表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
剣と魔法の義経記  作者: 久手史郎
第一章 英雄集結
44/119

第九話 よいちのゆみ その1

「あひゃひゃひゃひゃ(゜∀゜)」

奇声を発し、木々を飛び回る人影があった。

その動きは人離れしており猿の化け物と言われても違和感がない。まったくない。


眼前には狐火(ウィルオウィスプ)と呼ばれるモンスターが多数いた。

文字通り炎に包まれた狐のような容姿をしている。傍目には宙に浮く火の玉にも見える。


このモンスターの厄介なところは身を包む火が邪魔で単純に近づくことができないという点だ。

接近するなら火傷ダメージを覚悟しなければならない。


さらには火の玉まで魔法で飛ばしてくる。遠距離攻撃が可能なのだ。

普通の人では対応できない。


しかし、狐火(ウィルオウィスプ)と戦っている人物は普通ではない。


「あひゃひゃひゃひゃ(゜∀゜)」

と奇声を発しながら手慣れた動作で弓を構えた。


「南無八幡大菩薩!」

呪文を唱えると魔法の矢(マジックミサイル)が出現した。

そのマジックミサイルをつがえ、放つ。


魔法で強化された矢は呻りをあげて狐火(ウィルオウィスプ)に命中。モンスターを吹き飛ばした。


「いーち」


再びマジックミサイルが発射された。


狐火(ウィルオウィスプ)が何の抵抗も出来ずに吹き飛ばされた。


「にー」


狐火(ウィルオウィスプ)火の玉の魔法(ファイヤーボール)で対抗しようとするが届かない。


射程距離が違った。

さらにはその発射速度と威力も違った。


次々と放たれるマジックミサイルに狐火(ウィルオウィスプ)は数を減らし……

「・・・じゅーうご。 じゅーろく。これでおしまい」

全滅した。



その様子を近くで見ている人物が二人いた。

一方は青年。もう一方は白髪が目立つ壮年。

「いやあ、強いな。兄の面目丸つぶれだよ」

青年はそう言って人のよさそうな笑みを浮かべた。


彼は千本と呼ばれていた。正式な戦士らしい名前はある。

しかし、彼は弓の腕が立ち、1射で千本を射るが如く速射に優れるため、周囲は彼を称え、そのように呼んだ。


彼はマジックミサイルで狐火(ウィルオウィスプ)を倒している人物。

那須与一の兄だ。


「強い。強すぎる」

そう壮年の男は渋い顔をした。

彼も正式な名乗りはあるのだが周りからは「スケさん」と呼ばれていた。

彼に頼めば大抵のことは助けてくれるということらしい。


彼はマジックミサイルで狐火(ウィルオウィスプ)を倒している人物。

那須与一の父だ。


二人は目の前で奇声をあげながらモンスターを倒しまくる与一を対照的な表情で見ていた。


【モデル紹介】

■那須与一

本作、与一のモデル。

屋島の戦での扇の的のエピソードが有名。某ゲームでも有名。

源頼朝の配下。源義経に従軍。他の兄弟が平家の味方をしたため11男ながら家督を継ぐ。

本作では活躍してほしいので第九話からクロウと関わってもらいます。

有名武将なのに平家物語には扇の的のシーンしか出てこない・・・もっと活躍させたいと思っています。


■那須為隆

本作、千本のモデル

那須与一の兄。与一と共に源頼朝の配下となる。文献にによっては与一以上の弓の使い手と書かれている


■那須 資隆

本作、資さんのモデル

那須為隆、那須与一のお父さん

本作の”資さん”はもう一人のモデルの役目もあわせもってもらう予定です。

誰かは、そのシーンがでたら紹介します。


【お知らせ】

こちらも連載中です。よろしければ見ていただけると嬉しいです

■機動小隊レンジャーワン https://ncode.syosetu.com/n8156lf/


【あとがき】

那須与一様を”天才”のキャラ付けしようとしたら、こんなんなっちゃいました。

こんな作品ですが、「面白かった」「続きが気になる」と思っていただけましたら、ブックマークや評価で応援していただけると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ