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推しと異世界召喚    作者: 安寿
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N2ステータス あくま神官

確かに、俺の服装は、ライブ中の衣装のままだが、スタンドカラーのコートに金色のコードやら刺繡が豪華に施され、煌めくラインストーンがあちこちに惜しみなく取り付けられて、ステージのライトで輝くようにあしらわれた衣装。十字架のネックレスも付けていて、神官っぽい衣装だ。マントで騎士や王子を彷彿させる京也やシュン、蘭之丈たちの衣装とはまた違った趣のある衣装で俺は好んでこのタイプの衣装をデザインしてもらっていた。

けど、別にあくまとか神官とかそういうのをイメージしていたわけではないし、そんなのを気取っていたわけでも意識していたわけでもないので、なんで俺があくま神官とか呼ばれる夢を見てるんだか分からない。無意識下ではそんなのを意識していたんだろうか。確かにゲーム好きではあるが、俺が好きなのは、FPS系の銃とかライフルとかバズーカとかをぶっ放して敵を倒すアクション系で、ド〇クエ系のロールプレイングゲーム系ではない。そりゃ、ロールプレイング系も流行った時に学生の頃とかにみんなやってたから履修しているからわかるが。これはまるでロールプレイングゲームの中の、しかも多分だが敵側の陣営の本拠地ではないか。


しかもあくま神官とか。厨二病病っぽい名前すぎて笑ってしまう。


って、笑ったら命が無さそうなので笑わないで心の中だけで笑っておいたが。


「余(よ)が貴殿を召喚した。召喚に応じてくれて感謝する。」

「余は、魔王ハイポスピアである。」


厳かに語られる。


魔王様ですか。

イケメン魔王は礼儀正しい。そして俺を召喚したとか言っている。

うーん、早く目を覚ましたいがなんかちょっと面白いことになってきているような気がする。

感謝とか言われてるし悪い気がしないな。

とか気楽にそのときは思っていた。夢だと思っていたからね。

それがとんでもない召喚だとは俺は知る由もなかったんだから。


「早速だが貴殿のステータスを確認したい。目の前のステータスバーを出してみるが良い。」


ステータスバー?やはりゲームなのかよ。

出せって言われても。

ステータスバーとか。って思うと

いきなり目の前に透明プラスチックのような板が表れてステータスが表示された。


ステータス

:あくま神官

スキル:言語把握

  :魔法攻撃無効

  :魔法反射

  

どうもあくま神官というのは本当らしい。さらになんかスキルとかいうのが付いてるし。


「あくま神官で間違いないようだな。

ほほあ。魔法攻撃無効と、魔法反射を持つとは、貴殿素晴らしい能力の持ち主であるな。本来魔王しか持ちえない魔法反射を持っておるのか。そうか。そうか。素晴らしい。」

「そして貴殿には余の魔法も通用しないということか、これは心しておかねばならんな。もうしまってよいぞ。」


ほお。あちこちから感嘆の声が上がる。


「魔王さま、召喚成功おめでとうございます。これでわが軍は盤石でしょう。ありがとうございます。」

「ほら、皆の者、魔王様万歳。」


「魔王様万歳。」


「悪魔神官様 万歳」


「悪魔神官さま 万歳。」


なんか、おかしなことに俺はそこらじゅうまわり一帯の魔物に万歳とか祝福だかされていた。


ステータスとやらもチート能力が付いているらしかった。

なんかちょっとびっくりである。が俺ってそういうやつかも。と思ったのだった。

ま、夢でもなんでもチート能力くらいあって当然だな。俺はファンの子たちに帝王とか呼ばれているし。


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