ビーメイデン
クレアよ。
・・・・・
そうね、特に言うことはないわ。
まあ、読んでちょうだい
Q ・・・・
私 ・・・・・・・
Q ・・・・・・・・・・
私 ・・・・・なんか、喋ったらどうですか?
Q ・・・性格悪いですよね。
私 自分でもそう思うって、言いたいですけどね。ホントに性格が悪い人っていうのは、きっとネガティブなんですよ。
Q ・・・なんでですか。
私 あなたは、ネガティブな人を見て、どう思いますか?
Q ・・・幸せじゃなさそうって、思いますかね?
私 それが、答えですよ。
Q なんですか。
私 だって、本人はネガティブでも幸せかもしれないじゃないですか。そうやって、相手に「幸せじゃなさそう」とか見下させることによって、罪を負わせるんですよ。
Q ・・・なんですか、それは。
私 悪口を言うことは、悪いことでしょ?だから、自分で言うんじゃなくて、人に言わせるんです。そうすると、自分の責任じゃなくなりますから。
Q そうですか。
私 はい。
Q ・・・・・・
私 ・・・・・・・・・・
Q ・・・・・・再生してくださいよ。
私 ・・・見たくないですよ。
Q あなたがやったことですから。
私 そんな事言われると、性格が悪いのがバレちゃいますよ。
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「あら、お兄ちゃん。・・・よく、戻ってきたわね」
「いや、クレアがあんなに頭が回るとは思ってなかったよ」
兄が部屋に入ってきた。
いつも通り、ニコニコしている。
だからといって、いつもと同じではないのだろう。
「あのさ、まあ、あんま僕もこんなこと言いたくはないけど、別にいつもみたいに我慢すればよかったじゃないか」
「別に、我慢はしてないわよ。こんな言い方は嫌だけど、教えてあげたのよ」
もっと、教え方というものはあったのだろう。
後悔はしていないけど、心地の良いものではないし、この程度のことで心地よいよ思うような私ではない。
「レイはいつも頑張ってるじゃないか」
そんなの知らなかったけど。
まあ、いつも遊びに付き合ってくれなかったし、いつも勉強とかしていたんだろうな。考えればわかったことだ。
「知らなかったのよ。無知に責任はないわ」
「え、・・・ん〜、あのさ、」
兄は顎に手を当て、少し目線を落として考えている。
「謝りに行かない?僕と一緒でもいいよ」
一三歳にもなって、兄と謝りに行くのか。
さすがに、ごめんだ。
「それは、さっきカイくんに言った通りよ。謝っても、なにも解決しないわ」
兄は、かなり悩んでいるようだ。
私は、どうすればいいのだろうか。
「あのさ、なんでレイのことが嫌いなの?」
ほんと、なんでなんだろうな。
「あんまりわかんないけど、でも、向こうが嫌っているし、それに私の大好きなカイくんと一緒にいるからかな」
「その、僕が「二人とも仲良くしてよ」って言うことについてはさ、どう思ってるの?」
兄が私の瞳を一直線に見つめてくる。
「別に、当たり前のことだと思ってるわよ」
きっと、「うざいと思ってる」とか言われる想定だったのだろう。
「あ、そうなの。じゃあ、仲良くしてはもらえないのかな?」
ニコリ、と嫌な笑顔を兄は浮かべている。
「それとこれとは、別よ。それに、私は別にどっちでもいいのよ」
それでも、私は今日のせいで結果的にカイくんから嫌われてしまったかもしれない。それだけは、解せない。
でも、きっと私たちに仲良くするだなんて無理だ。
「あのさ、私明日からもいつも通り遊んでていいと思う?」
「それは、普通に一三歳としてあまりよろしくないんだけどな」
「ちょっと、なによ、それは」
ハハハ、と兄が笑っている。
異世界には、居場所があるもんな。なんだかんだ言って、あまり気は進まないが、兄が私のことを一番気を使ってくれているのだ。
「まあ、問題っていうとあれだけど、レイの方だよな。本丸は」
「それは、そうね」
「・・・クレアだって問題があるのは同じだからねっ」
また、兄がニコリと笑いかけてくる。
私は、兄のことを見つめる。
カッコいい顔しやがって。
ほんと、ムカつくわ。
「愛しき妹の頼みなら、なんでもするから、また呼んでくれよっ。じゃあ、お兄ちゃんは、ちょっとレイの部屋に行ってくるからねっ」
そういって、スタスタと兄は私の部屋から出ていった。
・・・喧嘩なのかな?前世では、喧嘩したらそれっきりになってしまったことが多かったからな。
仲直りか。
彼女と、そんなことできるのだろうか。
あんなに、というか、彼女には結構酷なことを言ってしまった自覚はある。
こんなことを言うのは無責任だが、彼女がこれから自力でどうにかしてくれれば、私は、特に何もしなくていいのだが。
私は、ハア、と肺に残留していた空気をすべて入れ替える。
それでも、まだなにか、残っているような気がして、もう一度息を大きく吐いた。
次回も読んでね。




