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剣と魔法の義経記  作者: 久手史郎
第一章 英雄集結
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第九話 よいちのゆみ その8

吉次は警戒していた。

クロウの動きをだ。


この前もちょっと不在にしただけで陵介と言う友人の家を燃やしている。

と思えば崇徳天と言う高名な魔王ともバトルしていた。


とにかく目立つのだ。


吉次のような情報通が少し調べるとクロウ達の行動がわかるのだ。


このことで吉次が一番警戒しているのが覇王の一族平家の動きだ。

坂東平野は都から遠いとはいえまだ平家の勢力圏だ。

常陸国には佐竹。伊豆国には山本といった平家に忠誠を誓う王達がいる。


都で覇王の子達相手に大立ち回りしたクロウ達にとって決して安全な場所ではない。

奥州大陸に行くまでの間に平家との間にトラブルが発生し奥州大陸に行くことができなくなることを吉次は警戒していた。


幸いと言ってよいかどうかはわからないが平家からの目立った動きはない。

それは良いが、自らトラブルの中に突っ込んでいくのはやめていただきたい。

と吉次は思っている。


クロウ達は大事な投機先なのだ。

吉次は投資家としてクロウにBETしたのだ。

その投資先が消滅するのは困る。


今も吉次にとって困ったことが発生している。


クロウの怪我だ。

怪我の具合がひどく特定の「魔法」の行使が難しいらしい。

そのため湯治による治療を提案した。


しかし、あの性分では湯治先でも何かしでかすのではないかと、吉次は不安が拭えないでいた。


【お知らせ】

こちらも連載中です。よろしければ見ていただけると嬉しいです

■機動小隊レンジャーワン https://ncode.syosetu.com/n8156lf/


【あとがき】

今回も短くてスイマセン。吉次の気苦労はきっとむだになるでしょう。

こんな作品ですが、「面白かった」「続きが気になる」と思っていただけましたら、ブックマークや評価で応援していただけると嬉しいです。

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