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グッド・ジョブ エピソード0  作者: 渡夢太郎
五章 ナチュラル・グリル
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改革

「分かった、専門家にカロリー計算をしてもらおう

 内装工事もデザインを指示してくれ」

ジョージの頭にだんだんイメージが湧いてきた

「わかりました。でも一番大事なことがあります」

「なんだ?」

「ジョージ、マリーには痩せてもらいます、

健康食レストランの経営者が太っていては

 変ですから」

亮は真剣な顔をして二人を見つめた。


「亮、そんなに簡単に痩せられるのか?」

「はい」

亮はカバンからサイリウムのパウダーのスティックを取り出した

「これを食前に水と一緒に飲んでください、驚くほど便が出ます」

「あら、うふふ」

マリーがうれしそうな顔をしたので亮はマリーが便秘で悩んでいたのが

分かった。次に2種類の袋を取り出すとそれを説明した。

「これがサボテンのパウダー、飲むといつも満腹を感じますから

食欲がなくなります。もう1つが体脂肪を燃焼しやすくなる漢方薬です。

それと併用してダイエット食品食べるんです」


「大丈夫か?栄養のバランスが取れるのか?」

「はい、今のダイエット食品は栄養のバランスが

取れて体を壊す事は無いのですが

 食べたいものを食べないストレスが溜まるのが問題です」

「なるほど」

「とにかく、食品を扱う経営者は健康で見た目が良くないとね、パパ」

デビッドがジョージの肩を叩いた

「ああ、お前のためにがんばるさ」

その夜、亮はローラとメニューと内装のデザインを考え

デビッドはジョージとバイオ燃料の話をしていた


~~~~~~

「デビッドお前がMITに入学した時にレストランの跡継ぎは諦めていたが

 こんなに売り上げが下がると思わなかった。でもあのダン君は信用できるのか

 あまりにも簡単に話をするが」

「大丈夫だ、彼は日本で漢方薬の勉強をしていたんだ。

それにひょっとしたら彼にとって本当に簡単なのかもしれない」

デビッドは亮事を自慢げに話した

「そうだったのか」

「世界中がヘルシー思考になっている中、日本食はおいしくて健康的なんだ

 メニューに入れればきっと上手くさ」


「それで、スタートした後は誰が手伝ってくれるんだ。亮は学生だろう」

「そうか、いくら僕が暇でも僕やローラじゃ役に立たないし」

デビッドとジョージは腕を組んで悩んだ。


~~~~~~~

「ローラ、明日届いた材料でサンプルを作るので手伝ってください」

「OK」

亮は必要な材料を紙に貸し出した。

「ローラ、生魚は食べられる?」

「ごめん、私はだめ!」

「やっぱり」

亮はローフィッシュ(生魚)がだめなアメリカ人がいることは

知っていたがこんなに身近に居るとは思っても見なかった


「亮、どうするの?」

「レアかミディアムレアの魚で寿司を作ります」

「うふふ、なるほど」

「海老はボイルすればいい、日本もそうしています」

「良かった」

ローラは自分が試食しなければならないかと心配していた。


~~~~~~

翌日、朝早く起きた亮はプールのある中庭で体操をしていると

ジョージが亮の所へ嬉しそうな顔で歩いてきた

「亮!」

「おはよう、ジョージ」

「おはよう」

ジョージは亮の耳元で囁いた。

「すごい亮の便が出た、今日はすっきりだ!

マリーは3日ぶりに出たそうだあはは」

「それは良かった、毎日飲み続ければコレステロールが下がって

 少しお腹へ込みますよ」

「ありがとう、亮」


ジョージは朝の大量の排便に心から亮の事を信じ亮の肩を叩いた

食事を終えた亮は向かいに座っていたマリーに言った

「マリー、僕は日本ではそれで痩せる方法があるんです」

マリーが首を傾げると亮はマッサージの説明をした

「マッサージなら良いけど」

マリーが言うとジョージが覚悟を決めて言った。


「亮、テストに私にやってみてくれないか

健康のためにマリーに痩せてもらいたいんだ」

「分かりました」

それを見ていたマリーは微笑んで言った


「亮、アメリカには人口3億5000万人に対して

2400万人糖尿病患者がいるために医療費の個人負担になって

国に跳ね返ってくるこれはアメリカ国家にとって由々しき事態だ」

「日本も1億3000万に対して700万人以上の糖尿病患者がいます」

亮もジョージもマリーもデビッドもローラも糖尿病の話をして

とても気になっていた


「亮、お前の得意な漢方薬で何とかならないのか?」

デビッドが亮に真剣な顔をして聞いた

「ええ、糖尿病の2型は暴飲暴食をしたためにすい臓が弱って

 インスリンの分泌量が減った事によって起こります。つまり

 インスリンを投与しながらすい臓を強くしていけば良くなって行くと思います」


「これからの亮のテーマの1つになったな」

「はい」

この時亮は、新しい糖尿病の治療薬を考え研究開発している事になる。


「デビッド、トレーニングの指導をご両親にしてください、

 筋肉があれば基礎代謝が上がって血糖値が下がり安定するはずです

 でも二人とも膝と足首を痛めます」

「分かった、あまり足に負担のかからないトレーニングから始めよう」

亮の頼みに大学時代アメリカンフットボールのクォーターバックのデビッドが答えた

ポンポンと話が進む亮とデビッドの二人を見てローラは心強く思っていた

「素敵な彼と弟がいて幸せね、ローラ」

マリーはローラの肩を優しく抱きしめた

「ええ、マリー。あの二人ならきっとすごい事が出来るような気がする」


~~~~~~~

亮はマリーに聞いたスーパーマーケットに行って

魚を酢と海苔と醤油を買って戻ると

秀樹の手配で日本酒10本と梅酒5本と米と電気釜とナタネ油が届いた

「電気釜まで送ってくれた。ありがとうお父さん」

亮は秀樹の計らいに感謝した。


亮は米を研ぎご飯を炊くとその間に魚をさばいた

「皆さんにはお酒を飲んでいただきます。昼間からですが」

亮はお酒の付け合せに焼き鳥を出した。

それを食べたジョージが驚きの声を上げた

「う、美味い。このチキンなんと言う料理だ?」

「焼き鳥です。日本では串に刺すんですが、こちらにないしエコで

 金串に刺しました」

「ヤキトリか」

ジョージは腕を組んだ


「はい、油が落ちますのでカロリーが下がります」

「なるほど、本当に美味い」

デビッドは日本酒を飲んだ

「日本酒と焼き鳥はぴったりだわ」

ローラも顔を赤らめて満足そうな顔をした

「ローラこれはワインにも合います」

「うふふ、嬉しい」

亮はその後、カジキマグロのステーキを出した。


「これは日本に来ているモデルさんたちが好んで食べています。

 肉に比べると約半分のカロリーです」

「ああ、本当に美味しい」

マリーはカジキマグロを一口サイズに切って口に頬張った


~~~~~~

亮は炊き上がったご飯をバットに広げ冷ましていると

酢無しのシャリと酢を入れたシャリを作り軽く焼いたサーモンで握った

「ローラこれなら食べられるでしょう」

亮はローラの前に置いた

「ジョージ、お箸を使えない人が多いと思うのでタレを塗っておきます」

「なるほど」

ジョージがそれを食べると親指を立てた。


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