表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
華の都、貴女は蕾  作者: Onyx
学院生活編
17/17

あけましておめでとうございました。今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いしまーす。

遅い挨拶の結果がこれです。(笑)


ははっ。誰だよ非ヤンデレ調教作戦とか言い出したやつ。ばっかじゃねーの?あれ?目から滝が。


多分だけど、あと何度かクルスと勉強会すれば好感度は「好き」あたりまでいくだろう。私としてはこのまま続けて定期テストを突破したい。でもそうしているとルシッサがR18Gなことしちゃう。


実を言うとこのゲーム、ルートの分岐点から後はヌルゲーだ。自分が殺されないように上手く立ち回ればいいだけなんだから。まぁ全国のお姉さん方はそれができずに涙を流すが。

そして分岐点前は修羅場だ。対象達から嫉妬だの束縛だのスキンシップだの自虐だの暴力だの、様々な事が待ち受けている。それを上手く回避するにはステータスを上げなければならないのだが。私も上がるのかな?


トゥルーエンドはもう無理だけど、…トゥルー…トゥルー?あっ、そうだ。この世界がリアルなら、勝手に物語を作ることってできるんじゃね?私天才!冴えてる!

よしもう逃げよう。今のところ自虐に付き合わされるルートと食べられるルートに寄ってるけど、そのうちゼルダのストーカールートもご対面するだろう。そんなのごめんだ。私は逃げる。時間軸とか待ってらんない。

だって分岐点はあと何ヶ月も先ですからね!




◇◇◇◇◇◇




「お父様お父様!」

「なんだいリリィ」

「私隣国のクリサンセマムと結婚したいの!」

「ごぶっ!」


お父様は口に入れたばかりの紅茶を吹き出した。汚い。


「ど、どうしたんだ急に。君には素晴らしい婚約者が二人もいるじゃないか」


素晴らしいヤンデレが二人もいますね。


「でもお父様考えてみて。今この国の経済面は下がってきていますわ」

「え、なんでそれを」

「だから私が今景気絶好調の隣国と結婚すればこの国は安泰。それに隣国のクリサンセマムは男性一人、女性二人ですから…私の婚約を期に隣国と繋がり、組めばあまりがなく結婚できますわ」


ぜぇはっぜぇはっ。言い終えた。かなり声を張り上げ迫ったように立論した。前世で発表を何回行ったものか。おかげでそれはもうペラペラと言ってやりましたよ。


自分に浸っていると、お父様の表情が少し困ったものになった。


「リリィ。君はそれでいいのか?」

「ええもちろん!」

「しかし私は嫌だ」


なんですとっ!


「自分の一人娘を他国の男にやるなんて、私は気が許せんのだ。いくら国のためとはいえ、流石にそれは無理だ」

「そんな…お父様」

「リリィは昔よく言ってたじゃないか。好きな人を見つけて、恋愛して、結婚したいって。無理矢理あの二人と婚約結んでしまった私が言うのもなんだが、それじゃあまるで政略結婚じゃないか。リリィはそれでもいいのか?」


ヤンデレと離れられるなら。とは言わない。


「ええ。私は…この国にこの身を捧げます」


そんな綺麗事を言った私に思わず笑いたくなったが、我慢。


「…考えておこう」


っしゃあ!うちのお父様の考えておこうはだいたいいい方向に進むんだぜ!



しかしこの綺麗事を言った所為で、あの人が現れるなんて、誰が想像できようか。


観覧数とお気に入り件数にビックリ。

嬉しくて夜も9時間しか眠れない。

本当にありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ