猫は叫ぶ。別れは突然に…
リアクション!ブクマ!評価!ありがとうございます!!
★お陰様で日間ランキングに入ることが出来ました!★
今後とも楽しんで頂けましたら幸いです。
【猫のつぶやき】
読者様が増えたから、猫みたいに(猫だけど)フラフラ更新はマズイかな〜って事で、更新の曜日を決めました!(後書きに記載してあります)
「今回は普通の『隠し部屋』で宝箱だけだな」
到着し、『隠し部屋』を開くと、モンスターは居なく、普通の『隠し部屋』だった。
「で、宝箱は3つだな」
モンスターが居ない分宝箱が少ないのかは謎だ。
「凄い!これ全部宝石だよ!」と喜ぶテラザ。
「スクロールが2本!」と驚くマーヤ。
「片手剣だ!何か付与されてるみたいだぞ!」と目を輝かせるライト。
「あまり良いものは無かったな」とガッカリする猫。
「「「「「「…………」」」」」」
なかなか欲しいものは出てこないものかも知れない。
「ゴホン!では、9階層入り口に向かおう」
レフルドの指示通り、9階層入り口に向かった。
俺の改良した【オートバレット】で離れても倒して進むから、相手が気が付く時には、魔石とドロップ品に変わっているので、石化も怖くない。
「この進み方は異常だな」
ギルド長のレフルドが呟くが、問題が無いからサクサクいつの通りに進んで行く。
丁度良い休憩場所を発見したので、休憩の『もぎゅもぎゅタイム』だ。
今日のおやつは、メロンパンと牛乳の黄金の組み合わせ!(俺的に)
何か言いたそうな目で見つめてくるレフルド。分かってる。
そんな目をしなくても、ちゃんとレフルドの分も有るから安心しろ。俺は気遣いが出来る猫だから。
一応、他の冒険者さん達との距離などを確認しながら進んでいるので、カチ合う事もなく順調だ。
「ロイ。中にはワザとカチ合わせて、横取りしようとする輩がいるから気を付けろよ」
ライトからの注意が入った。騙せそうだと思うと、仕掛けてくる奴がいるらしい。
「ん〜どうすれば良いんだ?やっつけちゃダメなんだよな」
「襲われた訳じゃなければダメだ。だが、証明するのは難しい。なのでダンジョン内の事は基本、ギルドではノータッチにしてある」
まんまる目の猫。まさかの、ギルド長自らの無法地帯宣言が出るとは!
「じゃあ、やっつけて良いんだよな」
「…身を守るためならな」
歯切れが悪い言い方をされた。猫は匙加減は出来ない生き物だ。はっきり言ってもらわないと困ってしまう。
「要は、横取りしそうな奴らがいたら、お前は手を出さずに、そのモンスターを其奴らにぶつけてやれ」
「モンスターをぶつけるのか!?」
クロムのアドバイスに又もや、まんまる目の猫。
何か凄いぞ!デンジャラスな解決方法だが、この世界ではこれが平和的解決なのか?でもかなり難しい。
「猫には、モンスターをぶつけるほどの力持ちはいないから無理だぞ」
流石に重くて投げつける事は出来ない。
「あ?いや、投げてぶつける訳じゃなくて、そいつらにモンスターを譲ってやれってことだ」
「なるほど。分かったような気がするが、やっぱり猫には難しいな」
俺は、人間だった記憶が存在するから何となく分かるが、猫は狩りが終わってから餌を取られないかを警戒するが、狩ってる最中は獲物に集中し過ぎて、周りは見えていない。
「猫達には難しいから、また今度、誰か詳しいやり方を教えてくれ」
今や猫界隈では、俺が王様になっていることで、餌の取り合いが無くなり縄張り意識が少なくなっている。
その事が要因か、警戒心も薄れてしまっており、今では野良さんでも餌を出すと、ゴロゴロ言って触らせてあげてるらしい。
課題が増えてしまった。
「9階層はどうだ?」
9階層入り口に到着した。昨日の事があるから、先に確認をしておく。
「残念だ。一つあった」
思わず、ため息が出てしまう。
早く新ぐるぐる穴の探索に向かいたいが、見つけるとまたギルドで足止めをされる可能性が出てくる。
「なぜ残念がるかは分からんが、明日も頼む」
やっぱりギルド長は暇なのか?
「ここだ」
翌日から引き続き今日もギルド長が参加し、隠し部屋に向かう。
「さっさと開けるぞ」
俺がサクサク扉を開けようとするとテラザに文句を言われた。
「ロイがさっさと見つけて直ぐに開けちゃくから、貴重な体験なはずなのに、何か日常的になってきてるね」
テラザの言葉に『黒獅子』の皆んなが頷く。
「無視してはダメだと言われたから報告してるだけだ。仕方ない」
そして、ちゃっちゃと扉を開ける。
中は、4つの宝箱だけだった。
問題ないのでいつも通り、開けたい人が宝箱を開く。
何故だろう。
この世界のルールなのか、必ず一人ずつ開けて中身を確認していく。
今回もさほど変わり映えがしない物ばかりだった。
「本当に興味なさそうだな、ロイは」
クロムに言われたが、その通りだ。
「ああ、殆どが猫達仕様のサイズじゃない。宝石類はキラキラだから、猫とカラス達が喜ぶが」
「鳥にあげるの!宝石を!?」
テラザが驚きなら問いかけてくる。
「サイズや物による。人間に売って他のキラキラした物をあげた方が喜ぶ時もある」
カラスさんや猫さんはキラキラが好きだが、人間の価値は知らない。
だから100円均一の大きなアクリルの小物でも、数千万円の値が付いた宝石でも、キラキラすれば同じに思えるのだ。
「ロイを一人で行動させると、近づいて来る奴が増えるな」
クロムが心配そうに俺を見つめる。
「可愛いと言われても簡単には触らせないぞ!」
癒し担当だが、一応王様だし!餌を貰っただけで野良さんみたいに気安く触らせるほど、安い猫ではないぞ俺は!
「いや、まぁ、そういう人物もいるが、これだけ隠し部屋を見つけるから、おこぼれを貰うために近づく輩がいるって話だ」
「なるほどそうか、出来るだけ気を付ける」
「10階層入り口に到着だな。今日で達成だ。ところで10階層はあるか?」
「ん〜、隠し部屋は無いな」
「そうか、では戻り次第、ロイには星6に昇格だ。隠し部屋の事を含め、明日はギルドにきて欲しい」
「分かった。明日の朝向かう」
これで、この鶏肉ダンジョンは自由に出入りできるようになれば、食糧の調達に役立つ。
後は、あの新しい『黒いぐるぐる穴』の向こう側の確認が必要だな。
「おっ、今日もロイが付き合ってくれるのか?」
「な〜う(勿論ですよ。パパさん)」
今日は、パパさんと一緒に師匠を見る日だ!今日も素晴らしい魔法を伝授してくださいませ!
パパさんが俺を抱き抱えながら、
「今日は最終回だからな」
「にゃにゃにゃ!(にゃんですとぉ!)」
【次の更新日】
6月12日 金曜日です。
更新時間は21時〜23時です。(できるだけ21時台で)
同時更新『只今、異世界潜伏中です。』(おっさん多め)も宜しければお楽しみくださいませ。
来週から更新の曜日を固定します。引き続きお楽しみ頂ければ幸いです。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
【更新スケジュール】
火曜日・木曜日・土曜日 21時〜23時
都合で変更する場合は【次の更新日】でお知らせします。
今後とも、お付き合いくださいませ。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★




