人命救助
文明が翔記に聞くと申し訳なさそうに言った。
「父が食事の後に亮を京劇に招待したいそうなんだ」
「なんだって、今夜は偉い人ばかりが集まるやつじゃないか」
「ええ」
「亮が気の毒よ、日本人の亮にあんな場所へ連れて行くの」
麗華が怒った
「でも、親父がみんなにヒーローを紹介するって言ってしまった」
翔記が亮に対して申し訳なさそうな顔をすると亮はあきらめていた。
「別に気にしません、以前から京劇は観たかったんです」
「悪かったな亮、せっかく女性がたくさん居るところへ連れて行こうと思っていたんだが」
文明が謝ると亮は元気に答えた。
「それは香港に行った時にしましょう」
「うん、そうだな」
文明が答えると翔記が亮の肩を叩いた
「亮、窮屈だけど京劇観よう」
亮たちが劇場に着くと前から5列目の真ん中に国家主席が座り
6列目に亮たちが座った。
京劇の演目三国志演義が終盤に終わるとき目の前の胡国家主席が胸を抑えた
「おかしいぞ、翔記」
「ん?」
「主席が胸を押さえている」
亮はそれを見て席を飛び越えた。
「主席どうしました?」
亮が聞くと主席は答えた。
「胸が苦しい・・・」
「翔記通路に運ぶぞ」
亮が叫ぶとすぐに翔記は主席の足を持ち通路に運んで
亮は主席のシャツのボタンとズボンのベルトをはずした
「気道確保!人工呼吸開始!誰か救急を呼んでくれ!翔記脈拍を診てくれ」
「脈がない」
翔記がオドオドしていると亮は主席の胸に手を当てた。
「心停止か、心臓マッサージ開始、翔記時間を見てくれ」
「了解」
亮はマウスtoマウス2回、心臓マッサージ15回、マウスtoマウス2回の
順で救急を待ち亮が3分ほどそれを続けると
主席は自分で呼吸を始め救急が到着した
亮は時間と回数を救急隊員に報告し主席は病院に運ばれた。
「亮、命に別状がないそうだ」
翔記が亮の肩を叩くと亮は翔記に注意した。
「助かってよかった、翔記AEDは用意した方がいい」
「ああ、高いんだろう」
「今は日本円で100万円くらい、中国で8万元くらいだが将来色々な所に用意した方がいい」
「分かった、進言してみるよ」
「日本製が良いぞ」
「あはは、分かっている」
翔記は亮と肩を組み
文明と麗華は亮の救命処置の手際のよさに驚いていた。
「それで、続きは観られないですかね。いい所だったのに・・・」
「それはあきらめた方がいい」
文明は亮を慰めた。
「残念です」
「また、北京に来た時観ましょう」
麗華が亮の手を握った。
「そうですね」
「そうだ亮、いい所へ連れて行ってやる」
文明がニヤニヤと笑った。
「文明だめよ、亮は初心なんだから」
麗華が止めた。
「なんだ、やきもちか?麗華」
翔記が冷やかしに聞くと麗華怒った。
「そんな事ないわよ。勝手に遊んできなさいよ」
「よし!亮行くぞ」
文明と翔記と亮が肩を組んでクラブへ行った。
~~~~~~~
デビッドとローラはローラの家で朝食をしていた
「ローラ、亮はいつ帰ってくるんだ?」
「1週間ほどじゃないかしら、どうしたの?」
「亮にお詫びしようと思って」
「お詫び?」
「亮が言ったバイオ燃料の件だが」
「やればいいじゃない」
「それが今の会社では無理なんだ」
「どうして?」
「うちの会社は燃料の原料の件で方針が合わないんだ。
それにEV化に向けて撤退するかもしれない」
「そうなの残念ね、でもやりたいんでしょう」
「ああ」
「私貧乏でもいいわよ。あなたのやりたい事をやればいいのよ」
「本当かい?ローラ」
「もちろんよ、亮に話をしてみれば?きっといい事があるわよ」
「ローラ・・・」
「怒ったの?デビッド」
「いや、僕も亮が何か幸運を持ってきてくれそうな気がする」
二人は手を握り合ってキスをした。
~~~~~~~~
亮たちが入った部屋には大きなモニターあり
長いソファーに三人は間隔を空けて座ると女性が次々に入って来た。
「亮、今から女性が入ってくるから好きな相手を選ぶんだぞ」
文明が耳元でささやくと亮は期待感で声が裏返っていた
「は、はい」
「おい、亮緊張するなよ」
「は、はい」
翔記が言うと亮はますます緊張をした
そこにドアが開き5人の女性が入ってきて
それぞれ名前を言うと色気を出してそれぞれアピールをした
「亮、気に入らなければ次の5人が来る」
「はい」
文明が手を横に振ると次の5人が入ってきた
亮が決めかねていた。
「まったく優柔不断な男だ」
翔記は亮の女性に対する態度がおかしな所に気づいて
亮のために一人の女性を選んだ
「この娘でいいな、亮」
「はい」
その女性は亮の右側に座った女性は
グラマーでローラに似たロシア人だった
「翔記、どうして北京にロシア人がいるんですか?」
亮が不思議に思って翔記に質問した。
「昔から中国とロシアは仲が良いのでロシアの女性が働きに来ているんだ」
「そうですか」
「大丈夫だよ、中国語は少し出来るし英語も少し出来る」
「そうですか」
亮はホッ胸をなでおろした。
「そう言えばローラの彼氏って何の仕事をしているんだ?」
「自動車メーカーが作ったバイオ燃料の研究だそうです」
「バイオ燃料かうちの国も興味がある」
「そうですか」
「何か良い物はないか?」
「あります」
亮は二人に緑藻を使ったバイオ燃料を考えた事を話した。
「それは面白い、すぐに詳しい話がしたい」
文明は喜んで言ったが亮は否定的だった。
「待ってください、完成するには4、5年くらいかかるでしょう」
「4、5年か、ちょうど良い」
翔記がそう言ってニヤッと笑った。
「翔記、どうしていいんですか?」
「僕が中国に帰ってから活動が出来る」
「そうか・・・」
亮は翔記が将来自分の立場が有利になるような活動を計画しているのが分かった。
「中国の空はスモッグでいっぱいだ、発電所のほとんどが石炭を使っている」
文明はこれからの中国の公害が気になっていた。
「文明このビジネスに投資したらどうだ?ビジネスチャンスだぞ」
翔記が文明をバイオ燃料ビジネスに誘った。
「そうだな、父親と相談してみよう、亮どれくらい費用がかかるか
計算しておいてくれ」
「分かりました。文明」
「そろそろ楽しい話をしませんか?」
文明の隣にいた細身の小瑛が声を掛けた。
「そうだな、カラオケを唄おう」
翔記と文明は酒に強く女性たちとゲームをしながら酒を飲み
亮は中国語の歌を一所懸命練習した
「上手いわ、日本人なのに」
文明が翔記に聞くと申し訳なさそうに言った。
「父が食事の後に亮を京劇に招待したいそうなんだ」
「なんだって、今夜は偉い人ばかりが集まるやつじゃないか」
「ええ」
「亮が気の毒よ、日本人の亮にあんな場所へ連れて行くの」
麗華が怒った
「でも、親父がみんなにヒーローを紹介するって言ってしまった」
翔記が亮に対して申し訳なさそうな顔をすると亮はあきらめていた。
「別に気にしません、以前から京劇は観たかったんです」
「悪かったな亮、せっかく女性がたくさん居るところへ
連れて行こうと思っていたんだが」
文明が謝ると亮は元気に答えた。
「それは香港に行った時にしましょう」
「うん、そうだな」
文明が答えると翔記が亮の肩を叩いた
「亮、窮屈だけど京劇観よう」
亮たちが劇場に着くと前から5列目の真ん中に国家主席が座り
6列目に亮たちが座った。
京劇の演目三国志演義が終盤に終わるとき目の前の胡国家主席が胸を抑えた
「おかしいぞ、翔記」
「ん?」
「主席が胸を押さえている」
亮はそれを見て席を飛び越えた。
「主席どうしました?」
亮が聞くと主席は答えた。
「胸が苦しい・・・」
「翔記通路に運ぶぞ」
亮が叫ぶとすぐに翔記は主席の足を持ち通路に運んで
亮は主席のシャツのボタンとズボンのベルトをはずした
「気道確保!人工呼吸開始!誰か救急を呼んでくれ!翔記脈拍を診てくれ」
「脈がない」
翔記がオドオドしていると亮は主席の胸に手を当てた。
「心停止か、心臓マッサージ開始、翔記時間を見てくれ」
「了解」
亮はマウスtoマウス2回、心臓マッサージ15回、
マウスtoマウス2回の
順で救急を待ち亮が3分ほどそれを続けると
主席は自分で呼吸を始め救急が到着した
亮は時間と回数を救急隊員に報告し主席は病院に運ばれた。
「亮、命に別状がないそうだ」
翔記が亮の肩を叩くと亮は翔記に注意した。
「助かってよかった、翔記AEDは用意した方がいい」
「ああ、高いんだろう」
「今は日本円で100万円くらい、中国で8万元くらいだが
将来色々な所に用意した方がいい」
「分かった、進言してみるよ」
「日本製が良いぞ」
「あはは、分かっている」
翔記は亮と肩を組み
文明と麗華は亮の救命処置の手際のよさに驚いていた。
「それで、続きは観られないですかね。いい所だったのに・・・」
「それはあきらめた方がいい」
文明は亮を慰めた。
「残念です」
「また、北京に来た時観ましょう」
麗華が亮の手を握った。
「そうですね」
「そうだ亮、いい所へ連れて行ってやる」
文明がニヤニヤと笑った。
「文明だめよ、亮は初心なんだから」
麗華が止めた。
「なんだ、やきもちか?麗華」
翔記が冷やかしに聞くと麗華怒った。
「そんな事ないわよ。勝手に遊んできなさいよ」
「よし!亮行くぞ」
文明と翔記と亮が肩を組んでクラブへ行った。
~~~~~~~
デビッドとローラはローラの家で朝食をしていた
「ローラ、亮はいつ帰ってくるんだ?」
「1週間ほどじゃないかしら、どうしたの?」
「亮にお詫びしようと思って」
「お詫び?」
「亮が言ったバイオ燃料の件だが」
「やればいいじゃない」
「それが今の会社では無理なんだ」
「どうして?」
「うちの会社は燃料の原料の件で方針が合わないんだ。
それにEV化に向けて撤退するかもしれない」
「そうなの残念ね、でもやりたいんでしょう」
「ああ」
「私貧乏でもいいわよ。あなたのやりたい事をやればいいのよ」
「本当かい?ローラ」
「もちろんよ、亮に話をしてみれば?きっといい事があるわよ」
「ローラ・・・」
「怒ったの?デビッド」
「いや、僕も亮が何か幸運を持ってきてくれそうな気がする」
二人は手を握り合ってキスをした。
~~~~~~~~
亮たちが入った部屋には大きなモニターあり
長いソファーに三人は間隔を空けて座ると女性が次々に入って来た。
「亮、今から女性が入ってくるから好きな相手を選ぶんだぞ」
文明が耳元でささやくと亮は期待感で声が裏返っていた
「は、はい」
「おい、亮緊張するなよ」
「は、はい」
翔記が言うと亮はますます緊張をした
そこにドアが開き5人の女性が入ってきて
それぞれ名前を言うと色気を出してそれぞれアピールをした
「亮、気に入らなければ次の5人が来る」
「はい」
文明が手を横に振ると次の5人が入ってきた
亮が決めかねていた。
「まったく優柔不断な男だ」
翔記は亮の女性に対する態度がおかしな所に気づいて
亮のために一人の女性を選んだ
「この娘でいいな、亮」
「はい」
その女性は亮の右側に座った女性は
グラマーでローラに似たロシア人だった
「翔記、どうして北京にロシア人がいるんですか?」
亮が不思議に思って翔記に質問した。
「昔から中国とロシアは仲が良いのでロシアの女性が働きに来ているんだ」
「そうですか」
「大丈夫だよ、中国語は少し出来るし英語も少し出来る」
「そうですか」
亮はホッ胸をなでおろした。
「そう言えばローラの彼氏って何の仕事をしているんだ?」
「自動車メーカーが作ったバイオ燃料の研究だそうです」
「バイオ燃料かうちの国も興味がある」
「そうですか」
「何か良い物はないか?」
「あります」
亮は二人に緑藻を使ったバイオ燃料を考えた事を話した。
「それは面白い、すぐに詳しい話がしたい」
文明は喜んで言ったが亮は否定的だった。
「待ってください、完成するには4、5年くらいかかるでしょう」
「4、5年か、ちょうど良い」
翔記がそう言ってニヤッと笑った。
「翔記、どうしていいんですか?」
「僕が中国に帰ってから活動が出来る」
「そうか・・・」
亮は翔記が将来自分の立場が有利になるような活動を計画しているのが分かった。
「中国の空はスモッグでいっぱいだ、発電所のほとんどが石炭を使っている」
文明はこれからの中国の公害が気になっていた。
「文明このビジネスに投資したらどうだ?ビジネスチャンスだぞ」
翔記が文明をバイオ燃料ビジネスに誘った。
「そうだな、父親と相談してみよう、亮どれくらい費用がかかるか
計算しておいてくれ」
「分かりました。文明」
「そろそろ楽しい話をしませんか?」
文明の隣にいた細身の小瑛が声を掛けた。
「そうだな、カラオケを唄おう」
翔記と文明は酒に強く女性たちとゲームをしながら酒を飲み
亮は中国語の歌を一所懸命練習した
「上手いわ、日本人なのに」




