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猫は視点を変えてみた。

ブクマ!ポイント評価★!リアクション!応援ありがとうございます!!

今後とも、ブクマ!ポイント評価★!リアクション!応援よろしくお願いします。


暑いですね〜。パソコンの置かれた部屋にはクーラーが無いので、隣の部屋から冷気を扇風機で送って執筆中です。(昭和感ありあり)

室内でも熱中症になりますので、皆様、水分補給を忘れずに!

毎年、軽めの熱中症になりかけてる自分としましては、ポカ●系の顆粒タイプは濃度の調整できるのでおすすめです。


話はそれましたが、今回の物語も楽しんで頂けましたら幸いです。

「大量大量!タカシのおかげだよ!」

 追加注文があった、調味料も大量に購入できたし、新鮮な魚も大量にゲット出来てウハウハだ。

「いいえ、トノちゃんのお役に立てて嬉しいよ」

 いつもの猫ファーストの返事が返ってくるタカシだ。

「俺の手伝いしてくれてありがたいが、他の仕事の方は大丈夫なのか?」

 他の仕事の合間の買い出しの仕事の依頼だったが、ここ最近では、丸々一日のお付き合いしてもらっている。

「問題無いよ。元々時間や出勤日を減らされてたし、トノちゃんと出会った辺りからかな、何だか周りからの風当たりが弱くなってる感じがするんだ」

 不思議がるタカシ。

「まっ、人生なんてそんなもんさ。何かの拍子に価値観が変わったりすれば、今までとは違う視点が生まれる。視点が変われば、周りが明るく見えて視野が広がる。視野が広がれば、今まで知らなかった新たな道も見えてくるもんさ」


 同じ道でも、真っ向から当たっていた強い風も、新たな避け方を発見したり、当たらない休憩場所を発見したり、進む苦労は変わってくる。

  人間は大変だ。猫になってそう思う。

 何でもかんでも『苦難を乗り越える事』(イコール)『立ち向かう事』を推奨されるすぎて『逃げる事』には否定的なようだ。

 『上手く避ける事』だったり『新たな道を見つけて脇道を通る事』だって立派な『苦難を乗り越える手段』だ。

 遠回りだろうが、迂回しようが、要は自分が求めるゴールを見誤らなければ問題ない。

 まぁ『苦難を乗り越える』はゴールでは無い。と言うことだ。


 今の俺は人間視点と猫の視点のハイブリッドな訳だ。おかげで対処方法が模索できてる。

 人間の視点とは違い、猫さん視点なら強い風なら進まない。風が避けれるのなら即脇道へGO!が正解である。

 

 タカシの場合、以前は生活の為の必死のアルバイトだったが、今は俺の仕事のカモフラージュ用になっている。

 時間を削られるというストレスが無くなったことが、『風当たりが弱くなってる感じ』の理由かも知れない。

 俺や猫さん達との出会いや、異世界という事実の発見で視点が変わったのかもしれない。


「……トノちゃんって猫だよね。何か偶に同級生や、それ以上の人生の先輩と話してるみたい何だけど」

「大丈夫。普通のただの猫だ」

 猫の母上から生まれた立派な猫である。3歳だ。


「…普通の猫って喋ったり魔法は使わないと思うけど」

 タカシが苦笑しながら問いかける。

「それは違うぞ!一部だが、昔っから普通に喋れたり魔法も使えているはずだ。だが、使用できるレベルの猫さんは大半がかなりのご長寿様ばかりだ。ご長寿様はめんどくさい事は嫌いだから魔法なんて使わないし、普段から寝てるから人間には気付かれていないだけだ」

 そう、昔から『化け猫』やら『猫又』などのと言われた大先輩方がいらっしゃる。

「人間が知らない猫の世界だね」

 ちょっとウキウキのタカシ。猫さん達の秘密が知れて嬉しそうだ。


「最近では若い猫さんも喋ったり、魔法を使ったり出来るが、こっちの世界では攻撃魔法は禁止しているだけだ。守らない猫は街から追放の刑になる」 

 もしもこっちの世界で使ったらところを人間に見られたら、野良さんはこの街からの追放となる。

 それぐらい重い刑にしとかないと、猫さん達すぐに忘れちゃう。

 飼い猫さんの場合は、猫さんのコミュニティからの追放だ。

 例外として、()()()()()()()()()()()でのおしゃべりはOKとなっている。

 タカシは気付いてない様だが。


「そんな決まり事があったんだね。でも街からの追放だけでよかった。もっと厳しい事になるかと思っていたよ」

 タカシは処罰内容を聞いて安心している。

「猫さん達にとっては死活問題だぞ。特に野良さんは安定して食料が貰えなくなる」

 そう言って、タカシのマジック袋化したカバンをポンポンと叩く。

「確かに、安定して餌が貰えなくなるって厳しい決まりだね」

「だが、そうでもしないとあっちこっちで魔法ぶっ放す猫さんが続出するからな。だからと言って自分の身を守る為に、全部の魔法を禁止してる訳では無いぞ。こっちの世界でも危険な事が多いから、目に見えないスキルや怪我を治す為などの治癒系魔法に関しては使用許可は出している。あくまで、『攻撃魔法』のみ使用禁止だ」

「なるほどね。驚きもあるが、魔法をあっちこっちで出されたら危なすぎるね」

 だからか、若者達はダンジョンに遊びに出掛ける事が多くなった。


「攻撃魔法を使いたいならダンジョンか、向こうの世界に行きなさいって言ってある。猫にとってダンジョンは人間で言うアトラクションなどの遊園地感覚だしな。但し、本当の命懸けだから迫力は満点だ」

 大暴れしても問題ないのでダンジョン内は、いつも大技連発中!

「へ〜どんな所か一度で良いから見てみたいな〜、魔法も見てみたいし、ダンジョンも見てみたいな」

 残念ながら、人間が入れるサイズはない。

 近くの山はあるが、幼児サイズであるので、大人は通れない。


「ん〜。今のところ発見した場所は、大人の人間はサイズ的に中に入れないからな。そうだ!スマホで写真なら取ってくるぞ」

「えっ本当!だったら、映像で観たいから、スマホで録画してもらいたい」

「そうだな。連絡する所はタカシしかいないから、存在忘れてたけど流石はスマホ。便利だな」

 是非、普段のお礼をしたいので提案してみる。


 その後、寄り道をして家電量販店に向かい。録画をがしっかり残す為、スマホの外付けメモリを購入した。


 早速、ダンジョンを録画してみた。

 たまたま、仔猫達の集団が近くにいたので後ろから着いて行き、行動を撮らせてもらうことにした。


 中々の大技連発で迫力はあったが、途中からちゃんと魔力制御の練習をし始めている。

 逸れモノなどの単体のモンスターには、一匹ずつ対応している。

 真面目に頑張ってるな!偉いぞ!

 飲んだくれの親父猫は、ウカウカしてられない!

 ゴールド隊の大半が『俺の奢りだ!』メンバーであり、親父猫達だ。

 今は頑張って資金集の為にダンジョンで働いてるが、このままだと親父の威厳であるゴールド隊のマントが、仔猫達に奪われる日は遠くは無いな!


 中々の出来栄えの映像が撮れたと自負する。

 可愛い仔猫さん達のしっぽフリフリの後ろ姿もバッチリだ。

 ついでだから、他の階層やグーデルンの街並みも録画しておいてやろう。

 異世界での有名どころと言えば、


「何してんだ?」

「企業秘密だ」

 冒険者ギルド内を撮影中。

 レフルドが不思議そうに俺を見ているが、俺が無言でスマホを掲げて、ゆっくり移動しているので、それ以上は何も言われなかった。

 まぁ、猫が小板を目の前にかざして、ゆっくり動いている謎の行動だが、謎だけで特に問題は無いのでギルド内の皆んなにはスルーされていた。

 おかげで定番箇所はバッチリ撮影できた。

 『受付カウンター』『依頼ボード』『解体倉庫』『ギルド長室』『併設の飲み屋』と『朝から呑んだくれのおっさん冒険者』のセット。


 編集は出来ないから撮りっぱなしになるが、ダンジョン内では俺も飛び回ってるので、所謂ドローン撮影状態の迫力があり満足な作品になった。

 早速、タカシに見せる。


「迫力あり過ぎだよ!向こうの世界に行けなくて良かった。ありがとねトノちゃん!」

 録画映像はとても喜んでもらえたようで、満足げな顔をする猫である。

【次の更新日】 7月28日 火曜日 21時


★同日17時30分に更新★

『只今、異世界潜伏中です。〜脱獄したら、王様にジョブチェンジ?!〜』(おっさん多め)も宜しければお楽しみくださいませ。

こちらの作品は猫さんより1ヶ月先輩の初作品です。


引き続き、お付き合いくださいませ。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

【更新スケジュール】

火曜日・木曜日・土曜日 21時

日程を変更する場合は【次の更新日】でお知らせします。

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無断転載、無断使用は固くお断りいたします。

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