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適当システムで異世界をいこう!  作者: 美空 蒼夜
4/8

第4話 チュートリアル② ~適当システムとは~


「それでは次のステップへ進ませて頂きます」


《チュートリアル2 適当システムで出来ることを知ろう!》


「次は、適当システムで出来ることを知って貰おうと思います」


「出来ることか……」


 確かに。適当システムで出来ることって、まだいまいち分からないんだよな。


「適当システムでは沢山の事が出来ますが、現在できることは少ないので覚えやすいと思います、それでは」


《――SPを15P手に入れました。能力の一部が習得可能になりました。適当システムの一部の機能が解放されました》


「おー、なんか沢山聞こえたな」


「これから、一つ一つ教えていくので実践してみて下さい。先ずは能力を習得してみましょう、適当システムと念じてみて下さい」


 こうか? 適当システム。


『適当システム』


 ステータス

 ??????

 ???

 能力リスト

 アイテムボックス

 ????

 ?????

 ???

 ????

 ??????

 ??

 システム


「……此れのどこが適当なんだろうか?」


「マスター、そこは気にしても仕方ないですよ」


「そうそう、君は取り敢えず説明をちゃんと聞いとくべきだ」


「あ、ああ、そうだな」


 これは、気にしたら負けなのか?

 凄く気になるが、……今は説明を聞くべきだな。


「マスター、能力リストを開いてみて下さい」


「これか?」


『能力リスト』


 習得可能能力 現在のSP15


 剣術Lv1 SP2

 槍術Lv1 SP2

 杖術Lv1 SP2

 体術Lv1 SP2

 火魔法Lv1 SP4

 水魔法Lv1 SP4

 風魔法Lv1 SP4

 土魔法Lv1 SP4

 鑑定Lv1 SP5

 発見Lv1 SP3

 観察Lv1 SP3

 採取Lv1 SP2

 採掘Lv1 SP3

 言語翻訳Lv1 SP1

 言語理解Lv1 SP1


「これは!」


「それが、現在マスターが習得できる能力です。必要なSPを考えて、この中から好きな能力をお選び下さい。言語系は必ず取って置くことをおすすめします」


「へぇ! これらの能力は僕の世界にもあるけど、こんな覚え方は出来ないなぁ!」


 悩むな。近接で敵をぶっ飛ばすか、魔法で敵をぶっ飛ばすか。

 だけど俺の職業は旅人だ、それを踏まえて選ぶとするなら。

 ……これかね。


 剣術Lv1 -2P

 水魔法Lv1 -4P

 鑑定Lv1 -5

 採取Lv1 -2

 言語翻訳Lv1 -1P

 言語理解Lv1 -1P


 合計6能力 -15P


「よし。終わったぞ、ソラ」


「それでは、…………能力を習得しました。後は他の機能を教えるだけですね」


「分かった、後はステータス、アイテムボックス、それからシステムだな」


「ステータス以外は簡単に説明出来ます。アイテムボックスはその名の通り手にいれたアイテムを保管してくれる機能です。能力が上がれば解体や合成も出来る様にもなります」


「流石アイテムボックス! めっちゃ便利だな!?」


 異世界もので定番のアイテムボックス、これは持っていて損はしないだろう。


「システムは時間やマップ。特定の相手に送れるメール。カメラで写真を撮れたりメモ帳でメモを取ったりと色々な事ができます。チュートリアルやヘルプもここで確認出来ます」


「……スマホの機能感が半端ないんだけど」


「気にしたら負けですよ、マスター」


 うん、やっぱり適当なんだなこの能力。

 考えても意味は無い、だって適当なんだから。


「そうだね、僕も同じ結論に至ったよ。君の能力に理屈や常識を当て嵌めても意味が無いとね」


「そうだな、俺もそう思う」


 さっきまで知りたがっていた俺がアホらしいな。


「最後にステータスですね。おそらくお気づきでしょうが、この能力はどんな世界にも作用はされません。たとえマナが無く魔法が使えない世界でも、マスターはごく普通に魔法を使えるといった具合です」


「なるほどね……。どうしてこんな能力が誕生してしまったんだろう。こんな能力、僕ですら作ることが出来ないに」


「さぁ? 私はマスターと共に生まれ、つい先程覚醒したばっかですので」


「ぐぬぬ……」


 ん、どうした? リメアスの奴、なんでソラと睨み合ってるんだ?(ソラは笑顔)


「さてさて、ステータスについてですが、これも世界に作用されません。攻撃力や防御力なんて普通に考えれば数値化なんて出来ませんが。適当システムでは相手に関係なくダメージが与えられますし、防御力が高ければ強力な力に殺られることもありません」


「なにそれ!? ヤバすぎだろ……」


「他にも教えたいですが、今回は最低限でいいので次のステップに進みましょうか」


「そうか」


 俺の能力は正にゲームの力だった。

 数値を上げれば、……つまり努力すれば結果が確実に出るというとんでもない能力だった。

 確かに人は首をはねれば一撃で死んでしまうだろう。

 だが攻撃力を上げた俺が本気で斬れば、きっとどこを斬ろうと相手は一撃で死んでしまう事になるということだ。

 そりゃあ、世界に作用されないわけだ。

 この能力は俺の使いようで大きく変わる、どう成長するかも俺に委ねられている。

 ……どうしよう?



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