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猫は番犬を飼う。

ブクマ!ポイント評価★!リアクション!ありがとうございます!!

今後とも、ブクマ!ポイント評価★!リアクション!よろしくお願いします。


今回の物語も楽しんで頂けましたら幸いです。

 既に一次避難場所を兼ねて、冒険者ギルドが家を丸々貸し出してくれており、既に改装済みだ。

 一階の調理部分と食堂は、広めのスペースに確保。大浴場も完備した。

 その分、リビング部分が狭くなったが、食堂部分と兼ねるとの事で問題ないそうだ。

 2階3階は、2段ベッドが入った六人部屋と四人部屋と、通常ベットが二つ入ったシンプルな二人部屋へと改装した。

 謎の住宅スキル【レディメイド住宅】の水回り機能を使用しているので、洗面台とトイレは2階と3階にも設置可能。トイレは各階に10室ずつ設置した。

 全て人間サイズだが、小っちゃい子用の踏み台も完備しているので、猫さん達が利用しても問題はない。

 一応、猫砂も完備しておく。

 寝る時も猫さん達は雑魚寝タイプだから、どこでも寝れるから平気だ。

 取り敢えずの一次避難場所としては問題ない。

 調理が得意な子達は屋台とその下準備の他に、皆んなのご飯作りを振り分けて仕事をしてもらってる。

 屋台の人気がすごいので、商業ギルドから店舗のオープンを勧められたぐらいだ。


「俺もここに住みたいな」

 などとレフルド言っていたが、聞かない振りをした。

 

 只今、猫さん達の間では『マントデコレーション』がブームになっている。

 マントにいろんな攻略認定のステッカーを貼り付けるのが、グルン村で人気となっており、仔猫までも参加しようとするので急遽、別枠で『キッズ隊』を作る。

 『キッズ隊』は大人と一緒に行動する事を条件に、大人達と同じ攻略認定のステッカーを貰える仕組みにしたので、仔猫達は小ちゃいマントをなびかせてご満悦だ。


 仔猫のマントの取り付けはタカシにお願いしている。数も少ないからアイロンだと直ぐに取り付け出来る。

 タカシも仔猫達に囲まれて嬉しそうだ。

 生地も大人達とは違い、軽くて柔らかなコットン100%ガーゼ生地のポンチョタイプにした。

 フード付きで自前も有るが猫耳が付いており、被るとタカシが喜び悶えるのを知っていてか、わざとタカシの前で被る仔猫達。

「まったく、悪い仔猫ちゃんだ」

 記憶の俺が言いたかったセリフのようだ。


 大人達は大人達で、グーデルンの家に住む孤児に、ステッカーを縫い付けて欲しいと、お願いしに殺到する。

 そして、付け終わったマントを住民達に自慢げに見せて歩く猫が多発。

 最近のグーデルンの光景になっていた。

 そして当然のように、屋台で買い食いするのが猫さん達の通常コースになっていている。


 ただ、人間の価値が分からない猫には、嬉しいを物で表そうとする。

 そして、焼き鳥を食べて「美味しかった」を猫なりの表現した結果、『焼き鳥1本、金貨10枚事件』が起こった。

 事件の概要は、その名の通りである。

 美味かったと焼き鳥代に100,000ミューレ。円だと1千万円払った猫さんがいた。

 目の前に金貨と焼き鳥があったら、間違いなく焼き鳥に飛びつくのが猫というものだ。

 『猫に小判』を地で行くのが猫である。


 ステッカーの縫いつけ終わると喜んで、大量の金貨や宝石などを渡すので、取り付けしたお針子の子ども達も相当焦ってた。(すまんね)

 見かねた冒険者ギルドと商業ギルドが、ギルドカード無しでも特別に規定金額での買取と両替をしてくれる事になり、お金の数え方や金額について教えられた事で、やらかし猫さんが減少した。


 ちなみに、『焼き鳥1本金貨10枚事件』の被害者である焼き鳥屋のおっさんだが、返金しようにもどの猫さんか分からなかったので「売れ残った焼き鳥を、欲しそうにしてる子どもか猫がいたらやってくれ」とお願いしておいた。

 俺も該当猫が多すぎて分からない。


 子ども達の中で、まだ仕事が無い子には街案内と称して、猫さん達の見張り役を頼んでいる。

 猫さん達も、ステッカー取り付け後に、案内役の子ども達と一緒に食べ歩くのが嬉しいらしく、楽しんで行動をしていた。

 特に子ども達のオススメが、食べ物情報に偏っていたのが良かったのだろう。

 たまに、知らない子どもや、知らないおっさんがゾロゾロと後ろを付いて歩いている事があるが、問題無い様だ。


 猫さん達のステッカー付けの子ども達も含め、仕事関係は全て新しい建物の1階部分にある作業スペースで行われている。リビングがいつの間にか『作業部屋』と名前が変わっていた。

 俺の家に住んでる子ども達も成長したら、こっちに引越すと手狭になりそうだが、その時はまた考えよう。

 ちなみに、俺の家は『キャットハウス』と名付け、普通サイズは『レオハウス』と命名した。

 今はまだ、カイトの仲間達数人は入り口が少し狭く感じる程度なので、キャットハウスでもまだ一緒に暮らしている。

「成人したら部屋は代もらうぞ」とは伝えてある。月に300ミューレで朝食と夕食のご飯付きだ。


「やっぱ、俺もここに住みたいんだが」

 またもやレフルドが言ってくる。

「ここは金が無くて住む所も無い子どもが入る場所だ(猫さん含む)。金のあるヤツを格安で住ませるなんて意味が分からない。ちゃんと金払って他で暮らせ!」

「金はしっかり払うから俺の部屋作ってくれよ〜。ここの飯は美味いし、毎日大きな風呂に入れて最高だしよ〜」

 料理とやたら風呂が気に入ってしまったようだ。

 料理は練習を兼ねて、日本の調味料を使ったメニューが多く。基本的に薄めの塩味中心のこっちの世界では、かなり衝撃的な料理だったのだろう。

 改装後に一度夕食に招待して、風呂に入らせたのが失敗だった。


 ギルド長はギルドの独身寮の近くに、しっかりとした戸建て住宅が支給されている。

「今住んでる立派な家があるじゃないか」

「あ〜場所はいいが建物が古い。ロイのお陰で儲かったから、今度独身寮と一緒に建て替える予定だが、それでもここの方が快適だ!」

 そりゃそうだろう。謎の住宅スキル【レディメイド住宅】は、日本仕様の住宅基準で、こっちの『どっから水出るの?そして、どうやって処理してんの?』のファンタジー仕様のハイブリッドなのだ。

 まさしく夢の住宅だ!

 ひとり棟梁として暮らしていけれる自信はある。


「残念ながら、30歳になれば出て行ってもらう決まりなんだ」

「えっマジか!!そんなこと、こいつら一言も言ってなかったぞ!」

「当たり前だ!今、俺が決めたからな」


 尚も食い下がるレフルド。

 仕方なく3階の6人部屋の2部屋分を改装して、レフルドの特別部屋を用意した。勿論、金はしっかり取る。


 俺は『ハウスで()()を飼う』事にした。

【次の更新日】 7月9日 木曜日 21時


同日更新の『只今、異世界潜伏中です。〜脱獄したら、王様にジョブチェンジ?!〜』(おっさん多め)も宜しければお楽しみくださいませ。

こちらの作品は猫さんより1ヶ月先輩の初作品です。

★17時30分に更新★


引き続き、お付き合いくださいませ。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

【更新スケジュール】

火曜日・木曜日・土曜日 21時

日程を変更する場合は【次の更新日】でお知らせします。

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無断転載、無断使用は固くお断りいたします。

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