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猫は王様の役目を果たしました…はず。

ブクマ!ポイント評価★!リアクション!応援ありがとうございます!!&誤字報告ありがとうございます。

今後とも、ブクマ!ポイント評価★!リアクション!応援よろしくお願いします。


今回の物語も楽しんで頂けましたら幸いです。

「ロイとミミも参加したのか?!昨日の騒ぎの空飛ぶ猫の行列に?」

 とパパさん。

「誰がやったのかしらね。普通の猫達も皆んな鳴いてたそうよ」

 とママさん。

「な〜ん(楽しかった)」

 とミミ。

「な〜おん(首謀者です)」

 と俺。


 猫さんパレードの夜は町中がパニック状態で道が大渋滞ししており、パパさん達が家に帰って来れたのはかなり夜遅くになってた。

 なので皆んな猫さんパレードは翌日になって、初めて知ったようだ。


「パパ!今日もテレビでもやってるよ!」

 ミキが指差したテレビの映像には、猫さん達のパレード映像が流れており、ミキとレンが猫さん達の謎踊りを一緒に踊っている。なかなか上手いぞ!

 あの日からテレビやネットでは、この現象の話題やニュースで持ち切りだった。


「ロイとんで!」「猫さんのダンス踊って!」

 お陰でミキとレンに上半身を持ち上げられて、強制的に2本足立ち状態にされたまま、俺とミミは二人に揺らされながら、なすがままに謎の踊りを強要されていた。


「それにしても何だったんだろうね」

「もし、本当に神様みたいなのだったら、開発によってお引越しされてしまったのかも知れないわねって、ご近所さん達も噂してたのよ」

 パパさんとママさんは今回の出来事について話していた。

 しばらく、人間達は謎の猫のパレードの話題で持ち切りだろう。


 そして、猫さん達も猫パレードの事で頭が持ちきりだ。

 しばらくの間、猫さん達にまたやりたいと強請(ねだ)られて困ってる。

 で、つい

「小山ではしないから、グーデルンのお祭りの時ぐらいだよ。勿論、領主様がやっても良いって許可してくれたらだけど」

 と言ってしまった。

 猫さんパレード要望に対して、俺は条件出して許可を出した。

 そうしたら、数匹の猫さん達が速攻でグーデルンの冒険者ギルドに向かい、ギルド長に泣き付いた。

 レフルド、しばし猫まみれ状態だ。


「お願いにゃ〜、祭りに参加させて欲しいにゃ〜」

「また踊りたいにゃ〜」

「領主様に許可欲しいにゃ〜」

「「「「「にゃ〜!」」」」」

 体中にへばりつく猫達。

 なんの踊りなのか、さっぱりの内容で懇願して泣きついてくる猫達。

 文脈からして大方『収穫祭で何か踊りを披露したい』のだろうと予想はついたのか、説明無しの状態でも理解してくれたのでありがたい。

 さすがはレフルドだ。

 あんなのでよく理解できたなぁと感心する。


 一部の人間にはご褒美状態のレフルド。

「俺は暇じゃない!」

 とは言ってはいるが、「おねがいにゃ〜」、「おねがいにゃ〜」とずっと離れようとしない猫達に、最後には

「分かった。領主様に伝えておく」

 とレフルドはギブアップしたようだ。


 こうして、収穫祭のお祭り参加が認められ、次のお祭りに目指してマントをカスタマイズする猫さんや、新調する猫さんが増殖。

 26階層以外にも22階層までたどり着いたゴールド隊のメンバーは鳥の巣で大量の宝石と鳥の羽根を確保して来た。

 なのでゴールド隊はほぼ全員が鳥の羽が付いたマントになっている。

 どうしても、大きな羽根を飾りたかった様で、大好きなのんびりお昼寝タイムを削って皆んな頑張ったようだ。

 マントを飾り付ける事に対する熱意が凄い。

 

 まだゴールド隊に入隊できない仔猫達や更にダンジョンに入れないちびっ子の仔猫達も、いつの間にかタカシに頼み込んで新たにマントを購入していた。

 タカシに頼んだらすぐに用意してもらえたようで、仔猫達は大喜びで沢山の宝石をタカシに渡してる。

 金額的にも大金で困るのだが、いつの間にか仔猫達が代金を置いていくらしく、部屋の物を動かすとコロリと宝石が転がって出てくるらしい。

 おかげでタカシの部屋は宝石の採掘所より宝石まみれになって困惑中だ。

 ごめんよ。猫さん達の金銭感覚おかしいし、まだ仔猫達はお金の指導はギルドで受けて無いから、支払いがメチャクチャなんだ。


 まあ、こっちでのやらかし被害者はタカシだけだから『やらかし猫の取り締まり役』は休憩中だ。

 時期的にマント調達のタイミングが良かったのだろう。

 あっちこっちでハロウィンの仮装用のマントが売っていたので、買いまくって来たらしい。


 ちゃんと仔猫が持ってきた宝石は俺が換金してある。

「凄い金額だけど…」

 かなりの金額になった為、俺に返そうとするが、

「仔猫達の気持ちだ。受け取っておけ」

 いつの間にか、タカシは仔猫達の御用聞き状態になっていた様なので、今後も起きるであろう『仔猫達のやらかし行為』に対する迷惑料だ。



 そんなこんなで、グーデルンの収穫祭でも猫さん達全員、キラキラマントを羽織っている。

 街の人間達は

「スゲ〜マントだな!あれ1つでも一生働かなくていい金額になるぜ!」

「それにしても、皆んな凄いキラキラマント羽織ってんなぁ」

「あそこにいる数匹、謎のお面みたいなの被ってるぞ。あれはカボチャか?何か意味があるんか?」

「猫のお祭りの風習かも知れんな。マントも皆んな羽織ってるから意味あるんじゃないのか?」

「いつも裸だから、マントを羽織るのが正装なのでは?」

「「「「おぉ!なるほど」」」」

 

 いつも裸だと!失礼な。

 この艶々な毛並みが目に入らぬか!控えおろう!

 そして、猫さん達が頑張ってキラキラに飾り付けたマントを刮目(かつもく)せよ!

 カボチャの被り物は本猫(本人)の趣味だ!!


 そして、謎踊りとマント自慢をしながらキラキラ集団がグーデルンの街を練り歩く。

 何となくハロウィンを意識してしまい、俺も街の子ども達にお菓子を配りながら、一緒に練り歩く。



 収穫祭終了後、メルーベン王国中にグルン獣人国の踊りは『猫のパレード奇行(きこう)』と名付けられ話題となった。

 『猫のパレード奇行』元祖である地球でも、日本を超えて既に世界にまで広まっていた。

 さすがグローバルだな!

 日本では『猫のパレード奇行』だけでは無く、俺が置いた『猫の石像』も超話題となっており、今後の扱いが世界中から注目が集まっているそうな。

 なんか猫の石像の場所を移動するのか、この場所に現状維持して管理するのかで人間達が揉めている。

 俺達的には、現状維持で頼みたい。

 だって『黒いぐるぐる穴』からスライムが出て来ない用の軽いフタ代わりだからだ。

 スライムが出て来ないサイズで穴は残しておき、石像の台座表面には【結界魔法】でコウティングしてある。

 完全に【封印魔法】で入り口を封鎖でも良いが、何だかんだで猫さん達は、夜にこっそり向こうの世界と行き来するのに使用している。


 この石像の移動反対運動のおかげで、猫の石像の一部周辺では開発が見直される事になりそうだと、タカシが小山に関する噂話を耳にして教えてくれた。

 既に野良さん達の新しい棲家は『ボロ家』とその周辺に移動しているので、小山への執着は薄れているが、やはり、今まで猫集会の場所として慣れ親しんだ地元の野良さんや家猫さん達は喜んでいた。


「これで王様の大仕事はひとまず終了したな」

 平和なグルン獣人国を眺めながらつぶやいた。


「王様!外の人達まだ居るよ」

「…………」

 聖王国は、まだやって来てる。


 フゥ〜、王様もすっかり忘れていましたな。

 まだ、王様としてやる事があるようだ。

【次の更新日】 8月1日 土曜日 21時

 最終話ぽいですが続きますので今後ともよろしくお願いします。


★同日17時30分に更新★

『只今、異世界潜伏中です。〜脱獄したら、王様にジョブチェンジ?!〜』(おっさん多め)も宜しければお楽しみくださいませ。

こちらの作品は猫さんより1ヶ月先輩の初作品です。


引き続き、お付き合いくださいませ。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

【更新スケジュール】

火曜日・木曜日・土曜日 21時

日程を変更する場合は【次の更新日】でお知らせします。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

無断転載、無断使用は固くお断りいたします。

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