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セッカグダシカンコルシバズカ

フレイです。

クレア、待っててくれよ。

ご存知の通り、妹が大好きですので、

 俺たちはお坊さんのあとに続き、寺の中を見学することにした。


「ナンデ、ア゛ダラシグシナイド?バカナド?」

(なんで新しくしないのですか?頭が悪いからですか?)


 僕はその画面を見て、これは伝えてはいけないな、と思ったので、無視した。


「この寺は歴史が古くてですね、ジュラ紀にはこの形をしていたんですよ」


 ジュラ紀というと、二億年くらい前か。

 それはすごいな。


Q すごいなじゃないわよ。二億年も前からこのお寺はあるの?!!


私 だって、住職がそう言ってますし、


Q ほんと、あなたのお兄さんめんどくさいわ。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


 門をくぐると、敷石が敷き詰められた道が続いており、小さな子供が、その上をぴょんぴょんと跳ねていた。


「えっと、そちらに鐘があるんですけど、これ実はビックバンの前から存在していたって言われてるんですよ」


「へえ〜、すごいですね」


「特別に、鳴らしてみますか?」


 特別にって、僕はただの観光客なのにそんなことをしてもいいのか?


「そんなことしても、いいんですか?」


「ええ、今回は特別にいいですよ」


 そういってお坊さんが鐘のある台?とでも言えばいいだろうか。

 普段は立入禁止の縄があるらしいが、特別にそれを越えさせてもらい、僕は鐘を打つための太い木を担いだ。

 お坊さんが「いつでもどうぞ」と言うので、僕はそっとその丸太で鐘を小突く。

 ゴオオオオオン

 振動がこちらにも返ってくる。


「ビィビクワダッデドゥベ」

(響いてきますね)


「いや、ありがとうございます」


 ずっとこの場所にいるのも申し訳ないと思ったので、僕はすぐにその台から下りた。


「まあ、本堂に行きますか」


「そうですね」


 またもや、僕たちはお坊さんの後ろについて歩く。

 寺の敷地の中には色々な建物が建っており、それぞれの建物に結構参拝客が並んでいる。


「オイヴァゲ!!ドコディヴカッデドゥド?ヴェャ」

(おいハゲ、どこ向かってるか言えや)


 僕は急いで文字をクリアする。

 本当に、彼らは友達なのか?

 それに、さっき言ってたじゃん


Q やっと気がついたんですか?この人は、


私 兄は鈍いですから、


Q 鈍いっているレベルじゃないですよ。まあ、続きを、

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


 本堂を囲う塀の門をくぐり抜けて、本堂の中に入った。まあ、敷地の中って言ったほうがいいだろうか。

 ともかく、本堂にはかなり立派な建物が建っており、ジュラ紀から続くという荘厳さを肌で感じた。


「コドバエ、ココデヅカバエダベコヲダベダンダケド、ルバカッダベ」

(以前ここで猫を捕まえたのですが、美味しかったです)


「あ、そうなんですね、」


 僕たちも参拝客の後ろに並び、順番を待つ。


「そういえば、参拝のルールとかってあるんですかね?」


 僕はオンドゥルさんにスマホの画面を見せる。


「ディカイオジギシデ、ベッドライドゥ・デードゥライドゥヨ」

(二回頭を下げて、ヘッドライト・テールライトです)


「そうなんですね、」


「じゃあ、僕も一旦戻りますから、またおかえりになられる時に連絡いただけると嬉しいです。オンドゥルも、あとで連絡してくれよ」


 オンドゥルさんは首を傾げていたので、彼にスマホの画面を見せた。


「オバエドヅカッデドゥイグボルザイヴァ、ルバドルンコデロヴァイッデンジャニェカ?」

(あなたの使っている毛生え薬には、馬のフンが含まれていませんか?)


「その、なんと言ってますか?」


 お坊さんが僕の方を見てきたので、僕はスマホをポケットにしまい、「お元気でって言ってます」と答えた。


「ああ、そっちこそ元気でな」


 そういって、お坊さんは寺の中に戻っていった。

 少し遅めの日差しが、こちらに反射してくる。


 すると前の人が参拝を終えたみたいなので、僕とオンドゥルさんは一歩前へ出てから、お賽銭を投げる。

 そして、二礼してから「語り継ぐ人も無く〜」と歌い出した。

 そして、最後まで歌い切り、僕たちは本堂をあとにした。


「なんか、おすすめのお土産とかありますか?」


「デンドゥルデクナ、「ワザワイ憑クボディ」ッデイルドガア゛ドゥヨ」

(伝統的な、厄憑き守りというものがあります)


 クレアにお土産でも買ってきてあげるか。

 せっかく、新幹線で遠出してきたのだから。


「じゃあ、ちょっと買ってきますね。待っててもらってもいいですか?」


「OKヨ、」


 僕は寺のお守りを売っているところに向かい、彼の進めてくれたお守りを買って、そして彼のところに戻った。

 彼は、そこら辺にいた帰るを手づかみして食べていたところだった。


「いや、待たせちゃってすいません。買えましたよ」


 そういって、僕は紙袋に包まれたお守りを見せる。


「クンドヴダ」

(金の無駄ですね)


Q ちょっと、何この人?嫌い!!


私 仕方ないですよ。現地ガイドなんですし、彼がいないとなんにも出来ないんですから、


Q さっきからガイドっぽいことなんにもしてないですよ。


私 いや、カエル食べたりしてますよ。


Q それは、別にガイドっぽくないでしょ?


私 そうやって、細かいところにいちいち突っかかってないで、


Q 細かくないですから!!そっちが大雑把すぎるんです!


私 もう、わかりましたよ。とりあえず、次に行けばいいんでしょ?次に、


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

また見てね

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