応援
パティは鼻歌を歌いながら階段を上がっていくと
リンダが微笑んだ
「あらあら、コンドームが無駄になったわね」
「いや、亮はちょっとシャイなだけだ、まだ時間はいくらでもあるさ」
「あなたそう言ってパティを亮と結婚させて日本に行ってお城を観たいんでしょう」
「あはは、ばれたか」
「そんな事期待しないで今度二人で日本に旅行に行きましょうよ。
きっと亮が観光スポットを教えてくれるわ」
「うん、そうだな」
アーロンとリンダは手を握り合ってキスをした。
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金曜の夕方、亮とデビッドとローラはニューヨークに向かった
「デビッド内装の方は終わりました?」
「うん、見違えるようらしい」
「デビッド、明日ライスボールを試合で配るんですね」
「うん段取りは出来ている、フットボールにテニスボール面白い組み合わせだ」
「今夜は徹夜で仕込みですか?」
「大丈夫だ、君の指示通り動いているから明日の朝チェックしてくれればいい」
「はい」
亮はそう言われても作業の進行が気になっていた。
「ライスボールを作る作業はどこでやるんですか?」
「グリニッジの近くにうちの店の食品工場がある」
「わかりました、じゃあ後で寄ってもらえますか?」
「OK」
亮たちは改装の終わったグリニッジのBigGrillに入ると
バイキングコーナーは出来上がりパネルで仕切られていた
「亮、明日の土曜日ライスボールを配って、日曜日からこのコーナー
がオープンする」
亮はコーナーをチェックして希望通りに出来上がった内装に満足をしていた。
「デビッド、料理人のトレーニングは?」
「それも亮にチェックして欲しい」
亮とデビッドとローラが厨房に入るとトム・マクドナルドが待っていた。
「やあ、亮、デビッド、ローラ」
トムは三人と握手をすると試食品を出した
亮はそれを1つ1つ食べながら批評をし
トムはノートにメモをして行った
「トム、明日のライスボールの件ですがどれくらい出来ていますか?」
「それが米に問題が」
「えっ?」
「オーダーをした米がメキシコのインディカ米が来てしまって
日本の米は時間がかかるそうなんです。代用は出来ますか?」
米食を全く知らないトムは米の違いが分からなかった。
「いや、味と食感が全く違います、こちらの寿司用の米は?」
「そちらは、別オーダーなので明日の夕方到着します」
「わかりました」
亮は父親の秀樹に電話をかけた。
「夜中にすみません」
「ああ、どうした?」
「明日使う米に手違いがあって」
「何キロだ?」
「50キロです」
「ロスに有るんだが間に合わないな」
「ええ」
「わかった、ニューヨークの店を当たってみる」
「お願いします」
亮は秀樹が何とかしてくれると信じていて
亮が電話を切るとトムを安心させようとしていた。
「どうにか米を集めてみますので、ミートボールを作って置いてください」
「はい、そちらの方は大丈夫です」
「トム、ミートボールの汁がご飯に染み出ないように中にオブラートで
包もうと思います」
「なるほど、さっそく工場でやってみましょう」
トムは笑って亮の肩を叩いて厨房から出た
そこへ秀樹から電話がかかってきた
「亮、米はニューヨークの42番街の和食レストラン
Miyabi、50番街のすし屋kyoにあ
るからすぐに取りに行け場所はわかるな」
「はい、ありがとうございます」
「がんばれよ、亮」
「はい」
亮は電話を切るとトムに話をした。
「トム、ニューヨークに米を取りに行ってきます」
「わかりました、私は工場でミートボールを作って待っています」
「お願いします」
亮はデビッドとニューヨークに行って和食店へ行って米を譲り受け、
帰りの車の中でデビッドは亮の父親の秀樹に感謝をして言った。
「お前のお父さん凄いなあ、あっという間に片付けてしまった」
「たまたま父の知人がいただけです」
「そうかなあ、2つの店ともずいぶん世話になっていた様子だぞ、
亮の事も知っていたし」
「そうですか」
デビッドの父親がレストラン経営で悩んでいる中、
2軒の店が父親の経営する店とは言えず亮はとぼけて返事をした
24時にBigGrillの食品工場着いた亮たちが米を車から降ろすと
ウエンディ・ブランシェットとトム・マクドナルトと
キャロル・サンダースが待っていた。
「亮、ご苦労様」
キャロルが微笑んで亮に声を掛けた
「他に手伝ってくれる人は?」
亮がトムに聞くと首を横に振った。
「実はライスボールは初めての仕事なので出来ないと言われて
みんな帰ってしまったんだ」
亮はため息をついた。
「わかりました。今から米を洗って1000人分の米を炊きます
大鍋が2つ合計3回炊きますので出来上がりが5時
炊き上がったものから作ればギリギリで間に合うと思います」
「わかった、みんながんばろう」
トムは声を上げ亮は大きな鍋に入れ亮はそれを見ながら笑って米を洗い始めた
そこに翔記から電話がかかってきた
「亮!」
「翔記」
「忙しそうだな」
「はい」
「手伝う事があったら言ってくれ、
チャイナガールをチャイナタウンから行かせるぞ」
「本当ですか?おむすびを作るんですけど」
「それは大丈夫だ、同じ東洋人。米の扱いは慣れている」
「ではお願いします」
「OK、役に立てて嬉しいよ」
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