絶望! 中傷動画で勝った政権がもたらすもの!!
令和七年の自民党総裁選、今年(同八年)の衆院選で、高市陣営が他候補に対する中傷動画を大量拡散したとされる問題が取り沙汰されている。
この問題に関して
「民意が歪められた」
とする論評を多く目にする。しかし歪められたとはいっても、中傷動画が有権者の投票行動にどの程度影響を及ぼしたのかは不透明だ。それを検証する手段もない。
影響は、永久に不明のままだろう。
「選挙結果が正当なものだったのかどうかが分からない」
これこそが問題の核心なのである。
この問題が及ぼす影響は破壊的だ。
たとえ世論操作が行われなかったとしても、ある投票につき結果が出たとき、反対者が結果を従容として受け入れることができなくなるからである。分断は深刻なものになるだろう。
その意味で、この問題は、日本の議会制民主主義に不可逆的なダメージをもたらしたと言ってよい。
高市政権に正統性がないとまでは言わない。しかし「あるとも言えない」。
存立の土台があやふやだから、その政権下で決まったことが正当なのかどうかも「分からない」。
決定すべき事項が重大であればあるほど「決断できない」。
自民党ホームページに掲載されている高市氏のメッセージは以下のとおりである。
「日本列島を、強く豊かに」
正統性のある政府によって物事が決められたかどうか分からず、重大な決断をできない国が、強く豊かになどなれるわけがない。




