忙しい日々です パート3
前回のあらすじ~
噂を聞きつけてキータ、マホ、トキちゃん、イトは神の国に向かう。
トキちゃんとイトはマホの中でその様子を眺める。
キータたちの運命は……
早速、噂のフューチャー様に会いにいくため、中心部へ向かった。
中心部に着く頃には人だかりが出来てしまった。神の国ではこの服装は目立ちすぎてしまうようだ。
その人だかりは神殿に入る時には散り散りに去って行った。
神殿の中ではマホの案内で進んでいく。マホに付いていくと深い地下へどんどん進んでいくから、周りが暗くなっていく。暗くなるにつれ、辿り着くのか、不安になっていく。
マホ「着きました。」
マホは指に火を出しながら一つの部屋の前で立ち止まった。
キータ「やっと、着いた~!」
僕は早速、扉を開けると両壁に本棚が積まれ、部屋の奥に進むと紫色の布で体を覆う女性が座っていた。
女性の前には水晶が机の上に置かれていた。
フューチャー様「ここに来ることも聞きたい事も分かっています。」
僕がどう訊こうかなっと悩んでいるとあっちから言ってきた。
フューチャー様「宇宙に行けば、一目でわかるでしょう。」
曖昧な事を言われて、もっと詳しく聞こうとしたけど、マホが僕の首袖を掴んでその場から去ってしまった。
マホ「キータ、私が確認すれば良かったんです。」
僕にはよくわかんなかった。でも、大丈夫ってことだよね。
キータ「わかったから、服から手を放してくれないかな?」
マホ「いえ、このままで大丈夫です。」
空間魔法”神の銃”
外に出れたと思ったら、マホが僕の首袖を掴みながら、この星も出てしまった。
キータ「急に宇宙へ出るなんてびっくりしちゃったよ~。」
当たり前のように大気圏を越え、息できるのにもだけど……
宇宙は思った以上に何もなかった。でも、どことなく儚く強く光る星たちは綺麗だな~。
マホ「キータ、ボ~っとしてないで闇の国の軍勢を探してください。」
僕は長く返事をして、辺りを見渡す。星はいくつもあるのに探しているのは全然見つからない。
空間魔法”風となる者”
マホは急に高速で移動し始めて突然、止まる。
目の前にはゾロゾロと沢山の人が僕らが住んでいる星に向かって進んでいる。
二人でその様子を伺っていると、マホが突然振り返る。
キータ「どうしたの?」
マホ「イトとトキが今、何かが後ろから迫っているのが見えたそうです。」
すると、僕たちに何かが向かってきた。それは近づくごとにどんどん大きくなっていき、隕石と気付いた時には僕にぶつかっていた。マホが僕を盾にして攻撃を防いだ。
隕石はあっけなく粉々になったけど、僕の体に纏まりつく。
マホがどんな魔法を隕石に掛けても離れない。隕石に悪戦苦闘していると、隕石は迫ってきた方向に去って行った。
キータ「なんだったんだろう?」
再び軍勢を見ると、軍勢の先頭にいる人の前に隕石が留まっていた。先頭にはもう二人がいて、僕たちの視線に気づいて、こちらを見た。
その二人は運がいいことに僕たちを見つけたようでこちらに高速で向かってきた。そして、目にも止まらない攻撃が飛んでくる。しかし、運が悪いことにマホには当たらない。
空気魔法”原子凝固”
マホの周りの空気に含まれる原子を高速で動かして、放たれる魔法をいなしている。
二人は隕石と何やらしている人に向かって叫ぶ。
??「フリー様、お願いします!!」
赤髪ロングヘアの女性と青髪ショートヘアの女性は同時に叫ぶ。
フリー「それじゃあ、行け。」
二人の女性が持っていた刀が勝手に動き始め、僕たちに襲い掛かる。
マホ「なるほど、そういうことですか……」
不気味に笑うマホに背筋が凍る。
キータ「何か、分かったの?」
平静を装ってマホに聞くと、表情が元のスンっと戻った。
マホ「隕石、刀の行動はあの男性が関係しているようです。」
その後の説明によると、先頭にいたフリーはアルティメットスキル”自由奔放”を所有していて、無機質なものに命を与えて、一つの命令をすることができる。その命令を遂行すれば、命を与えた物は自由に行動できるということだった。
更に命を与えられた物の質を最大限に上げることもできるようだ。
マホ「しかし、ここは宇宙なので無機質な物に限りがあります。」
つまり、ここで止めないと敗北するってことか~。
キータ「何とかしないとだね~。」
マホ「そこでキータの出番ってことです。」
僕が疑問に思っていると刃物を僕でガードした。次々飛んでくる刃物を僕で弾いていく。
キータ「もっと人間がやるような役割をやりたい。」
マホ「タンク役は人間もやると思いますが……」
キータ「タンクというか、これじゃあ、盾だよ~。」
マホがキョトンとしている。
マホ「たった一人も殺せないで星を征服するなんて絵空事ですよ!」
フリーたち三人はムカついている様子だった。話し合う予定だったのに人生はうまくいかない。でも、どうしてだろう?こんなに楽しいと思えるのは。
フリーは深呼吸をして真剣な表情を僕たちに向ける。
フリー「あんたら、何者だよ。」
マホは僕を見せつけるように前に出す。
マホ「この方の家で、この方は小さな国の国王、私の中には仲間が二人います。この方も私の中にいる仲間も私の大切で頼れる人たちです。あなた方はある星を征服しに行くと聞きました。ある星には思い入れがありすぎる、ですので征服をしないでいただきたい。それでも止めないと言うなら全員殺します。」
赤髪ロングヘアの女性「私たちの答えはノー。この軍勢を全員殺すのはどんだけ強いのか知らないけど、無理だよ。」
マホは溜息を吐く。
キータ「マホ、他に方法があるはずだよ。だから……」
マホ「猶予は与えました。時間切れです。」
死魔法”魂取”
何十万の軍勢が全員宇宙で倒れた。
フリーたちと僕は少しの間、呆然とした後、血の気が引けたのを感じた。
次回予告~
マホが何十万もの命を簡単に奪ってしまい、呆然とする。
対峙する三人は何者なのか!?
なぜ、このような騒動を起こしたのか!?
次回『忙しない日々です パート4』




