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最高に可愛い童顔令嬢は、最強の守護者達に守られている  作者: 文月みい


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誕生日の朝



 本日、とうとう誕生日を迎え、16歳になりました。


「ユーリと私、16歳の誕生日おめでとう。」


 朝食のため食堂へ向かうと、扉を開けるのと同時に、後ろから急に抱きつかれた。


「うわっ、吃驚した。リリ、おはよう。それと、リリと俺、誕生日おめでとう。」


 振り向いて、お返しにぎゅっとリリを抱きしめる。

 はぁぁ、今日も俺の姉は最高に可愛い。笑顔が天使で、可愛いを支配する女神様で、存在そのものが可愛すぎて、リリの全てが輝いている。

 16歳になっても、とどまることを知らない無限可愛いに、朝から癒され、俺の頬も緩みっぱなしだ。


「朝食を済ませたら、ガーデンパーティーの準備があるだろう。リリの可愛いドレス姿、楽しみにしているよ。」


 今日の為に、お母様が張り切って、衣装を用意してくれた。

 リリと俺のお揃いの衣装で、二人の色を合わせた物になっている。

 リリの衣装は、余り華美になり過ぎないよう配慮しているが、レースがふんだんに使われていて、落ち着いた大人っぽい衣装になっている。

 

「ユーリとお揃いの衣装ね、私も楽しみなの。きっとユーリに似合っていて、凄く格好いいわよ。」


「リリに格好いいと言われるのは、何よりも嬉しいな。」


 二人で話ながら、食堂の中へ入ると、すでにお父様とお母様が、二人仲良く席に着いていた。


「私の可愛い双子ちゃん、おはよう。今日も朝から仲良しね。ほら、外を見てちょうだい。二人の誕生日に相応しく、青空が広がって、とてもいい天気よ。」


 お母様が、素敵な笑顔で外を眺め、満足気に告げる。

 その横では、お父様が、笑顔のお母様を愛おしそうに見つめて、うっとりとしている。


「お父様、お母様、おはようございます。お二人も、俺達に負けないくらい仲良しで、息子として、とても喜ばしいですよ。二人の息子に生まれて、とても誇りに思います。」


 にこやかに微笑んで、二人に向けて挨拶する。お母様が、俺の言葉に嬉しそうに表情を緩める。お父様は、そんなお母様を更に幸せそうな表情で見つめていた。


「二人ともおはよう。君たち二人は、お父様とお母様の大切な宝物だ。16歳になった今日という大事な日を、家族みんなで迎えることが出来て、私も、とても嬉しく思うよ。二人とも誕生日おめでとう。」


 お父様が、お母様から視線を移し、俺とリリに向かって、お祝いの言葉を告げる。


「フフ、二人からのおめでとうが、一番嬉しいわ。ねえ、ユーリ。」


「そうだね。リリ。」


「さあ、今日は、お客さまもいらっしゃるから、しっかり準備をしてお迎えしましょう。二人とも、早く席に着いて、朝食にするわよ。」


 お母様の一言で、全員が席に着き、家族だけの穏やかな朝食が始まる。


 外は、青空がどこまでも続いて、時折吹く風も、涼やかで気持ちがいい。

 自慢の庭園は、屋敷の者達によって、素敵なパーティー会場へと変わっていく。


 初めての友人を招待した誕生日。正直、とても楽しみで、昨日は余り眠れなかった。


 家族に祝福され、天気にも恵まれ、きっと最高の誕生日になる予感。

 

 いよいよ、初めてのガーデンパーティーが始まる。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。


16歳になって、これから恋に勉強に他にも沢山の経験をするであろう双子。これから待ち受ける様々な出来事を通して、成長していくユーリとリリを、これからも応援よろしくお願いします。


次話は、明後日(29日)に投稿予定です。


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