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グッド・ジョブ エピソード0  作者: 渡夢太郎
二章 再会
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パーティ

下のフロアーに降りた秀樹は客の中を挨拶して歩いていた

そこへ、パーティ会場に高田義信と川野晴美が入ってきた

「パパ、凄くゴージャスね」

川野晴美が父親の川野三郎に甘えていた


「お前も大学生になったからソシアルパーティに来なくてはな

 ここには金持ちで品のある人たちがたくさんいる」

「うん」

「高田君はなれているようだな」

「そう、彼が付き合っているのはお金持ちばかりだから」

「そうか良い事だ」

川野三郎は高田義信の肩を叩いた


「高田さん、息子さんの商売が順調だそうですね」

JP通販の高田信夫に三郎が言うと嬉しそうに答えた

「ええ、私のアドバイスを

良く聞いてしっかりやってくれています」

川野は笑いながら言った。


「それはいい息子さんだ」

「恐れ入ります」

義信が川野に頭を下げた

そこへ亮と良子がきょろきょろしながら

歩いていると、高田義信と川野晴美と

目が合い良子が会釈をすると晴美が言った。


「パパ、あの二人がさっき言っていた二人よ」

「うん、あのオドオドした態度がいかにも貧しそうだ

 まったくどうやってこのパーティに紛れ込んだんだ」

川野三郎はブツブツと文句言った。


「パパ、あの女中学の同級生だったの、

文句を言ってくるわ」

「晴美、ちょっと待て、今ライブが始まる」


~~~~~~~~~~

「秋山さん、今からライブが始まります」

ステージに立ったアーティストは人気絶頂の歌手、

REIKOだった。亮と良子は手にグラスを持って

歌に聴き入った。


そのREIKOがステージから降りると

千沙子が親しげに話をしていた。

「あれ、姉さん」

「どうしたの?團君」

「REIKOの傍にいるのが2番目の姉さんなんだ、

紹介してもらおうよ」

亮は良子に言って千沙子の方へ向かった。


~~~~~~~

「良子」

後ろから高田義信が声をかけ良子の手を捕まえた。

~~~~~~~~


「姉さん」

亮が千沙子の所へ行くと普段パーティに来ない亮に驚いていた。

「あっ、亮どうしたの?」

「姉さん、REIKOさんと知り合い?」


「うん、彼女の舞台衣装は私がデザインをしているの、知らなかった?」

「知らなかった」

「ねえ、誰?」

REIKOが千沙子に聞いた。

「私の弟よ、東大生」

「初めまして、團亮です」

亮はコチコチになってREIKOに挨拶をした。


「わあ、イケメンね。亮君歌唄える?」

「ええ、それなりに」

「今度一緒に歌おうよ」

「はあ」

亮は突然のREIKOの誘いに唖然としていた。

「そうだ、友達を」

亮は千沙子に紹介しようと良子を探すと

姿が見えなくなっていた


「あれ?姉さん友達を探してくる」

「うん、亮に紹介したい娘がいるから」

「はい」

亮は良子を探して2階VIPルームへ行くと

良子と高田義信と三人の男が話をしていた


「秋山さん」

亮が近づいて良子の所に行くと高田が睨み付けた。

「気に入らねえな」

「何がですか?」

亮は聞き返した


「僕に恥をかかせやがって」

「恥ですか?」

「ああ、僕はお前と違って特別な人間なんだ」

義信はローラン・ギャロスで支配人に言われた

特別な人が頭から離れられなかった

「この女は僕の女だ」


義信は後ろに三人の男を連れてすごんでいた

「秋山さんは昔の奴隷じゃないんですよ誰の物って

 まして川野晴美さんがいるのに」

「ふん」

義信は鼻で笑った。


「良子は返してもらう、今夜先輩に良子に

献上するだ!女子大の理事長さんに」

義信は良子の手を引くと良子はそれを振り払おうとした。

「イヤ!」

「なんだ、嫌だと。この好きものが!」

「止めて」


良子は自分と高田の関係を亮に明かされるのを嫌がって

手を振り切って亮の後ろに回った。

「高田さんここはソシアルパーティの会場です、

みっともない事は止めてください」

亮が冷静に言うと高田が恫喝した。


「なんだと、命令するのか?この僕に」

「命令ではないです、人間としての常識です」

「おい、團。人間は生まれながらにして上下関係が出来ているんだ

 平等なんて貧乏人のたわごとだ」

「かわいそうな人ですね」

亮は義信の顔をじっと見つめると

義信はますます腹が立ってきた。


「おい」

義信が合図を送ると三人が良子を捕まえようとした。

「秋山さん下へ降りて」

亮は良子を逃がすとスプリットステップで

つま先を立て重心を前に移動すると

三人は亮を抑えようと飛び掛ってきた

「判断力とスピードと筋力」

亮の頭に祖父の言葉が思い浮かび

三人が手を伸ばす中をすり抜け一気に1階のフロアーに下りた。


階段の下で待っていた良子は亮にしがみついた。

「團君、大丈夫?」

「はい、逃げ足は速いのでここならみんながいるので大丈夫です」


~~~~~~~~~~~~

「あんた、なんなの?義信を取り戻すつもり?」

晴美は鬼のような剣幕で良子の方へ来て怒鳴りだした。

「えっ?私は・・・」

「義信から聞いたわよ、誘惑されたって」

「嘘です!」

「信用なんか出来ないわ。あなたの持っているバッグだって

宝石だってどうせ偽物でしょう」

晴美がヒステリックに言うと亮が冷静に晴美に言った。


「本物です」

「ふん、男に宝石なんて分からないわよ」

「晴美ちゃん、僕は分かるよ」

義信と三人の男が来た。

「義信は別よ、プロだもの」

晴美は高田の腕を掴んで甘えた。


「あら、亮のお友達ね、姉の千沙子です。よろしくね」

そこに千沙子達が来て亮を取り囲み

千沙子は人なつっこく良子に話しかけた。


「亮、紹介するわ」

千沙子の隣にいた女性二人が亮の前に出した。

「VVのモデルの川奈ゆかりとカレンよ」

「どうも、弟の亮です」

「わあ、かわいい。千沙子の弟さん」


カレンとゆかりが亮の腕を掴むと

それを見ていた義信たちが驚いていた

千沙子は良子に気を使って話しかけた。

「ごめんなさい、友達が亮を紹介してくれってうるさいのよ」

「いいえ、お姉さん芸能人に知り合いが多いんですね」

「私ファッションデザイナーと

ファッション・コーディネーターの仕事しているの」


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