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推しと異世界召喚    作者: 安寿
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S6人型とかマジ?やばくね?

つうか、さっきまで、蛇だったのが、いきなり人型になるとか有りなのか?

これっていいの?確かに大蛇丸とかってのもいるけど、って大蛇丸は普通に人間だったっつの。

蛇が先か人間が先か?


って蛇が先が有りな世界なのか?

つうか結局蛇なのか。人なのか?


なんて哲学的な疑問を考えたりしていたんだが、実はそういうお利口さんな小難しいことを考えないと頭の中がパンクしそうだったからなんだ。


だって、いきなり全裸だぜ。

しかも美少女の全裸。


へ?こいつこんな美少女だったの?

いや、蛇ですけど。


って、なんで俺の連れをガン見してんだよ。この鸚鵡野郎。


蜘蛛の糸でもがけばもがくほどがんじがらめになるやつに絡められながらも顔をこっち向けてガン見してるの、やめれ。


あっち向け、少しは気を使うとかしろ。


分かるけど。そりゃ見ちゃうでしょ。いきなり美少女の全裸が目の前に現れたら。

これって結構敵の目くらまし的に使えたりするスキルかもしれねえ。

っていや、だめだろ。連れの女の裸でフェイントかけて戦うとか卑怯者過ぎるし、意表を突くにしてもアミが可哀想だろ。そんな晒し者みたいになるとか、いくら蛇だとしても。

そういう戦い方を俺は許せねえ。けど、どうにもならないときがあったら使わせてもらうかもしれないけど。

おっと、こんなこと考えてる場合じゃなかった。


オウム野郎のことをボコしてやろうと思ったけど、それより先に俺が持たねえ。


そんな姿見せられたら。

ってことで、便利グッズなマントをアミの体にかけてやった。

「とりあえず、これ纏っておけ。」


「ああ、わかった。」

返事があった。人型になったから、言葉が話せるようになったらしい。

つうか、クーっ、声もかわええ。

やべえ。ほんとにただの美少女ですよ。


元が蛇って言わなきゃ、これはヤバいやつです。


キュンです。


俺がキュンキュンしてるとこに


「悪いんだけど、この糸取ってくんない?」

オウム野郎が鷹揚にいう。


なんで囚われてる負けのお前が俺様に命令してるわけ?


身動きできないとこ殴るとかオーバーキルかなあと思うけど、ぼこすぞ。こいつ。


何発かお見舞いしてやろうと思ったところで、


「いいよ。」

って。へ?いいの?


アミが手をかざして

「解除。」

って言ったら、なんか、蜘蛛の糸がほどけてくんだけど。

こんな便利なスキルだっけ?これ。今までは、糸付いたまま倒して食ってたから分からなかったけど、この糸って粘着質だったのが、ほろりと取れる仕様だったの?知らなかったんだけど俺。

それなら、今までも解除とやらをしてもらったほうが料理とかしやすかったんだけどな。


「こいつ、変な動きしたらどうせまた捕まえれるし、可哀想だから。」


「あ、僕、なんか知らないけど、言葉話せるようになったら、魔法だか使えるようになったらしい。だから多分こいつ自由にしてやっても大丈夫。なんかスキルアップした。」


マジかよ。


つうか普通、外してやってもいいか俺に訊いてからにしたりしねえ?

ってちょっと不満な気持ちになっていたら。


「緊縛!」

またグルグルに巻かれるオウム野郎。

「ちょっと、何い?助けてくれたんじゃないの?」


「いや、すまん、やってみただけだ。一応、ボスに訊かないと、勝手に逃がすわけにいかないでしょ。それに面白くて。呪文とか唱えるの。」


結構残酷に笑ってやがる。美少女の残酷な笑みドМ野郎だったらたまんねえな。オウム野郎がドMだったらご褒美じゃねえか。


「やだあ、もう。」とか言いながら悶えてやがる。

うーん、こいつはドМ野郎なのか。変態野郎なのか。


それにしてもボスって。確かにゲームとかラノベとかにある使い魔みたいな存在かなあと思っていたけど、人型になって話せるようになると、ボスとか言われるのなんかくすぐったいような気持になる。なんて呼んでもらったらいいんだ。それにこいつのほうがスキルとかステータスが上かもしれないような気がする。それだとボスっていうより一緒に行動する仲間っていうかチームっていうかなんかそういうもんな気がする。雇ってるわけでもないし、ボスっていうのもなんか違う気がするな。


「いや、ボスとかじゃねえし、そんな俺の事とか気にしなくていい。それに俺のことはシュンでいいぜ。

それと、そいつは、糸ほどいてやっていいと思う。」


「わかった。」

「シュンがそういうなら。」

「解除!」


ほろほろと糸がほどけて、


鸚鵡野郎が黄緑色の髪をふんっとかきあげながら体をぶるぶるさせた。


「もう、やんなっちゃう。こんな攻撃とか聞いてないし。蛇と荒くれた人間一人って聞いてたのに、もう、羽が汚くなっちゃったじゃない。」

人型になったから羽はないんだが羽だったらしき腕の部分の服に羽っぽい飾りが付いていてちょっと毛並みが乱れている。それを几帳面に指先でそろえながら直している。















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