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一人VS 国

前回のあらすじ~

マホの前の主人であるエルラとの再会を偶然果たす

エルラと妖精とのわだかまりを解いた


 二人は早朝に宮殿を訪れて、少し強引に僕を外に誘導した。そして、二人は急に襲い掛かってきた。辛うじて攻撃を避けることができた。

キータ「まさか、攻撃してくるなんて驚いたよ~。」

男性1「俺たちは避けられたことに驚いたよ。」

男性2「おもろい奴やな、自分。」

キータ「何者なのかな?二人は?」

男性2「ワイらは雇われの殺し屋や。能力スキルは「コメディ」。そして、長髪のこいつの能力スキルは「反転」。」

 長髪の男性は関西弁の男性を殴った。

男性1「余計な事を言うな!!」

キータ「僕の能力スキルは「スペシャルスパースター」「石」だよ。」

 二人は眉を細めている。そして、関西弁の男性は爆笑し始めた。

男性2「何、そのダサいスキル名wwww」

男性1「それはどうだっていい。今ここで、お前を殺す。」

 世界が複雑に上下左右反対になる。関西弁の男性は消えた。

男性2「100tハンマー!!」

 背後から鈍く振り下す音が聞こえる。僕は真っ向から受けた。地面が深く凹み込む。

キータ「さすがにこれを直すのは僕だけじゃ駄目そうだね~。」

 僕は深くに溜息を吐き、砂埃が立ち、二人はその中から僕に向かって一斉攻撃を仕掛ける。僕は何もできないまま、避け続けることすかできない。しかし、長髪の男性は僕に手が触れた。僕のお腹に時計が現れた。時計は左回りに動き始める。しかし、僕には何も起こらなかった。僕は二人を投げ飛ばしたり、体当たりをして、応戦する。

男性1「お前、本当になんなんだよ!!どうしたら倒せたんだよ。」

男性2「はぁー、おもろかった!!」

 二人は力尽きたように地面に倒れた。二人の表情は真逆で、悔しさと満足、怒りと喜び。

キータ「それじゃあ、運ぶね~。」

 僕は二人を肩に担いで、宮殿に運んだ。二人は怯えている。僕は軽く治療を施した。怯えていた二人は徐々に落ち着きを取り戻した。

男性1「なんで俺たちを助けるんだ!?俺たちは敵だぞ!?」

キータ「昨日の敵は今日の友だからかな?」

 冗談っぽく言ってみた。すると、二人は泣いてしまった。僕がおろおろしていると、関西弁の男性が口を開く。

男性2「コメ、それがワイの名前だ。。」

男性1「俺はチジだ。」

キータ「僕はキータ。」

男性2「本当アホやな!!あっはっは!!」

 コメは嬉しそうに泣きながら笑う。釣られてチジも笑う。

男性1「だが、俺は好きだ。」

男性2「そうやな……」

 数日後、二人は完治して、どこかへと去って行った。コメは僕に大きく手を振りながら、後ろ歩きでコメは前を向いたまま黙々と歩いていた。

 更に二週間後、マホがエルラの所に遊びに行っていた。そして、僕は幾千万もの軍に囲まれていた。チジとコメがコッソリと宮殿の前にいた僕の元に来た。

 チジが言うには依頼者が人間界を統べるパイ王国の国王だったようで、暗殺に失敗したことに激怒した後、自らが向かうと聞かなかった。そして、総攻撃を仕掛けに来たという。

コメ「ワイらは止めた方がええと言ったんやけどな。頑固じじいやから。一向に聞こうとせんかったわ。」

チジ「パイ王国は戦争では負けなしだ。余程、自信があるんだろうよ。」

コメ「ワイらはあっちやけど、気にせんといて。」

 さて、どうしようかな?と考えていると、軍隊が動き始めた。もう攻めてくるのか~。

 歩兵が配列を保ちながら、僕に迫ってくる。その間に後ろにいた沢山の魔導士が僕に向かって魔法を打ってきた。村の人達や家を壊したり、殺したら、地獄すら甘く感じる絶望を与える。

 自分で気付いていた今までに無いほど怒り立っている。

マホ「少し落ち着いたらどうですか?」

 脳内にマホの声が聞こえてきた。

マホ「村には被害が及ばないように対処しているので安心してください。」

 それはよかったけど、マホが僕の心を読めるのはなんで?

マホ「キータの脳内、五感を共有しているので。」

 いつの間にか、マホが僕の隣にいた。

キータ「もう帰ってきたの?」

マホ「国の危機に帰らない程、無情ではないので。」

風魔法”突風トルネード

 マホは歩兵のほとんど、魔導士の半分を倒してしまった。あっちはあからさまに慌て始めた。

マホ「早く話をつけてきてください。」

キータ「うん。」

スキル”石”発動

マホ「さぁ、暇を潰しましょうか。」

 国王が何処にいるか、探してなんとか見つけた。

スキル”石”解除

キータ「攻撃をやめてくれないかな?」

 周りにいた騎士が瞬時に構えた。国王は騎士たちに剣を収めるように指示した。騎士たちは渋々、剣を収める。

国王「ならば、お前は何をしてくれるのだ?」

キータ「殲滅をやめる。」

 僕が告げると激しい爆発音が響く。

騎士「報告します。歩兵、魔導軍全滅しました!」

国王「バカな!?」

 国王が戦場の様子を見た瞬間、戦慄した。生きたまま四肢を斬られる歩兵、魔導士の姿が辺り一帯に広がっていた。

マホ「話はついたのですか?」

 血まみれでマホは聞いてくる。

キータ「まだだよ。殺さないでね。」

歩兵「殺してくれ……殺してくれ……」

マホ「黙ってくれますか?私はキータと話しているんです。」

騎士「お前は決して許さない!!」

 怒りに身を任せた騎士がマホに斬り掛かる。

重力魔法”無抵抗力アンレジスター

 騎士はあまりの重力にマホの前に跪ついた。

騎士「おのれ!」

マホ「あなたはここの中では一番強いです。しかし、それに驕り、鍛錬を怠けているようですね。それでは敵はおろか、自分にすら勝てません。あなたは何をしてきたのですか?」

 マホは何も言わせない禍々しい雰囲気オーラを放つ。まるで勉強をしなかった事を叱る親のような。

国王「愚かなエルフが我らに説くな!!」

 国王は魔法を纏い、剣を抜く。

マホ「その言葉、そのままお返しします。」

 国王が纏う魔法が消える。そして、国王は自らの首に剣を向ける。

マホ「愚かな王よ。この国に愚かな弁を説かないでください。」

国王「止めてくれ!頼む!」

マホ「王よ。そう述べた者を助けましたか?和解を求めた者に手を差し伸べましたか?」

 国王は沈黙し、周りの人々が黙り込む。

マホ「この国王は和解を求めています。どうしますか?」

国王「分かった。もう金輪際、関わらない事を約束する。」

キータ「ありがとう。」

 こうして、一件落着となった。その後、兵士の治療をマホにしてもらい、帰ってもらった。コメとチジは他の国からの依頼があると、国王とは別の方向へと去って行った。コメとチジとは定期的に会うようになった。

チジ「マホは何者なんだ?」

キータ「マホは家だよ。」

コメ「マホには能力スキルがあるのか?」

キータ「あるよ。」

 マホについて、話すと二人は顔を青ざめている。

コメ「そりゃあ、あんな強いわけやわ。」

 コメは納得したように何回も頷く。

チジ「そろそろ俺らは行く。また、遊びに来る。」

キータ「待っているね。」

 二人が帰って来たのと同時に血だらけのマホが帰ってきた。

次回予告~

血だらけのマホが帰って来たが一体どうしたのだろうか!?

宮殿の中に突然現れた仮面の人物!?

次回『再会と別れ』

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