第七話 炎の剣 その3
今回も短いので連続投稿します
「久しぶりだな」
クロウは陵介の館で待っていると陵介が元気な挨拶と共に入ってきた。
「ああ!」
クロウと陵介はがっつり握手する。
「あの時はありがとうございました」
皆鶴姫が前に出て頭を下げる。
「おお、久しぶりだな。あの時、お互いに無事でよかった。礼はクロウに言えよ。俺は不甲斐なく転がされていただけだからな」
「いえ、あの時、陵介殿が奮闘してくださった恩は忘れるものではありません」
「義理固てぇなぁ。俺に惚れた?」
「なっ!」
根が真面目な皆鶴姫は真っ赤になって言葉に詰まる。
「冗談だよ。あん時の話はこれでお終いにしようぜ。皆鶴姫がどう思ってるかわかんねぇけど、俺にとっちゃ”しくじったー”って苦い思いでしかないんだ」
「あ。すいません」
小さくなる皆鶴姫。
「せっかく、再開したんだ。そういう話はよそうぜ。そうだ、飯はまだだろう。せっかくだ一緒に食おうぜ。坂東の飯、喰ったことねぇだろう。味付けは違うがうまいぜ。クロウも静もいいだろう? せっかくなんだ。いろいろ話もしたいしな」
陵介はそう言ってクロウの肩をたたいた。
彼はあくまでも陽気だった。
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【余談】
第六話で盗賊にゴブリンとルビふって遊んでみました。
書いてる途中に「あれ? 同じシーンでも盗賊って書けば時代モノになるし、ゴブリンって書けばファンタジーになるのでは?と思い、遊び心でつけたのですがいかがでしょうか?




