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二十八歳の私  作者: マック アダソン
第3章 20代の終わりの実感
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① 三十歳が近づく実感


 三十歳が少しずつ近づいている。

二十歳の頃には遠い未来のように思えていた年齢が、今では現実のものとして目の前に見え始めている。

そのことを考える時、私はふと、これまでの良き理解者たちのことを思い出す。

 思春期に出会った「彼」との関係は、十五歳から十八歳まで続いた。

それは私にとって、十代の終わり近くまで関わった大切な関係であり、彼は十代の私を知る人だった。

そして成人期に出会った「彼女」との関係は、十八歳から二十七歳まで続いた。

それは私にとって、二十代の終わり近くまで関わった大切な関係であり、彼女は二十代の私を知る人だった。

 それぞれの時代に、二人は私を見守り、私の言葉を受け止めてくれた良き理解者だったのだと思う。

しかし彼が去ってから九年後、今度は彼女もまた転勤という形で私の前から去っていった。

その時、私は二十代の終わりに立っていた。

そして今、三十歳が近づいている。

その二人が九年差で去った今、私は時々どうしてよいのか分からなくなることがある。

三十代の私にも、長期にわたる良き理解者と呼べる人は現れるのだろうか。

それともこれからは、誰かに支えられるだけではなく、自分自身で自分の人生を支えていかなければならないのだろうか。

その答えはまだ分からない。

けれど、その問いが生まれていること自体が、二十代の終わりにいる今の私の実感なのだと思う。

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