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猫はいつでも爆買いする。

ブクマ!ポイント評価★!リアクション!応援ありがとうございます!!

今後とも、ブクマ!ポイント評価★!リアクション!応援よろしくお願いします。


今回の物語も楽しんで頂けましたら幸いです。

「タカシ。これ以上、買い物増やすとお店の人に顔覚えられちゃうか?」

「どうしたの?トノちゃん。店員さんに顔を覚えられちゃうかといえば、既に覚えられてるだろうね」

 そうだよな、毎週大量の食事とキャトフード購入してればな〜。

「更に増えそうだからどうしようかな〜ってな。本当は『偽装』とかを付与したペンダントを渡したいんだが、タカシは魔法が使えないもんな〜」

「使ってみたいけど、こればっかりは仕方ないね。一人の時は今まで通りストックの買い出しで、トノちゃんと一緒の時に使ってよ。同じ店に行っても週2以上は明らかに目立つから」

 アイテム袋と違い、オンオフが出来ないとマズイので偽装用の魔道具は貸し出せない。


 最近、小山がある世界が賑やかだ。

 俺達が仕出かした『猫のパレード奇行』が、世界中に話題となって観光客の人間の数が増えていた。

 そして、野良さん達は日中グルンから戻っきては、ちゃっかり観光客に餌をもらっては、サービスで記念撮影参加したりしている。

 特に猫の石像周辺は有名スポットになっており、世界中で『今行きたいスポット100』の堂々1位になっていた。とテレビで流れてると、家猫やミミが教えてくれた。


 少し前までは「街ぐるみでのフェイクではないのか!」と噂されていたのだが、猫の石像に使用された材質が日本産では無いと判明された。

 更に詳しく調べたら、世界中のどの成分とも合致し無いと発表され、更に話題となり盛り上がってしまった。 


 なので猫関連グッズだけでなく、なぜかキャットフードまでも売れまくっており、近場でのキャットフード大量購入が難しくなっている。

 それが原因で、最近ではタカシが遠くまで買い出しに向かう羽目になっている。

 タカシの話だと、大量のキャットフードの行き先は、どうやら石像周辺の野良さん達の貢物のようだ。

 そうまるで『奈良の鹿さん』状態だ。

 一過性の事でもありがたい。どんどん猫に貢いでくれたまえ。


「これ、忘れない内に渡しておく。ボーナスな」

「ボーナス!?」

 タカシにニコニコ現金払いでボーナスを渡す。

「タカシのおかげで、向こうの商会の売り上げが凄くてな、かなり利益が出てるから、買い出し部隊のボーナス」

 現金手渡し…昭和ですな〜。と満足げに記憶の俺が呟く。

「ありがとう…ってこんなに!!えっあっ本当にありがとう。それにしても、異世界で社長さんしてるんだね。凄いよトノちゃん」

「いや。辞めたいけど誰も替わってくれないから、仕方なくしてるだけだ」

 王様も不人気職業だ。誰もやりたがらない。皆んな自由な猫ライフを楽しんでいる。いいな〜。


 日本では、年の瀬になっていた。どこもかなり賑わっており、頑張って大量に買いまくっておく。

 今なら、どこもかしこも大量に購入する人が多いので誤魔化せる。

 普段以上に買い出しを強化している。特に今回は食品以外にも買い出ししなければならないモノがある。


 向こうの世界の新年は、寒さが和らぐ春先だ。月の数え方が神様名なので、独特すぎて覚えられない。

 覚えられないのは猫さんだけかと思ったら、一般の人間達もあやふやのようで『春一』『春二』と12ヶ月を四季で割って1、2、3と数字で表現し、年初めは『初めの1日』から『初めの5日』の地球と一緒で365日になっている。

 時間は街の教会の鐘が、二時間毎に1の鐘から10の鐘を鳴って時を知らせる。

 猫さん達も頑張って覚えた。


 実は『猫のパレード奇行』以降、さらに多くの猫さん達がグーデルンの街を出歩いている。

 一応、街に出る条件として、『ギルドでお金の説明を聞く事』『数が100まで数えれる事』と『自分の身を守れる事』『街で無闇に魔法をぶっ放さない事』が人間の街での活動許可の条件にした。

 いつも収穫祭後のグーデルンは閑散とする冬期だが、今年は猫さん達の所為かとても賑やかだと、レフルドが教えてくれた。


 そして新年は、メルーベン王国の王様に挨拶にに向かう為、俺は王都に向かう事になった。

「最近の猫ブームで衣装が豊富だよ」

「…………」

 ペットショップでは猫用の服がかなり大量に売り出しているとタカシが話す。

 今回の追加購入は、王都行きの俺の衣装だ。


 普通にマントだけで行こうとしたら止められた。

 人間から見ると裸の猫さん。毛並みを主張したが、ダメらしい。

 王様の前で裸は………って事で服を作る事になったが、向こうでは全てオーダーメイドになる。

 中々にめんどくさいのでこっちの世界で揃える事にした。


「猫用じゃなくてもいい。どうせ擬人化スタイルだから、子供服で良いと思う」

 猫用は上半身は着てるが、下半身の服はない。猫じゃなければアブナイ奴だ。

「じゃぁ、今日は、食材周りのついでに洋服選びだね」

 そういう事で、大型ショッピングモールに連れて来てもらい、数点まとめ買いする。サイズは少し大きめを買っておけば、靴同様にサイズ調整できるから気にしない。

 子供服も、クリスマス用としてかタイミング良く、タキシード風やフリフリのドレスも多く売られていた。


「トノちゃん…。似合うとは思うけど、そのドレスを着るの?」

 ヒラヒラんしたドレスを手に取っている俺を見て、タカシがなんとも言えない顔をして質問してきた。

「俺じゃない。もし今後、女の子で着る必要があった時用に、ついでに買うだけだ」

 俺にだってオスとしてのプライドがある。

 ミキにフリフリ衣装をたまに着させられるが、それは飼い主奉公として甘んじて受けよう。


「手土産とかはいるの?」

「そうだな。聞いてなかったけど腐らないから、ついでに買っておくか」

 ついでに大量のケーキやお菓子を購入していく。今なら季節的に誰も怪しまれないタイミングだ。

 サンタの子供用の衣装やお菓子セットも豊富にある。

 サンタ衣装の中には、赤いマントもあり、フワフワした白い毛玉が付いている。王様っぽく見えるかもしれないので、取り敢えず買っておく。

 お菓子も大容量サイズで個包装無しタイプもあったので、これもついでに大量購入だ。

 やはりいつもと場所が変わっても、やってる事はいつもと同じ爆買いだ。

 

「お酒は?誰かの手見上げにあると良いじゃない?なんか小説ではそんな感じの事よく描かれてるから」

「おお〜!ナイスアイデアだ!大人だから酒やつまみでも良いかもしれない」

 銘柄なんかは分からないので適当な値段の瓶の物をまとめ買いする。種類も適当だ。ウイスキーやブランデー、ワイン、日本酒、ウォッカどんどん買い物カゴに入れていく。

 年齢確認は、タカシがおるから問題なし!

 かなりの高額になったが誰も怪しまないのでありがたい。

 手土産なら問題無い品だろう。

 つまみも忘れずに爆買いする。


「助かった。次の買い物は余程不足分がなければ、年明けまで大丈夫なはずだ」

「分かったよ。こんな時だけバイト先も忙しくて呼ばれるから、丁度よかったよ。追加が出たら電話してね」

「分かった。じゃぁ、頑張ってな!タカシ」

「トノちゃんもね」


 次に会うのは年明け予定だ。是非、そう出会って欲しい。

 ベルダさん達、たまには休んでください。

引き続き、お付き合いくださいませ。

★★★★★★★★★★★★★★★★

 【更新スケジュール】 

 火曜日・木曜日・土曜日  21時

★★★★★★★★★★★★★★★★

無断転載、無断使用は固くお断りいたします。


★同日 17時30分に更新★

『只今、異世界潜伏中です。〜脱獄したら、王様にジョブチェンジ?!〜』(おっさん多め)も宜しければお楽しみくださいませ。

こちらの作品は猫さんより1ヶ月先輩の初作品です。

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