忙しい日々です パート2
前回のあらすじ~
マオサ含めて六人が深夜に宮殿を訪れた。
ファレはなぜか起きてきた。
キータはどうなるんだろう?え?
本編どうぞ。
「あ、あー久しぶりなのだ。」
アイディが魔王ファレの名前を呼ぶとサルト、ブロ、ビーアがそれに反応してファレを囲い込んでいた。
「助けてくれ~。」
ファレは僕に助けを求めた。僕はファレを助けようとしたがアイディに止められた。
「ファレなら大丈夫ですよ。」
「それもそうだね。」
しばらく沈黙が続いた。
「アイディたちはなんでここに?」
「あなたの事をマオサに散々話されましてね。マオサは自分以外の事を話している所、見た事が無かったのでどんな奴なのか興味が湧きましてね。」
僕は新たな疑問が生まれた。
「それならマオサと二人で遊びにくればよかったんじゃない?」
アイディは不敵な笑みを零す。
「あなたがどれほど強いか、沢山のデータを集める必要がありますから。」
「それに他の皆さんもあなたに興味があるようですし……」
ファレを囲い込んでいた三人はファレから離れて僕に近づいてきた。
ファレはグッタリとした顔をした後、僕を睨みつけた。
後でじっくり怒られよう~。
「そうだ。お兄様を騙せても儂は騙されないぞ。」
ブロが腕を組み、僕を睨みつけてくる。
アイディは楽しそうな表情で指を鳴らした。
空間魔法”決闘の舞台”
透明な壁のような物が部屋を覆った。何が起きているんだろう?
「これで思う存分暴れることができます。それでは楽しみましょうか?死刑執行です。」
待ってましたと言わんばかりに全員が戦闘態勢に入り、僕に襲い掛かってきた。
ファレも戦闘服に一瞬で着替え、僕に襲い掛かってきた。
「あの~、僕はどうすればいいかな?」
七人に襲われているけど、何もできない。
そんな僕を相変わらず、星たちは照らし続ける。綺麗だな~。
魔法を打たれ、物理攻撃をされて、転ばせた。
翌朝、マホが起きてくる頃には七人は床にヘタリ込んでいた。
倒れたのは体力を使い過ぎたのか、酒の飲み過ぎなのか、僕には分からない。
あるのは暴れ回った後の悲惨な部屋とそれを呆然と見て突っ立っている僕と床に倒れている七人だ。
「マオサのお友達と夜更かししてたんですか?枕投げでもしていたんですか。」
真顔で言われてふざけいるのか、本気で言っているのか、分からない。
「枕投げでも本気すぎるでしょう~。」
「冗談です。」
僕は恥ずかしくなり、赤面した。
回復魔法”早朝の日差し《サンエイム》”
マホは僕が恥ずかしがっている間に七人の体力を回復させていた。
「部屋はこの七人に修繕させます。」
そう言い終えると拷問の部屋に入っていった。
すると、七人はすぐに起き上がった。僕は部屋の修繕を七人に頼むと快く承諾してくれた。
「流石マホなのだ。」
手を動かしながら、ファレは自分の体を確認していた。
「マホというのは何者ですか?明らかに魔力量が桁違いです。」
「僕の家です。口を動かしながら手を動かして。」
部屋はいつの間にか元通りになって、マホは朝食ができたと知らせてきた。
トキちゃんとイトは窮屈そうに朝食を食べている。
七人はテーブルに食べ散らかして、異常な量を食べている。
テーブルには15人は座れるはずなのに11人座るだけでぎゅうぎゅう詰めだ。
七人は他の人の料理を奪ったりする。
「まるで子供ですね。」
七人はマホの言葉に体をビクッと反応させた。七人は大人しく食べるようになった。
その後、七人はどこか居づらさを感じたのか、すぐ帰ってしまった。
「悪いことしたかな?」
僕がマホに聞くとマホはスラッとこう言った。
「最初に迷惑を掛けたのはあの人たちですから。」
僕は言い返すことができなかった。
僕も逃げるように宮殿を出て、困っている人を助けた。
困っている人を助けていると、各国間の争いについての噂が聞こえてきた。
「知ってるか?神の国のフューチャー様がこの星の危機を予言したらしいぞ。」
「お、知ってるぞ!!確か闇の国が征服してくるって話だよな。」
畑耕しながら話し続ける。
「フューチャー様の予言は絶対に当たるって評判だからな。」
「おっと話していると妻に怒られちまう。」
二人は話を止めて、畑に専念し始めた。
僕は一通り人を助けた後、宮殿に戻った。
「さっき、農民たちが話しているのを聞いたんだけど、闇の国が征服してくるって本当なの?」
マホは紅茶を飲みながら落ち着いた様子で僕の話を聞いていた。
拷問の部屋で紅茶を飲んでいるのは突っ込まないでおこう。
「私もキータのいない間、オール様に話を聞きに行ったのですが事実だそうです。」
マホは平然と答えた。
「オールたちで対応できると思う?」
マホは紅茶を一口含んだ。
「それは難しいでしょう。」
「なんで神だから、強いんじゃないの?」
マホは溜息を吐く。
「闇の国にはキータのように最強の国王と呼ばれる者がいるそうです。それだけではありません。
魔法や武術に長けた数百万人もの軍隊を束ねています。さらに二人の側近がいるそうですがその二人だけでほとんどの星々の軍隊を壊滅させたと言います。この星の各国が立ち向かったとしても難しいでしょう。」
マホの意見は辛辣だった。
「ですが、」
「?」
「私たちなら逆に闇の国を壊滅させることは容易いでしょう。」
不気味に笑うマホに引いてしまった。
「闇の国にも事情はあると思う。まずはその国王と話し合う必要がある。」
「それでは闇の皆様の元へ向かいましょう。」
「僕たちも一緒に行く!」
トキちゃんとイトが準備満タンと言わんばかりに構えている。
「分かった。それじゃあ、行こうか。」
僕たちはマホの中に入り、神の国に向かった。
空間魔法”自由人”
そして、移動時間一秒で神の国に着いた。
次回予告~
神の国について闇の国について情報を集め、四人で対峙何百万といる軍勢を止める事ができるのか!?
はたして、キータの活躍を見ることができるのか!?
次回『闇の国と……』




