表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
二十八歳の私  作者: マック アダソン
第2章 私は何を学んだのか 
PR
10/17

③ 別れは終わりだけではない

この十一年間の中で、私は何度か大切な人との別れを経験した。

かつての私は、別れとは関係が終わることだと思っていた。

もう会えなくなること。

話せなくなること。

その人が自分の日常からいなくなること。

だから別れとは、ただ失うことなのだと思っていたのである。

しかし今の私は、少し違う考えを持っている。

別れは確かに悲しい。

寂しい。

できることなら避けたいものでもある。

それでも別れは、すべてを失うことではないのだと思う。

人は別れても、その人から受け取ったものまでは失わない。

励まされた言葉。

教えてもらったこと。

一緒に過ごした時間。

その人との関わりの中で感じたこと。

そうしたものは、別れた後も自分の中に残り続ける。

別れによって関係の形は変わるかもしれない。

しかし、その人との時間まで消えてしまうわけではない。

出会った事実も。

共に過ごした記憶も。

そこから学んだことも。

自分の中に残り続けるのである。

そして私は、その積み重ねによって今の自分が作られているのだと思う。

別れは終わりであると同時に、その人から受け取ったものを抱えながら生きていく始まりでもあるのかもしれない。

それが、この十一年間を通して私が学んだことの一つである。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ