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二十八歳の私  作者: マック アダソン
第3章 20代の終わりの実感
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15/17

③ 変わったこと、変わらなかったこと

 この十一年間で、私は多くのものを経験してきた。

出会いもあった。別れもあった。学生から社会人になり、自分自身について考えることも増えた。

発達障害の診断を受け、自分の特性と向き合うようになった。人との関わり方も少しずつ変わった。働くことや、社会の中で生きていくことについても考えるようになった。

けれど振り返ってみると、変わらなかったものもあるように思う。

その一つは、人との出会いを大切に思う気持ちである。

私は昔から、人との関わりを簡単に忘れることができない人間だったのだと思う。

関係の形が変わっても。会えなくなっても。時間が経っても。

自分の中に残り続けるものがある。

それが良いことなのかどうかは分からない。

時には、忘れられないことによって苦しくなることもある。過去の出来事を何度も思い出してしまうこともある。自分でもなぜここまで覚えているのか分からなくなることもある。

それでも私は、人との出会いや別れを自分の中に刻み続ける人間なのだと思う。

そしてもう一つ、未来への不安を抱えながらも前を向こうとするところも、昔から変わっていないのかもしれない。

十五歳の頃の私は、高校へ進学できるのかを不安に思っていた。

二十八歳になろうとしている今の私は、三十代を前にして、これからの人生について考えている。

不安の内容は変わった。

けれど、未来を見つめながら生きていることは、あの頃と変わらない。

この十一年間で、私は確かに変わった。

考え方も変わった。人との距離の取り方も変わった。自分の特性との向き合い方も変わった。社会人としての責任も少しずつ知るようになった。

それでも、変わらず残っているものもある。

誰かとの関わりを大切にしたいと思うこと。理解されたいと願うこと。そして、不安を抱えながらも前を向こうとすること。

 それらは、十五歳の頃から今まで、ずっと私の中に残り続けているものなのだと思う。

それらは、十五歳の頃から今まで、ずっと私の中に残り続けているものなのだと思う。

人は成長する。

しかし成長とは、すべてが別人のように変わることではないのかもしれない。

変わったものと、変わらなかったもの。

その両方を抱えながら、私は今、二十代の終わりに立っている。


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