第九話 よいちのゆみ その7
気が付けば50話になってました。
悪役令嬢でも異世界転生でも戦国でもない、源平合戦というマニアックな題材をよんでいただき感謝です。
クロウは考えていた。
怨念の魔王 崇徳天のことだ。
先ほど、崇徳天が魔王になった理由を知った。
「あいつは父親に裏切られたのか」
今まで気味の悪かった化け物でしかなかった相手ではあったが、急に身近に感じた。
生まれたときには父親は死んで、親の愛を一切受けなかった自分。
父親に可愛がられ、そして裏切られた崇徳天。
どちらが不幸だろうか。
ここまで考えて……
クロウは考えることをやめた。
「ふん。不幸比べなんざ下らねぇ」
クロウは言い捨てた。
例え、どのような苦しみを自分が受けたとしても、それでもって他人を不幸の道連れにしてよいわけはない。
逆に苦しみをしっているからこそ、解決の道を探す。
それがクロウだ。
話を聞いたとき、少し、崇徳天に同類とまではいかなくとも近い存在ではないかと感じたが・・・
その有り様は天地ほど違っていた。
そのことにクロウは気づいたのだ。
「くだらねぇ」
再びクロウはつぶやいた。
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【あとがき】
今回も短くてスイマセン。
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