳しい情報を知る者は居らぬか」

 王様の言葉に数名が、手を挙げ王様の前に現れる。


「情報によりますと、神から授かったと聞き及んでおります」

「神託があったとも聞き及んでおります」

 そう答えた人物に対して、キラキラおっさん達が又もや喚き出す。

「嘘だ!嘘を申しておりますぞ!」

 マグネシウムも足りてないな。

 テレビでは鉄分とマグネシウムをと言ってたのをママさんがメモしながら俺に話しかけていた。

 と、現実の話とは全く関係ないイライラについてのママさんの雑談が、俺の頭の中を迷走してるがそろそろ終了。


「その通り、俺達の仲間は連れ去られてグランダス聖王国にやって来た。多分そのグランダス聖王国が言っている神にだ。まあ、俺達からしたら仲間を誘拐したので、俺達からしたら悪神で敵だ。魔王の僕とか言っておいて俺達を僕(しもべ)としてダンジョン攻略しようとするグランダス聖王国も、俺達原獣人にとってはただの悪人で敵だ」

 飾りもしないストレートな猫さん達の意見だ。

「何を言うか!神を愚弄する悪魔の化身め!」


 饒舌に誹謗中傷に罵詈雑言がスルスルと次から次へと口から出てくる。

 いつも言ってるから口から出やすいのかな。凄い才能だ。

 ビタミンB群も足りてないな。睡眠不足もいけないとママさんがメモってたな。

 又もや余所事が俺の頭の中で迷(・)走(・)ランニングを始める。



 俺が頭の中で迷走ランニングしていると、王様が手を挙げるとピタリと静まった。

「グランダス聖王国に踊らされておるのう。儂の調べでも原獣人は神から授かったと当初公表されたと調べはついておる。いやはや、この様な未熟な者達が国の中枢を担っていたとは情けない。本日を持ち、この者達の役職を罷免とし、爵位も降爵とする。早々に立ち去れ」

 さっきまでの威勢は何処へやら。顔面蒼白のおっさん達が控えていた兵士達に連れ出されて行く。


「王よ!何卒ご慈悲を!」

 キラキラおっさん達が引きずられならが王様に嘆願しているが、

「ならぬ。今回の事で獣人国と亀裂が入り他国に交渉権利を奪われた場合、そちらの全財産を当てても全く足りぬ損失を出す所だった事も分からぬか!」

 王様が立ち上がって怒りを顕にして連れ出されるおっさん達に言い放つ。

 そんなに利益があるのか?猫の価値だと、蛇の脱皮した抜け殻と全てが同額なんだがな。


「今回の行(おこな)いは、まさしく国家転覆罪に値する行い。よって正式な処分については追って言い渡す」

 宰相様かな?王様の隣で進行していたナイスミドルなイケオジさんが冷ややかに、連れ出された人達に言い放された。


 猫は思った。

 あんなイケオジになりたいな〜、猫にイケオジっているのか?と。

 猫だけに興味の対象が常に変わる為、又もや関係ない迷走ランニングが始まる。

 猫だから責めないで欲しい。

引き続き、お付き合いくださいませ。

★★★★★★★★★★★★★★★★

 【更新スケジュール】 

 火曜日・木曜日・土曜日  21時

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無断転載、無断使用は固くお断りいたします。


★同日 17時30分に更新★

『只今、異世界潜伏中です。〜脱獄したら、王様にジョブチェンジ?!〜』(おっさん多め)も宜しければお楽しみくださいませ。

こちらの作品は猫さんより1ヶ月先輩の初作品です。

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