7 「幼稚園」
薇がそのシフト表をポケットからゆっくりと取り出したとき、五人の椅子の脚はすでにテーブルの下で賑やかに小さな戦いを繰り広げていた——小櫻ちゃんの椅子は彼女自身が斜めに引きずってきて、前脚が薇の椅子の脚の隙間にかみ合い、軽いけれども皮膚がざわつくような「かたっ」という音を立てた。その衝突で、薇は小櫻ちゃんの脚が薄い布地を通じて伝わってくる温かさを感じ、自分の膝の内側が無意識にそっと引き締まるのを感じた——まるで何かがスカートの裾の下で静かに目を覚ましたかのように、腰のあたりが先に微かに熱を持ち、それからようやくその優雅な座り方を保たなければならないことに気づいた。八千代は椅子を横向きに置き、半身を机の縁にだらしなく寄りかからせ、左膝を小櫻ちゃんの右膝に押しつけていた。まるでまだ噛み合っていない二つのパズルのピースのように、その密着した圧力が小櫻ちゃんの太ももの筋肉を先に微かに熱くし、それから柔らかく緩ませた。布地と布地の間の摩擦が少しねっとりした温度を帯びていて、八千代自身は口角をわずかに持ち上げながら、何も起こっていないふりをしていた。ソフィアは椅子を五センチ後ろにずらして自分の小さな空間を守ろうとしたが、椅子の背が団長が書類を処理している机の縁に当たった。その瞬間、ペン先が半秒止まり、ペン軸が団長の指の間で軽く滑り、それから再びさらさらと進み始めた。彼女の胸元のシャツはその動作でわずかに張り、前襟の弧が灯りの下で少し重みを持ち、ボタンの間の張力線が静かに伸びていた。彼女自身はもちろん気づいていない。
紙のページが木の机の上を滑る細かい摩擦音がした。格子は整然と描かれていて、縦七列、横五列、週末のマスは平日のものより一センチだけ幅が広かった——薇はすでにシフトに必要な余白の割合を計算し終えていた。彼女の丸みのある美しい字が各行の冒頭に書かれていた。月曜日、火曜日、水曜日……広げたとき、彼女は指先で紙の四隅を丁寧に押さえ平らにした。まるで刺繍のできたばかりのテーブルクロスを広げるかのような動作で、その指先が押し込む力で紙面がわずかに凹み、掌に伝わってきた冷たさが彼女に無意識に深呼吸をさせた。胸がシャツの下でゆっくりと持ち上がった。
「シフト表~ 各自が出勤できる時間帯を埋めてね。そうすれば団長が任務を割り振るときに——」
言葉が終わる前に、小櫻ちゃんはすでに全身を机に伏せていた。顎がほとんど机にくっつきそうな角度で、制服の襟元がその姿勢で自然に前へ緩んで一截分開き、向かいの位置から見下ろすと鎖骨のあたりの皮膚の弧が影の中へ伸びていくのが見えた。布の縁が皮膚に軽くかかっていて、いつかまた半センチ滑り落ちそうだった。彼女自身はもちろん何も気づいていなくて、全神経をその紙の上に集中させ、目を丸くして水曜日のマスを睨んでいた——しかし向かいに座っていた八千代は一瞥してから視線を戻し、ペンキャップを閉めようとしていた指先が零コンマ数秒止まった。その瞬間、彼女の指腹が無意識にペンキャップを強く握りしめ、何かを掴もうとしてすぐに緩めた。横に座っていたソフィアの余光もそれを捉え、その影の線に視線が一瞬留まり、すぐに天井の何の意味もない角へ視線をずらした。喉が無意識に一度飲み込み、肩がわずかに後ろへ引かれた。
「え、このマス小さくない? 描いていい?」
彼女の手にはいつの間にか一本のペンが握られていた。赤い、ペン軸に金粉が少し付着したもの。薇が口を開いて「ちょっと待って」と言おうとしたが、小櫻ちゃんのペン先はすでに水曜日のマスに落ちていた——一筆で丸い花びら、一筆、二筆、三筆、五弁の花がこうして生え、どの花びらもふっくらと外へ張り出して互いに寄り添うようにくっつき、花の中心に同じ大きさの丸い点が三つ打たれ、真ん中のその一つだけが特に墨を濃くして他の二つより一段暗かった。その一輪の花がそのマスをぱんぱんに塞ぎ、マスの辺線さえ花びらの弧に三センチ覆い隠されていた。
「できた~」
ぱん。ペンキャップを閉める音が、まるで工事が完了したことを宣言するかのように澄んでいた。小櫻ちゃんはペンを机に戻し、両手をその花の横に重ね、顔を上げて薇を見て褒められるのを待つ表情をした。その動作で彼女の肩が前へ傾き、襟元がまた少し緩んだ。影の縁の皮膚が灯りの下で柔らかい光を帯びていた。
薇の笑いはまだ顔に掛かっていたが、目の中のあの光は小櫻ちゃんが三弁目を描いたときにすでに消えていた。今は口角だけが何年も練習してきた美しい弧を保っていた。指先がシフト表の縁を押さえる力は静かに強くなり、紙のその角が細い折り目をつけられていた。彼女の腰の横が無意識にそっと捻れた。まるでそのもやもやを押し込もうとするかのように。
「小櫻ちゃん、それは水曜日の——」
「の」の後の言葉は出なかった。
「かわいいでしょ?」小櫻ちゃんは首を傾げて笑い、目が輝いてまるで大事なことをやり遂げたばかりのようで、一切の警戒なく薇を見て褒めを待っていた。その視線は純粋で、人をもう二秒見ていたくなるほどだった。
「……うん、かわいいね~」
その「ね~」が薇の口からこぼれたとき、少し沈み込む弧を帯びていて、尾音が普段より少なくとも三倍長く引き伸ばされていた。「かわいい」よりずっと複雑なものをその音節の中に隠していた。ソフィアが隣で「ちっ」と舌打ちをしたが何も言わなかった。しかし椅子の背に当たっていた肩甲骨が明らかに半センチ後ろへ動いた。物理的に距離を空けるように。胸元の布地がその動作でまた少し張った。薇の手が紙を引き戻して描き直そうとしたとき——
八千代の手が横から伸びてきた。速くも遅くもなく、指先が机に沿って薇の掌の下へ滑り込み、シフト表全体を引き抜く動作は落葉を挟むかのように滑らかだった。紙と木の机の間の薄い空気の層を、彼女は爪先で正確に剥がした。薇の手はまだ紙を押さえていた姿勢のまま、全身が半秒固まった。五本の指が開き、掌がわずかに凹んだまま、今押さえていたのは空気と木目だけだった。その瞬間、彼女の指先が無意識に少し握りしめ、何かを掴もうとして空を掴んだ。
「ちょっと借りるね~」
八千代は頭も上げず、声はあのだらしなく優しい、まるで何かを奪ったばかりとは思えない尾音だった。彼女はすでに紙を裏返していた——描かれた格子の面を下に、空白の裏面を上にして、指先が対角線に沿って軽く押した。一本目の折り目がきれいに紙面に現れた。裏返し、半分に折り、もう半分に折り、爪が各々の折り目をなぞって鋭く光を反射する線を引いた。中間の工程は速すぎて見分けがつかず、ただ垂れ下がった睫毛とわずかに結ばれた口角だけが見えた。紙は彼女の手の中で一回ごとに小さく、一回ごとに形を持っていった。その指の動作は思わずもう一度見入ってしまうものだった。
薇は深く息を吸った。鼻翼がわずかに開いて閉じ、吐く息に不自然な長さが混じっていた。胸がシャツの下でゆっくりと上下した。
「八千代——先生。」
「先生」の二字を特にくっきりと咬み、歯音が重く、各字の尾音が机の上に鏗鏘と落ちた。「それは私のシフト表よ。」
「うん、格子がきれいに描けてる。折り目が特にいいね。」
八千代は頭も上げず、声に一切の防御はなく、ただ純粋にその紙の工芸を鑑賞しているだけだった。指先で折り鶴の首を摘んで角度を微調整した。その首はすでに完全に形を成し、細く長く彼女の指先から伸び、くちばしの先端まで立っていた。
ソフィアは全身を椅子の背に預け、両手を胸の前で組んだ——この姿勢でその白いシャツが動作について前胸で張り、二番目のボタンの下のその弧が布地に二つの明確な形を浮かび上がらせ、ボタンの間に浅い横方向の張力線が現れた。彼女自身はもちろん知らなかった。目が机の中央のあの混乱した塊を一瞥しただけだった。しかし小櫻ちゃんがまた顔を上げ、視線がソフィアの胸元に零コンマ数秒留まってから離れた——小櫻ちゃんが見たその一瞥はさっき八千代が襟元を見たのとは違っていた。小櫻ちゃんは純粋な好奇心、八千代は生地の質を評価していた。その視線の重みがソフィアの耳先をそっと熱くした。
「ギルドにまともな人がいると思ってたのに。」
眉が一つ上がり、顎がわずかに上がった。いつものソフィアの毒舌の姿勢だった。
「あなた、さっきから五分間一文字も埋めてないよ~」
薇の笑いはこのとき口角まで少し引きつり始めていたが、声はまだ甘かった。甘すぎて刺すほどに。「五分間」の三字をはっきりと、まるで心の中でずっと計時していたかのように発音した。
「私はあなたたちがいつまで騒ぐのか観察してたの。」
この言葉がソフィアの口から出たときは硬かったが、彼女の椅子はまた机の端へ一センチ寄っていた。組んだ腕の肘が机の縁にかけられ、全身は実はすでにこの混乱の中心に参加していた。自分では気づいていなかったが、膝は無意識に小櫻ちゃんの方へ半寸動いていた。
小櫻ちゃんはもうそのシフト表が元々何のためのものだったかを完全に忘れていた。全身を乗り出して八千代の手の中の折り鶴を覗き込み、顎がまた机にくっつきそうになった。あの忘れられた襟元の影がまた現れた——今度はソフィアでさえ視線をわずかに逸らさずにはいられなかった。しかし彼女は小櫻ちゃんを見なかった。天井を見ていた。鼻先が八千代の指にほとんど触れそうで、吐き出した息でその折り鶴の翼の縁が軽く揺れた。
「すごい——翼、動くの?」
八千代は親指と人差し指で折り鶴の尾を摘んで軽く引いた。二枚の折り出された翼が同時に上へ持ち上がり、ゆっくりと戻った。動作は生きているかのように滑らかだった。
「もちろん。」
そのシフト表は今や翼を動かせる折り鶴になっていた。水曜日のあの五弁の花はどこかの折り目に隠され、永遠に、完全に、折り込まれていた。薇は深く、もう一度息を吸った。その息はとても長く、胸がシャツの下でゆっくりと持ち上がり、またゆっくりと落ちた。顔の笑いはまだ残っていたが、視線はすでに天井の向こうへ飛んでいた。まるでそこに二枚目のシフト表があるかのように。彼女の指先が机の縁を軽く二度叩いてから止まった。
小櫻ちゃんの椅子が床の上で悲鳴を上げた——それは木の脚の裏が木の床を強く押しつけながら引きずられたときのあの鋭い摩擦音だった。椅子がまだ止まっていないうちに彼女はすでに身を乗り出していた。肩が先に、八千代の上腕と机の縁の間に、本来とても一人を詰め込める隙間ではなかったその縫い目へ割り込んだ。胸が机の縁に当たったその一撃で白いシャツの前襟が両側へ押し開かれ、小さな折り目ができていた。後頸が直接八千代の顎の下に落ちた。彼女自身はこの距離に全く気づいていなかった——八千代の吐息がちょうど彼女の髪の根元に吹きつけ、小櫻ちゃんのあの房の黒い髪が気流について軽く浮いてまた落ちた。そして八千代はただ顎をわずかに横へずらしただけで、何も言わず、睫毛さえ震えなかった。それは八千代式の寛容で、見たものも嗅いだものも全部飲み込み、折り鶴の翼を彼女の目の前へさらに二センチ寄せた。その瞬間、小櫻ちゃんの体温が布地を隔てて伝わり、八千代の指が無意識に半秒余計に留まった。
「まず翼を開くの——そう、ここから。」
声はあのだらけた、授業の終わりみたいな温度を帯びていて、爪が紙の折り目の縁をなぞって細い光の線を引いた。
「ここ?」
小櫻ちゃんの指先はすでに押し当てていた。押した位置が半センチほどずれていて、口がわずかに開き、舌先が無意識に自分の上唇に当たっていた——その表情は彼女が全神経を集中させたときにだけ現れるもので、ギルドの誰もが見たことがあるが誰も指摘しようとしなかった。指摘すれば彼女は目を丸くして「え、私そうなの?」と聞き、また見せてくれるから。
「もう少し先。あなたの指、うん、そう。」
八千代の手が側面から小櫻ちゃんの手に覆い被さった。全部を握るのではなく、ただ人差し指と中指の二本の指腹を小櫻ちゃんの人差し指の関節に押し当て、その少し暴れていた指を優しく正しい折り目の真上に押しやった。二人の指はこうして折り鶴の背骨の上で交差した——八千代の磁器のように白い指の節が小櫻ちゃんの少しピンクがかった指の甲の上に置かれ、二つの手の親指が折り鶴の首の両側でそれぞれ摘んでいた。まるで何かの手術を協力して行っているかのようだった。小櫻ちゃんの口はまだ開いたまま、舌先はまだ上唇に当たり、睫毛が垂れてその折り目を見つめていて、眼球を動かすことさえ忘れていた。その触感の温度で小櫻ちゃんの指先がわずかに熱くなった。
ソフィアが椅子の背の後ろから漂ってきた——実は彼女は椅子を離れていなかった。ただ上半身を極めて誇張した角度で前へ傾け、全身が風に吹かれて曲がった旗のようにあの折り紙の真上に吊るされていた。眉が老高く上がり、口角が毒舌専用のあの弧を描いていた。
「ねえあなたたち、それはシフト表だよ。」
誰も彼女に構わなかった。八千代も頭を上げず、小櫻ちゃんも頭を上げず、折り鶴さえ頭を上げなかった。ソフィアの眉がそこで三秒留まり、顔の表情が毒舌からゆっくりと「さっきなぜ口を開けたんだろう」という形に崩れ、それから黙って身体を椅子の背へ引き戻し、腕を再び胸の前へ抱いた。抱く力はさっきより少し強かった——しかし彼女の耳先が少し赤かった。誰も構ってくれなかったときに現れる色で、首のあたりの皮膚もそっと熱くなっていた。
ちょうどそのとき、机の向こう側で静かなことが起こった。団長が手を伸ばして横の書類の山の下から一枚の白紙を引き出し、動作はとても小さく、紙の縁が別の紙を擦る音さえ誰にも気づかれなかった。もう片方の手が自然に小櫻ちゃんがさっき机に置いたあの赤いペンを拾った——五弁の花を描いたあのペン、軸にまだ金粉が付着していた——持ち方を自分のものに変え、ペン先が紙に落ちた。
横線、一、二、三、四、五、六、七。縦線、一、二、三、四、五。マスの間隔は薇のものとほとんど寸分違わず、一筆の狂いもなく複製されていた。ペン先が最後の字を書き終えたあと、彼はその紙を机の中央へ押しやった。ペン先を薇の方へ向けて。
薇の目はその紙を二秒見た。
「……一目見ただけで覚えたの?」
声が彼女の口から出たときは普段より少し低く、少し遅かった。
団長はすでに小櫻ちゃんの方の折り紙の方へ視線を戻していて、言葉を返さなかった。背中はまるで何もしていなかったかのようだった。
薇は目を伏せ、手を伸ばしてその複製されたシフト表を自分の目の前に引き寄せ、自分のペンを取って書き始めた。ペン先が各マスの中をとても安定して進み、一画一画で自分が出勤できる時間帯を埋めていった——しかしペン先が「薇」のその欄に来たとき、一度止まった。
彼女は団長が書いたその二つの字を見ていた。筆順が彼女自身がこの字を書くときと違っていた——彼女の癖はまず頭の横画を書くこと、彼はまず真ん中の縦画を書いていた。しかしその字は確かに彼女の名前で、筆画の太さや細さが彼女が見ても「これは私のものだ」と感じるあの親しみの上に落ちていた。彼女の指がペン先のあの短いプラスチックの部分に留まり、ほぼ一秒ほど止まってから、自分の欄を書き終えた。その瞬間、彼女の指腹が無意識に半秒余計に押した。まるで何かを確認するかのように。
「ソフィア、あなたが出勤できる時間帯を埋めてくれる?」
「……私は火曜日と木曜日に授業がない。」
ソフィアの声は胸の前で組んだ腕の後ろから上がってこなかった。彼女は机の上の固定された一点を見つめていた。
折り鶴が小櫻ちゃんの二本の指の間で力をかけすぎて、翼の真ん中から二つに裂けたその瞬間「ぱん」という場にそぐわないほど澄んだ音がした。鋭い破片が短い放物線を描いて宙を舞った——一片がソフィアの頰骨の真下に落ち、尖った角が皮膚を突いた。
ソフィアはその尖った角が突いた瞬間、身体がすでに脳より一歩先に椅子の背へ跳ねていた。膝が「どん」と机の脚にぶつかり、その痛みが骨の内側から爆発した。椅子が脛で一掃されて後ろへ半メートル転がり、二回転してしゃがんで床に散らばった書類を整理していた薇の足元で止まった。椅子の肘掛けが彼女のふくらはぎにしっかりと当たった。薇は全身を前へ倒し、手のひらが「ぱん」と床に叩きつけられて支えた。その前傾の弧で彼女のシャツの襟元が一截分下へ引き開き、中の底が見えないほどの小さな影と影の縁のあの短い浅い色の肌が一緒にソフィアの目の中に入ってきた。彼女の喉がとても小さく一度飲み込み、全身が勢いそのまま横へ半歩ずれた。視線が引き剥がせないほど乾いたものではなかった。
「——紙じゃない。何その反応。」
薇は支えたまま急いで起き上がらず、仰向けに顔を上げてきて、目がわずかに細まった。尾音が軽く弧を描いた。
「邪魔してるからどいて。」
ソフィアの声が半音上がっていた。手がどこに置けばいいかわからず、最後には後ろ手に自分の肘を掴んだ。
「ごめん——!ソフィア、あなたの顔に——」
小櫻ちゃんが全身を飛び込んできて、指先がまっすぐソフィアの頰骨のあの紙片へ伸びた。
「触らないで!」
「でもくっついてるよ。」
小櫻ちゃんの指がソフィアの頰の前三センチの位置で止まり、引っ込めもせず、進めもせず、眉がとても真剣な八の字に寄っていた。
この三人がそこで互いに塞ぎ合っているとき、座席に座っていた八千代は一貫してあの、子犬の巣がボールを奪い合っているのを見ているような目つきを保っていた。顎を手の甲に預け、一切手を貸そうとする意思はなかった——そして彼女は静かに唇を尖らせ、机の上のあの折り鶴の残骸の山に向かって一口息を吹いた。唇がちょうどいい丸い形に尖り、一片の破片がその気流について旋回しながら飛び上がり、ソフィアの肩を過ぎ、最後にぴたりと彼女の耳の上の髪の間に挟まった。まるで小さな醜い旗を立てたかのようだった。
ソフィアは半秒固まり、手を頭上へ探った。位置が全く掴めず、五本の指が髪の間で一巡りして空を掴んだ。眼球が限界まで上へ反り、瞳孔がほとんど三日月だけになっていた。しかし頭上のあの場所はどれだけ目を反らしても見えなかった。彼女はその表情のまま半秒固まり、また諦めた。
「——あなた、」
「ん?」
八千代の笑みは純粋で、まるでいいことをしたばかりのようだった。
「You are — あなたたち全員——ここは幼稚園なの!? Are you serious right now?!」
英語が出てしまうと止まらなかった。ソフィアの手はまだ頭上であの紙片の位置を探っていて、探れば探るほどその紙片は深く挟まり、耳の上の髪が彼女自身に掻き乱されて、あの紙片はかえってより安定して挟まっていた。
「ソフィア、あなたの頭に——」
「触らないでって言った——!」
ちょうどそのとき、「こん」という音がした。
とても軽く、軽すぎて全場を押さえつけるはずがなかった——しかし全場がその音に吸い込まれた。小櫻ちゃんが字条を奪おうとしていた手が半空で止まり、人差し指はまだ紙の角を引っかけていて、顔の興奮した表情が半分で固まったまま戻らなかった。薇が次の言葉を受けようとしていた姿勢も止まり、唇がちょうど半分開いたところで、弧がゆっくりと引き戻され、彼女が普段人を観察するときのあの極めて薄い弧線に収まった。八千代の視線がソフィアの頭上のあの挟まった紙片から離れ、団長が座っている背中へ二秒留まり、それから戻ってきた——留まったその二秒の間で、彼女の目に薄いものが一層加わっていた。それは来るのが速すぎて隠しきれなかった光のようなものだった。
団長はその一杯の冷たい水をソフィアの目の前に置き、手の側を彼女の方へ、彼女が手を伸ばせばちょうど握れるその角度へ正確に向けた。この動作を終えると彼はすでに自分の位置へ戻って座り、シフト表を取って見ていた。まるでさっきの三十秒の混乱が別の部屋で起こったことで、彼とは一切関係がないかのようだった。
ソフィアはその水を二秒見た。冷たい。杯壁にはすでに細かい水滴が凝結していた。彼女は何も言わなかったが、褐色の皮膚のあの耳先が先に色を変え、耳殻の縁から上へゆっくりと一層の悶紅が浮かび上がった。その悶紅は褐色の下に隠すのがとても苦しそうで、まるで本人は隠せたと思っているのに実は全員に見えているかのようだった。
「……ふん。」
彼女はカップを取って水を飲んだ。飲み方が急ぎすぎて、水の流速が彼女が不在を装おうとする速度に追いつかず、口角から細い一筋が漏れ、顎を伝って首の側へ滑り、また首の側の弧に沿ってシャツの襟口の中へ滑り込んでいった。彼女は手の甲でその水の跡を拭った。拭く動作は彼女の普段のすべての動作より粗かった——粗すぎて、かえって彼女の動揺を丸ごと晒け出してしまっていた。耳先のあの層の悶紅は拭いている間にまた一段深くなり、水滴が布地の密着した弧に沿って滑り落ちる感覚で彼女の肩がわずかに震えた。
薇は立ち上がってスカートを払った。
「So、シフト表~ 続ける?」
語尾の「続ける」の引き伸ばしが普段より安定していて、まるで彼女がその引き伸ばしでさっきの二秒の空気を刷き平らにしているかのようだった。八千代は何も言わず、手を伸ばして机の上のペンを取り、自分の欄の「毎日」の横に括弧を一つ加え、括弧の中に二字を書いた。「含夜間」。
「……先生、夜もギルドにいるの?」薇の眉が半センチ上がった。
「気分次第~」
八千代の答えは速すぎた。速すぎてあの軽い「気分次第」がまるで木の葉が木から落ちてくるように聞こえた——しかし落ちてくる下に何かが押し込まれていた。薇には聞こえた。小櫻ちゃんには聞こえなかった。ソフィアは聞いたが関わりたくなかった。八千代は普段こういう質問に尾音を三回も引き伸ばして答えていたのに、今回は直接答えを投げ出した——直接すぎて異常で、異常すぎて薇がまた眉を一つ上げたが、追及しなかった。
薇の声にはまださっきの笑いの残響が震えていて、尾音が普段ほど安定しておらず、ほとんど聞き取れないほどの震えが一筋あった。彼女は掌をより強く押しつけ、指の節が力んでわずかに白くなり、肩はまだわずかに上下し、口角をあの馴染みのある弧に戻すのに何拍もかかった。
「ずるい!ソフィア、あなた手伝って——」
「なぜ手伝わなきゃいけないの?」
ソフィアは今回は水をとてもゆっくり飲んでいた。とてもゆっくりで、まるで本気で氷水を味わっているかのようだった——しかし彼女の視線は一秒の間にあの挟まった紙片へ二度視線を走らせていた。
「だってあなたも見たいんでしょ!」
「私は見てない。」
ちょうどその隙間に、八千代が団長を一瞬見た。とても短く、一秒もなかった。彼女の口角が曲がる角度は普段のgremlin式の悪戯笑いとは違っていた——あの笑いの中には普段、事をさらにややこしくしようとする躍起さが一層あったのに、今回はなかった。今回は口角の弧がより静かで、目の中の光もより沈んでいて、それから彼女はその視線を引っ込めた。引っ込める速度がまるで最初からなかったかのように速く、日常のあの軽い顔に戻した。
「シフト表、埋まった? 埋めないと私は授業の準備に戻るよ。」
「あなたの時間帯は?」
「毎日。」
「具体的に?」
「毎、日。いつ私が不在だった?」
薇はペンを取り、八千代の欄の各マスに横線を引いた。最後のマスまで描いたとき、彼女の口角がまた少し引きつった。彼女自身は気づいていなかったが、また小さく笑い声が漏れた。その小さな鼻音が鼻腔から漏れ、彼女は下を向いて何事もなかったふりをしたが、肩がまたわずかに震えていた。
団長が机の端から立ち上がったとき、椅子の脚が木の床の上で極めて短い音を立てた。短すぎて薇の鼻腔の余韻がまだ平らになっていないうちに、その音は空気の中に飲み込まれた——しかし八千代の目はすでにその立ち上がりの動作について上がっていた。彼女が見ていたのは団長の背中ではなく、団長が公告板へ向かうその短い道のりの肩の角度だった。足取りは速くも遅くもなく、左肩が右肩より前へ出ることはなく、まるで二杯目の水を汲みに行く人と同じように普通で、普通すぎてかえって目立った。
公告板は壁に釘付けされていて、一番上の層に押さえられているのはあの色褪せた地域地図だった。地図の縁は何度も画鋲で刺されたせいで毛羽立っていた。団長は手を伸ばして一番下のあの錆びた画鋲を摘み、持ち上げた。地図が勢いについて半回転巻きながら落ち、下に押さえられていた一枚の新しい紙が露わになった。その紙は新しく、角は巻けておらず、インクの色は濃かった。団長はその地図を一折りして板の側面のフックに掛け、紙を机の真ん中に置いた。
「……これは何人必要?」薇の声が先に開いた。
「三から五。」
「五人全員で行けばいいじゃない——」小櫻ちゃんが零遅延で割り込んできた。言葉と言葉の間に割って入る隙を与えなかった。
「馬鹿じゃないの。すべての任務に全員出動する必要はないでしょ。」ソフィアの反応はほぼ同速で、毒舌が理智より先だった。
「でもみんなで行った方が楽しいでしょ?」
「それは楽しいかどうかの問題じゃない——」ソフィアの喉が「効率」のその二字の発音の前半で詰まった。なぜなら彼女はその半秒で五人の効率を素早く計算したから——計算の途中で結果がおかしいことに気づき、その二字を無理やり飲み込んだ。
「それは何の問題?」
小櫻ちゃんの問い返しは本気で、目を丸くして答えを待っていた。ソフィアの喉仏が一度動いた。その動きはとても短く、短すぎて薇だけが見た。薇は見ても突かなかった。彼女の視線はすでに紙面を下へ滑り、一行一行を速く読み、中段まで読んだとき、彼女の口角がわずかに上がった。上がったのはとても軽かった。
「旧遺跡区外周調査、現場で建築年代と碑文の語系を識別する必要がある……」薇の声が遅くなった。各語が安定して落ちた。「八千代先生、これあなたの専門みたいね~」
「遺跡?どの時代の?」八千代が聞いた。
「書いてない。」薇は下を向いて紙面をもう一度見た。「『建築様式は前紀元晚期と思われる』とだけ。」
「前紀元晚期か~」八千代は尾音を引き伸ばして一巡させた。その一巡は彼女のいつもの尾音で、丸く、軽く、重みを感じさせなかった。「それなら確かに少しわかっている人が必要ね。私は行けるわ。だって——」彼女は一拍置き、目が細まった。「毎日だもの。」
ソフィアは薇が数字を数えている間にすでに手を伸ばして紙を裏返し、指先を細則の欄に沿って下へ滑らせ、三行目で指先が止まった。
「……夜通しの装備を持参することを推奨。」彼女が読み上げたとき、その行の後半は平坦で、感情がなかった。「夜通し?」
「夜通し!」
小櫻ちゃんの反応に一切の遅れはなかった。彼女の声は「夜」の字の音がまだ収まっていないうちに飛び出していて、身体ごと前へ飛び込み、胸が直接机の縁にぶつかっても痛みを感じなかった。「みんなで外に泊まるの? 寝袋持ってく? バーベキューできる?」
「誰もバーベキューの話なんてしてない。」ソフィアはまぶたも上げなかった。
「でも外で泊まるならバーベキューしないの?」小櫻ちゃんの眉が寄った。本気の困惑だった。「世界のルールが私の知ってるのと違う」みたいな困惑で、彼女の視線がソフィア、薇、八千代、団長の間を一巡し、説明を待った——どの大人でもいいから説明をくれるなら。
誰もくれなかった。
八千代の口角が一格上がった。その一格の動きはとても遅く、まるで彼女が一匹の小動物が初めて雪を見るのを見ているかのようだった。薇は紙を再び表へ戻し、指が報酬欄のあの団長が押し込んだ凹みのところで軽く触れた——触る動作は極めて淡く、好奇心ではなく確認で、その凹みが本当に押し出されたものかどうかを確認していた。
八千代のその一格の口角がまだ下がっていないうちに、彼女の椅子が「ぎし」と鳴り、全身が後ろへ仰け反り、後頭部が椅子の背の一番高い横木に枕した。髪色がピンクの端から銀の端へ滑り、灯りの下で一本の川が平らに引かれたように見えた。彼女は視線を天井へ上げ、あの蜘蛛の巣に引っかかった古いシーリングファンを眺め、語気が砂糖を摘むかのように遅かった——「前紀元晚期の遺跡ね~ あの時代の建築の壁の中には共鳴鉱脈が詰め込まれていて、昼間は感じないけど、夜になって風が吹き込むと——歌うのよ。」
小櫻ちゃんはまだ半分折った折り鶴の死骸を弄んでいたが、「歌う」の二字を聞いて指が止まった。指先にはまだ前のページのシフト表の鉛筆の粉が付着していた。彼女の声が一オクターブ下がった。「歌……う?」
「いい歌じゃないよ、」八千代は言った。目は天井から降りてこず、語調は甘くまるでケーキの話をしているようだった。「どちらかというと……たくさんの人がとても遠くで一緒にささやいているけど、君には彼らが何を言ってるかわからない。そして——」
一拍の間。
「風が止んでも、必ずしも止むとは限らないのよ。」
小櫻ちゃんの肩が椅子の中で小さく動いた。その動きは彼女自身が決めたものではなく、身体が脳より先に下した決断だった——全身がソフィアの方へ半寸寄り、肩の外側がソフィアの上腕の布地に触れた。ソフィアのあの白いシャツの布地は薄く、小櫻ちゃんの体温がその薄い一層を透過して染み込んできた。ソフィアの皮膚の上に小さな暖かさを感じた。暖かさは人間の温度のようではなく、どちらかというと太陽の下から抱き上げてきたばかりのパンのようだった。
ソフィアは顔を横に向け、眉を半センチ上げた。「……何で寄ってくるの。」
「寄ってない!」小櫻ちゃんの声が浮かび上がった。「椅子が勝手に滑ったの。」
ソフィアは止まった。
彼女の肘はまだ机に預けていて、彼女はその暖かさが自分の上腕の外側でゆっくりと広がっていくのを感じていた。布地の下から透けてきて、鎖骨のあたりまで一緒に熱くなり、それから耳へ。彼女は自分がこの貼り方を嫌うと思っていた。普段誰かがこうしたら押しのけていたのに、今回はなぜか、押さなかった。ただ座って、その一塊の暖かさが貼り続けたままにしていた。まるで認めもしなければ処理もしなければ、起こらなかったことになるかのように。
薇は机の向こう側で頭を下げ、鉛筆の先が装備リストの「テント×3」の一行を軽く一線引き、「×2」と書いた。その線の動作は極めて淡く、チェックではなく確認で、彼女がすでに何かを理解し、すでに計算に組み込んだことを確認していた。
ソフィアはその熱を自分の体から分散させるために、話題を八千代の方へ投げた——「八千代先生、彼女を怖がらせないで。壁が歌うだなんて。遺跡調査報告は読んだことあるわ。共鳴鉱脈の音響特性は——」
「環境ノイズ、でしょ?」八千代は頭を椅子の背から持ち上げた。口角のあの格の弧はまだ残っていた。
「……そう。」
八千代は椅子を前へ傾けた。上半身ごと押し寄せ、机の縁が彼女の肋骨を遮った。彼女は顎を下へ押し、視線をソフィアの視線と同じ水平に揃えた——この距離でソフィアは普段なら半寸後ろへ縮こまっていただろう。八千代の体から少し甘く少し冷たい匂いがこの距離で嗅げるだろう。薄荷糖を古い本の上に置いたような匂いだった。今回はソフィアは縮こまらなかった。小櫻ちゃんがもう片側で後退のルートを塞いでいたからではなく、八千代が瞬きをしたときに言ったから——
「遺跡報告に書いてないことの方が多いのよ。」
ソフィアの唇が一度開いてまた閉じた。「……行ったことあるの?」
八千代は笑った。行ったとも行っていないとも言わなかった。しかし笑い出たその一瞬——口角の弧、目に押し込まれたあの一点の光、問いと笑いの間に置かれたあの間——すでに答えだった。
窓の外の光が正午から午後へずれ、埃があの斜めに差し込む光の柱の中でゆっくりと回転していた。まるで誰かが時間を粉に挽いて空気の中に撒いたかのようだった。机の上に広げられているのは:花が描かれたシフト表、半完成の折り鶴の死骸が三羽縁に横たわり、新しい任務単が一番上の角に置かれて風に煽られてまた落ち、半分埋められた装備リストのテントの欄の数字が新鮮に書き換えられていた。




