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二十八歳の私  作者: マック アダソン
第2章 私は何を学んだのか 
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④ 人は一人では生きられない

振り返れば、私は多くの人に支えられてここまで歩いてきた。

 もちろん、その時は気づいていなかったことも多い。

 目の前の悩みや不安に精一杯で、自分が支えられていることを考える余裕がなかったのである。

 しかし今になって振り返ると、一人の力だけでここまで来たわけではなかった。

 苦しい時に言葉をかけてくれた人がいた。

 迷った時に話を聞いてくれた人がいた。

 自分では気づかなかった可能性を示してくれた人もいた。

 そして何より、自分のことを理解しようとしてくれた人たちがいた。

 その存在は、当時の私が思っていた以上に大きかったのだと思う。

 若い頃の私は、「誰にも迷惑をかけてはいけない」と考えることが多かった。

 できるだけ一人で頑張ろうとしていた。

 誰かに頼ることは弱さなのではないかと思うこともあった。

 しかし今の私は、人は一人では生きていけないのだと思っている。

 支えられることは弱さではない。

 誰かを信頼することでもある。

 そして支えられた経験は、人との関係の大切さを教えてくれる。

 人は誰かに支えられながら生きている。

 そして時には、自分も誰かを支えることがあるのかもしれない。

 それは大きなことでなくてもよい。

 励ましの言葉かもしれない。

 話を聞くことかもしれない。

 ただそばにいることかもしれない。

 私自身がそうしてもらったように、いつか誰かの力になれたらと思う。

 人は一人では生きられない。

 支えられ、支え合いながら生きていく。

 そのことも、この十一年間で私が学んだ大切なことの一つなのである。


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