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推しと異世界召喚    作者: 安寿
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R2キングスマナリン王国

「このキングスマナリン王国にお越しいただきありがとうございます。」

一同が俺に向かって一斉に膝とつき頭を下げる。


「召喚によるお身体の損傷など不都合はございませんか?」

神官の親玉っぽい一番良さそうなローブをまとった男が俺に声をかけた。


別に痛いとことか動かせないとことかないな。俺はちょっと、腕や足を動かしてみる。

頭の中身は分からないが、別に頭痛とかもしていないし、どこか打ったとかは無さそうだな。


「特には。」


スキル:言語把握が追加されました。無限把握に統合します。

いきなり謎にコンピュータっぽい声がしてステータスに書き込まれ、そして統合されて消えた。


玉座に座っていた男が椅子から立ち上がり、俺の元まで歩いてきた。


「私はエルヒン•フランテェス•キングマナリン。キングスマナリン王国の国王である。大賢者であるそなたを我が国に召喚できて大変嬉しく思って居る。召喚に応じてくれて感謝する。」

俺に向かって頭を下げる。


「して、大賢者殿、そなたの名前は?」


「俺は実近《さねちか》 蘭之丈《らんのじょう》です。」

俺は自分の名前を名乗った。一応アイドルとしての名前である。まあ、普通に日本のそのままの本名を使っているだけなんだが。


「実近殿、どうかよろしく頼む。」

一国の国王が突然現れた俺なんかに頭を下げるなんていったいどうなってるのよ、と思ったが、話を聞きそうでもしないといけない状況にこの国が、否この世界そのものが陥っているということを知らされるのだった。


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