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森にてキータの散歩譚

前回のあらすじ~

 隕石が落ちてきて、そこに人が入っていたけど、それは闇の国からの刺客だった。そして、闇の国の侵略が始まる……

 さてさて、森の中に入ってしばらく歩いているけど、大きなお城なんて見えないな~。山を越えるために上り坂を歩いていると、目の前に黒いドレスを着た高身長の女性が睨み、腕を組み、仁王立ちをしている。

急いでいたから、素通りしようとしたら、その女性に止められた。

黒いドレスの女性「ねぇ、キータっていう人を探しているんだけど、知らないかしら?」

 殺気を放っている女性を見て、知らない振りをしようと思った。

キータ「ななななななななんのののの話かなななななな?僕はこれで……」

黒いドレスの女性「あなたがキータなのね?」

 女性はそう言うと魔法陣が現れて、そこから阿修羅、閻魔、シヴァ神が出てきた。ヒンドゥー教の破壊神のシヴァ神、仏教の阿修羅、地獄の支配者閻魔がここに集合した。

 女性は3柱に命令を下した。どうやら、召喚されたものは絶対服従のようだ~。最初、シヴァ神が僕に攻撃してきた。シヴァ神は相当酔っているようで踊っている。不味い、僕は星とシヴァ神の間に入った。

 しばらく、踊り続けたら、シヴァ神は満足したのか、消えていった。次は閻魔、閻魔は地獄に僕を落として、罰のフルコースを味わったけど、効果がないと判断しようだ。元の世界に戻してくれた。そして、閻魔も消えた。阿修羅にいたっては僕の目を合わせてきただけで消えていった。

お姉さんはそれ以上してこないので先に進んだ。山を越えて、平地を歩いていると、男性が道の真ん中で誰かを待ち受けている。そっとして置こうと、男性を素通りしようとしたら、またしても止められた。

男性「おい!こら!止まれ!こいつがクーイの言っていた奴か!!」

キータ「あの~、通りたいんですけど~。」

男性「良し!お前を殺す!!」

 男性は自らの拳をぶつけ合わせた。そして、すぐに僕の間合いに入り、掴み掛かる。男性は僕の後頭部を掴み、地面に僕の顔面を押し付けた。地面は僕を中心にして、凹んだ。なるほど、男性は魔法は使わないのか~。そんな事をボ~っと考えていると、いつの間にか男性は力尽きて地面に伏せた。男性は仰向きに寝かせた。やっと城が見えてきた時、青髪の眼鏡っが杖を持ち、立ちはだかっている。

キータ「大丈夫~?迷子~?」

眼鏡っ娘「はぁ~!?ち、ちげぇし、どっか行け、ガキ。」

 眼鏡っ娘は体を震わせている。

キータ「僕はあの城に用があるんだ~。通してよ~。」

氷魔法”氷柱落とし《ドロップアイスクル》”

眼鏡ッ娘「ガキの分際で偉そうにしてんじゃねえぞ!!」

 氷柱が僕目掛けて落ちてくる、綺麗だな~。僕はどんな魔法が放たれようと動じず、城の門を潜った。

そして、僕は普通に門番に捕まり、城の地下にある牢屋に入れられた。

キータ「ああ~!!」

 僕の声が響く~。山彦だ~。牢屋に使われている檻は錆びていて壊れそうだ~。檻に手が触れると魔法が発動して、僕の手に絡みつき、縛り潰そうとしてくるけど、ガン無視して、ちょっとだけ揺さぶると、砂のように檻が崩れていった。よし、ドンダ、待ってろ~。今、行く。

 さぁ、行こうと歩み始めると、誰かがナイフを刺してきた。ナイフは僕に当たると床に落ちた。誰かはそのまま走り去って行った。僕の記憶なんて何が楽しいんだろう~。

 それから、猛スピードで階段を駆け上がり、ドンダがいるであろう最上階へと来ていた。そして、恐る恐る部屋に入ると、ドラゴンが体を丸めて気持ちよさそうに寝ている~。僕もひと眠りしようかなと床に寝転がった瞬間、勢いよく扉が開いた。

眼鏡っ娘「ここにキータというチビがきていませんか!?」

 眼鏡っ娘は部屋中に響く程大きな声で叫んだ。

キータ「僕とドンダは寝たいんだ~。静かにしてくれないかな~?」

ドンダ「そうだぞ、まったく、人が気持ちよく寝ている時に……えっ?」

キータ「えっ?」

 しばらく、3人で見つめ合った後、眼鏡っ娘が僕を指差す。

眼鏡っ娘「居た~!!」

 ドンダは咳払いをして、オーラを放つ。

キータ「見栄なんて張らなくていいと思うけどね~?」

ドンダ「我にも面子があるのだ。早速で申し訳ないが、お前を殺さなくてはいけない。悪く思うな?」

 ドンダは口から炎を出した。

キータ「これが本気なのか?」

 僕の言葉にドンダは怒りのある笑みを浮かべる。

ドンダ「我は1パーセントも本気を出していない。」

 ドンダはドスの効いた声で言ってきた。

キータ「それなら勿体ぶらないで出してきてよ~、本気出してないんだよね?

炎魔法”地獄の川《バ―オフヘル》”

闇魔法”影喰い《シャドゥーイティング》”

重力魔法”王の覇気キングスオーラ

炎魔法”溶岩火砕流ラバープロクラス

水魔法”陽月のムーサンシー

 僕はマグマに囲まれて、影を取られて操られそうになり、重力は千万倍も重くなり、溶岩に足を取られて、火砕流に包まれ、上から溶岩が落ちてくる。部屋が海辺に変化して、太陽が照り付ける時は灼熱で、月が昇る時は絶対零度になる。更に津波へ飲まれた。

 それでも、平然としている僕にドンダは苛立っている。

ドンダ「なかなか、しぶとい奴だ。なら、ここでどうだ!!」

闇魔法”使者メッセンジャー

 影という影に人間のようなものが現れ、僕に触れていこうとする。影に触れられて分かったけど、寿命を吸い取られるのか~。冴えない童顔のままだった。

 ドンダは力尽きたのか、床に伏した。

ドンダ「我の負けだ。我らは闇の国に帰りたいのだがよいか?」

キータ「いいけど、なんで侵略なんてしてきたの?」

ドンダ「それは……

  

次回予告~

 闇の国が侵略をした理由を告げるドンダにキータは手を差し伸べる。キータが住んでいる星、闇の国の命運はいかに!?

次回『闇の国と地下の国』

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