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23 スリル満点の遊園地

ソフィア、小櫻ちゃん、団長が三人揃って遊園地の入口に立っていた。


朝の光がギルドの門から斜めに差し込み、三人の影を広場の煉瓦の地面の向こう側まで引き延ばしていた。まるで朝ではなく黄昏のように長い。小櫻ちゃんの影が一番小さく、絶え間なく跳ねていて、馬尾が影の中で一緒に弾み、一弾みごとに桜色の髪先が肩を掃いてまた戻ってくる。ソフィアの影が真ん中で、肩のラインが片方が高く片方が低く崩れ、褐色の腕が朝の光の中で蜂蜜色に、まだ熱の通っていない光沢を帯びていた。団長の影が一番高く、左右の肩にそれぞれ掛けられたあの二つの膨らんだ大荷物に肩のラインが片方が沈み片方が反り上がり、影の両端もそれについて歪んでいた。


「ソフィア見て見て」小櫻ちゃんが団長の後ろから弾み出た。誰かに後頭部を指で弾かれたかのように前へ詰め寄り、七十二色クレヨン箱が掌の中でぱっと開いた。その一列の色が斜めの光の下で密な虹のように輝き、もう片方の手で方眼紙をソフィアの鼻先の前に広げた。方眼紙が動きが大きすぎて端がさっと音を立てた瞬間、ソフィアが半歩後ろへ引いた。薄い上着の襟元がその回避で軽く滑り、鎖骨の一截の蜂蜜色の線が露わになった。


「今日一日分の拡散記録、二時間ごとにサンプリングするのよ。赤が私、青があなた、団長の欄は緑で、だって今日は対照組なんだから!」小櫻ちゃんの声が速くて明るく、爪先立ちでもっと近づき、薄手の木綿の上着の下のあの二つのDカップが彼女の弾みに合わせて上下し、布地が胸の位置で一弾みごとに丸い弧を押し出しては縮み、また押し出しては縮み、布面の小さな皺が押し潰されて平らになる暇がない。


ソフィアが両腕を抱え、後ろへ引いたその半歩を戻さず、眉を寄せた。「誰があなたにクレヨンで描かれるのよ。」声が普段より掠れ、尾音が喉の奥でこすれて毛羽立った。


「あなたを描くんじゃないよ」小櫻ちゃんが急いで訂正し、笑いがもっと広がり、クレヨン箱が手の中でまたぱっと閉じて開き、虹の列が二度光った。「あなたのデータを描くの!」


「ふうん」ソフィアの口角が半センチ下がった。「それならもっとひどいわ。」


「それで赤がいい?それともピンクがいい?ピンクは可愛いけど赤のほうが識別しやすいの、一晩中考えたの」小櫻ちゃんが言いかけて突然顔を団長に向け、その桜色の馬尾がソフィアの鼻先の前を掃った。髪先のシャンプーの甘い香りが彼女の顔の前で一瞬過ぎ去り、ソフィアの鼻翼が一瞬震えた。「団長はどう思う?」


団長が半拍遅れて眉を上げ、左肩の荷物が少し沈んだ。彼は右手で肩紐を上に押し上げてから、何も言わなかった。


ソフィアがその半秒を即座に拾い、横目で小櫻ちゃんを睨み、横目でもう一度何も答えなかったあの人間を睨んだ。「……で、あなたはどっちの味方?」


団長はそれでも黙っていた。両手で肩の二本の荷物紐をそれぞれ摘み、左側を一つ量り、右側も一つ量った。あの二つの膨らんだ荷物がそれぞれ半弾みしてまた戻り、布面に詰め込みすぎたものが中できゅっと音を立てて触れ合った。


「あ、そうだ」小櫻ちゃんがクレヨン箱の蓋をぱんと叩き、またソフィアの方へ向き直った。「八千代お姉さんと薇お姉さんは?」


その一言が小櫻ちゃんの口から小さな石のように弾け飛び、ソフィアの左肩にまっすぐ当たった。


ソフィアの視線が左へ広場の朝の売店のパン車を、押し車を押して通り過ぎるおじさんを、広場の反対側で煉瓦を運んでいる二人の雑役を掃き、右へ空の長いベンチを、開いたばかりの商会ガラスの扉が反射する冷たい光を、またギルドの門の内側へ前庁の灯がすでに消え、カウンターの後ろに誰もおらず、廊下の奥に壁に埋め込まれた水晶灯だけが寂しくともっているのを掃いた。


「……Where are they?」声が普段よりさらに掠れ、尾音がふらついて収まらなかった。


「え?」小櫻ちゃんが首を傾げ、馬尾が一緒に片方へ傾いた。「あ、そうだ。今日は用事があるの、八千代お姉さんは学院へ、薇お姉さんは街へ用足しに。」


ソフィアの視線がまた左へ一度掃き、それから右へ、そして小櫻ちゃんの顔から滑り落ち、最後に団長の肩にかかったあの二つの詰め込まれた荷物へ落ちた。左の荷物紐が彼の鎖骨の下で浅い、布地が皮膚に食い込んだ影を引いており、右のほうがもっと膨らみ、荷物の胴がシャツの袖口を下へ引っ張っていた。


小櫻ちゃんの手がすでにソフィアの手首の内側を摘んでいた。小櫻ちゃんの指の腹が小さくて柔らかく、温度は熱く、その細く脈打つ血管にぴったりと貼りついていた。「え、一緒のほうが早いよ~。ソフィア、着替え遅いでしょ、私が手伝う!」彼女は言い終わらないうちにソフィアをトイレの方へ引きずり始め、桜色の馬尾が後ろで一振り一振りし、一筋のシャンプーの甘い香りが空気の中に目に見えない縄のように引き、ソフィアを手首の一格から前へ引っ張った。


「誰が手伝わせるの!」ソフィアが手首を後ろへ引いたが、わずかしか抜けず、小櫻ちゃんの小さな両手にまた一格強く握り直された。


トイレの扉が一突きで開き、またぱんと閉まった。仕切りの鉄扉が背後で鍵がかけられ、鍵芯が最後まで回ったその「カチッ」という音がソフィアの鼓膜の中で二度弾んでから止んだ。


「狭すぎるよ小櫻ちゃん!」ソフィアの背中全体が扉板に貼りつき、肩甲骨が一晩冷え込んだ鉄に一筋の氷を当てられた。氷が薄い上着の後襟に沿って半インチ滑り落ちた。彼女の呼吸がこの狭い空間の中で小櫻ちゃんの髪先の甘い香りにぶつかり、また自分の鼻先の朝の薄汗の塩っぽさに跳ね返ってきた。上部の格子から斜めの白い光線がいく筋か漏れ、床タイルを縞に切り、二人の靴先がほとんど触れ合い、ソフィアの影が光にいくつかに切られていた。


「そんなに狭くないよ」小櫻ちゃんは顔を上げず、声が速くて明るかった。「見て見て、私のもう。」


彼女はすでにしゃがみ込んでおり、桜色の馬尾がソフィアの鎖骨の前で揺れ過ぎ、底の薄い木綿の短パン を一気に太腿の中段まで引き下げ、また一気に白い純綿の小さなパンティーと一緒に足首まで引きずり下ろした。動作が水着を着る前に上着を脱ぐのと同じくらい手際よく、余分な呼吸を一つも分けていなかった。ソフィアが息を吸い込む時間もまだ吸い終わらないうちに、小櫻ちゃんの白く丸い太腿全体が彼女の鼻先の前に広げられ、太腿の付け根のあの少し白くて柔らかい皮膚が格子の光の下でいく筋かに切られ、恥丘の上のあの小さな清潔な、淡いピンク色の皮膚がそのままソフィアの目の真下で輝いていた。Dカップがしゃがむ動作について一拍下がり、薄い木綿の上着の二箇所に押し出された弧が危うげに宙に浮き、また胸に弾き戻り、布面に平らになる暇のない小さな皺がいく筋かに押し潰されていた。


「貼るだけでいいの、たっ!」小櫻ちゃんがポケットからあの肉色のものを取り出し、底座のあの半透明の魔力膜が掌の中でわずかに光を帯びていた。彼女は言いながら底座を自分の恥丘の上のあの清潔な皮膚に押し当て、親指と人差し指でそれぞれ押さえ、押し込んだその瞬間に魔力膜が縁から薄いピンクの暈を灯し始め、それから外縁から内側へ一格ずつ透明になり、まるで紙が水に浸透していくように、最後に底座が完全に彼女の皮膚に溶け込んだ。あの肉色の柱身がこうして彼女の体から「生えた」ように出てきた。


「すごくおかしいこれ、なんか生えてるみたい!」小櫻ちゃんが下を見て、馬尾が一緒に片方へ傾き、手を伸ばして人差し指でその生えたばかりのものを軽くつついた。柱身全体が押されたかのように揺れ、彼女の口角が一気に上がり、笑いが普段よりさらに明るくなった。


「Dios mío」ソフィアが扉板にまた半センチ後退し、後頭部がこもった音を立てた。小櫻ちゃんの顔も、小櫻ちゃんの胸も、それより下はもっと駄目、最後に格子の光の中のあの斜めの白い線に視線を落とした。「あなた、背中を向けてくれないの?」


「え?どうして」小櫻ちゃんが半秒首を傾げ、突然「あ」と声を上げた。「あ、四角パンツを先に履くんだよね?」彼女は横の小さな布袋から二枚の紺色の四角パンツを取り出した。運動機能の生地。「四角パンツ、四角パンツ」彼女はぶつぶつ言いながら、まず一枚を自分のあの偽陽具に被せ、布地が頭部からゆっくりと滑り、柱身を滑り、底座まで。「おおお、これ履いたらほとんどわからなくなっちゃう!」短パンを履き終わった瞬間、彼女がくるっと回り、四角パンツの下のあのわずかに盛り上がった弧がソフィアの目の前で一瞬揺れた。


「ソフィア、はやくはやく。」小櫻ちゃんが二枚目の四角パンツをソフィアの手に押し込んだ。弁当を渡すかのように自然に。


「……Cállate。」ソフィアの歯が下唇の内側を噛み、その「黙れ」を小さな、小さな、スペイン語の巻き舌の入った固い飴にすり潰した。彼女はスカートの裾を脇の下に挟み、純白の綿生地が彼女の肋骨の側面の、まだ熱の引いていない皮膚に貼りつき、挟むと少しざらついた。指がその四角パンツの腰頭を摘み、布地が柔らかく純綿の混紡、縁に新しい服の折り目が残っていた。彼女は小櫻ちゃんを一度見、布を一度見、最後に自分の指がすでに先回りしてあの黒いレースのパンティーの腰辺を引っかけ、ゆっくりと、一インチ引き下げているのを見た。


レースの線が縫い糸のように細く、縁のあの鉤編みの縁が滑り落ちるときに太腿の内側のあの最も柔らかいところを軽く引っかけ、目に見えない微かな熱を引き出した。その微かな熱が太腿の内側を上へ半インチ這い上がり、鼠径のあの皺に着いたところで止まった。止まった場所が周囲より半度多く熱かった。彼女の呼吸がこの一瞬で一拍止まり、すぐにまた引き下げ続けた。レースが膝を滑り、足首を滑った。彼女は足先からあのほとんど重みのないレースを摘み上げ、すでに体温でしっとりした一塊を丸めてポケットに詰め込んだ。あのほとんど存在しない重みがポケットの中ではむしろ何よりも熱かった。


「Mierda」彼女が小櫻ちゃんから押し込まれたあの肉色のものを掴んだ。底座の魔力膜が恥骨の上のあの皮膚に貼りついたとき、ひんやりとした。そのひんやりが彼女の予想よりさらに半度低く、彼女の下唇が歯に噛まれて押し込まれたその瞬間に、魔力膜がまず縁から薄いピンクの暈を灯し、それから一格ずつ内側へ透明になった。その一格の進みが彼女自身の恥骨の上のあの皮膚に沿って進み、底座の弧が皮膚に吸い込まれると同時に


彼女の全身が一拍固まった。


あの体から生えたばかりのものが空気の中で極めて軽く一揺れした。その揺れが柱身の下から見えない線に沿って恥骨へ戻り、小腹へ上がり、最後に腰の側の一インチで過剰に鮮やかな痺れに炸裂した。ほとんど命取りになるほど痒い。続いて恥骨の内側から上へ、本来あってはならない飽満が少し押し上げられた。まるで小さな空気の塊が誰かに体の中から押し出されて戻ってこないかのようで、その飽満が小腹の中線に沿って半インチ押し上げられてから止まった。彼女はまだ動いていなかったし、あのものはまだ何にも触れられていなかったのに、空気の中のあの微かな気流が柱身の表面を一インチ一インチ流れ過ぎ、流れ過ぎたすべての触感が魔力膜に一格ずつ拾われ、また彼女の恥骨の内側の、このようなものを生やしたことのない神経に沿って腰腹の奥深くへ叫び戻されていた。


褐色の皮膚の上のあの蜂蜜の光がこの一瞬でさらに一段深い暖かみのある赤に焼かれ、鎖骨のあの朝まだ十分に目覚めていなかった線がこの一秒の間に細かく汗を浮かせ始めていた。彼女の喉から音節すら揃わない気音が漏れ、全身が扉板に寄りかかったまま動かなかった。背中が鉄の冷たさに貼りついているのに、下腹のあの熱はあの氷よりも鮮やかに滾り、その熱が知らない経路に沿って恥骨の上のあのものの根元へ転がり、根元に着いても出口がなく、より奥から粘り気を少し押し出し、太腿の付け根に沿って四角パンツの股の底へ少し染み込んだ。彼女はそれが何かを認識する暇もなく、次の呼吸がその小さな一格をさらに湿らせた。


「ソフィア?」小櫻ちゃんの声が仕切りの向こうで傾いてきた。馬尾が格子の光の中でまた一揺れした。


ソフィアは答えず、唇を極細の一筋に結んだ。彼女は手を伸ばしてあの紺色の四角パンツの腰頭に触れた。


ソフィアが四角パンツを広げ、腰を曲げたとき、あの生えたばかりのものが彼女の太腿の間で一揺れした。揺れの角度はわずかだったが、下腹全体の筋肉が即座に引き締まってそれを中線に安定させた。彼女は息を殺し、四角パンツの二つの脚口を自分の足先から通し、ゆっくりと引き上げた。布地が小腿のふくらはぎから滑り上がり、膝を滑るときにはもう限界だと思っていたのに、太腿の内側のあの区間が膝よりもさらに遅く、一インチごとの繊維が皮膚に押しつけられる粗さが思っていたよりもはっきりと感じられた。何インチ目かを数えているうちに自分でもわからなくなり、それから布地の前股が下から上へ、あの立っているものの頭部に近づいた。彼女は半秒止まった。


布地がまず柱身の頭部の最も尖った一点に触れた。木綿の繊維が亀頭に極めて小さな窪みを凹ませ、まだ底まで沈みきらないうちに、魔力膜がその一点の凹みを一格ずつ彼女の体の中に叫び戻した。脊椎が尾椎から頭頂へ弾かれたかのように、木綿の細かい紋様がようやく一インチ一インチ柱身の表面を擦り、頭部から滑り落ちた。彼女の喉からまた音節すら揃わない気音が漏れ、我慢できずに下唇を噛んでその気音を押し戻し、歯先が唇の内側のあの柔らかい肉に食い込み、鉄錆の味が極めて淡く舌先に染み出した。


四角パンツが最後まで引き上げられ、ゴムが腰に引っかかった。そのゴムが底座を恥骨の上へ半センチ押し下げ、底座と皮膚の間のあの魔力膜がこの半センチの間で極めて微かな変位を押し出された。その変位が恥骨の上のあの場所に一筋の線を引き、ソフィアの全身が一秒固まり、唇が白くなるまで結ばれたのに、それでも声が鼻腔の最も奥から半分の「……ん」と漏れ、尾音を彼女が急いで噛み切り、残りを全部喉に押し戻した。


「ソフィア、終わった?ドア開けるよ!」


「待って」


しかし小櫻ちゃんはすでに門閂を上に弾き、仕切りの扉を引き開けていた。ソフィアのスカートがこの一瞬で風に持ち上げられてまた落ち、ちょうど四角パンツの形を覆い隠した。


小櫻ちゃんが先に楽しそうに跨ぎ出し、馬尾が外の光の中で美しい弧を描いて振られ、彼女は廊下でその場で半回転し、またしゃがみ、しゃがみかけたところでその弧が自分から太腿の内側へ曲がった。小櫻ちゃんが「え」と声を上げてまた立ち上がり、もう一度試し、今度は成功し、全身が輝いた。


「え、歩くのは全然普通だよ。あ、違う、しゃがむときは脚を少し開かないと!」


ソフィアはまだ扉口に立ち、一方の手を枠にかけていた。スカートの裾はすでに定位置に戻っていたが、スカートの底のあの木綿の層がまだ動いていて、呼吸に合わせて一インチ一インチ柱身を擦り、底座を擦り、恥骨の上のあの引き出されたばかりの線をさらに半分深く押し込んでいた。彼女は唾を一つ飲み込んだ。その唾が喉を滑り落ちるとき、下腹全体が一緒に縮み、柱身の底座が彼女の皮膚の中でわずかに震えてまた安定した。


「……Vamos。」声が掠れて自分でも聞き取れなかった。


彼女は右足を上げた。


右足が仕切りの敷居を踏み出したその瞬間、太腿の内側のあの皮膚が木綿の布地を柱身の側面に擦り過ぎた。その一擦りで木綿が柱身を押し、皮膚が薄くて何も隔てられないかのようで、底座のあの魔力膜がわずかに震え、全部が一筋に混ざり、彼女の膝の内側から上へ引き抜かれ、太腿の付け根を抜け、小腹を抜け、最後に腰背の中間のあの小さな一塊に落ちた。彼女の膝がわずかに曲がり、半拍遅れてようやくその一歩を完走した。二歩目は普段より二指分狭かった。


廊下の外の朝の光が斜めに差し込んでき、ソフィアの褐色の皮膚の上のあの蜂蜜の光沢が今は薄い汗の層で曇っていた。汗の粒が鎖骨のあの線の中間からゆっくりと下へ一筋流れ、少しそこで止まり、呼吸について揺れていた。明らかに彼女の顔のあの横眉の表情はまだ残っていたのに、この一粒の汗がすでに彼女を売っていた。


団長はまだ二つの荷物を抱えて公衆トイレの外の壁際に立ち、頭をわずかに仰向け、視線はもともと軒下のあの並んだ、いつ誰かが字を刻んだのかわからない木の梁にかかっていた。彼の視線がその梁の列からゆっくりと戻り、空を抜け、最後にソフィアの足元に落ちた。


ソフィアは団長の視線の重みを感じた。下腹のあの熱がその視線に恥骨の上へさらに半センチ押しやられ、全身の皮膚がこの半センチに武装解除され、底座が木綿の布の下の位置を今やミリ単位で感じ取ることができた。


団長の視線がゆっくりと離れ、また軒下のあの木の梁の列へ戻った。


ソフィアが彼の横を通り過ぎた。彼を見ず、手を伸ばして彼の腕に掛かった荷物を取ろうともしなかった。指先がスカートの裾の横で半秒宙吊りになり、落ちなかった。


小櫻ちゃんはすでに廊下の突き当たりのあの陽光の下まで走り、振り返って手を振っていた。


ソフィアが三歩目、四歩目を踏み出した。歩幅が普段より二指分狭く、膝の内側から腰背の中間へ引き抜かれるあの線が木綿の布に繰り返し点灯され、底座が恥骨の上の位置で一歩ごとにわずかに沈んでまた弾んだ。彼女が広場の手前最後の光の斑点を通ったとき、その線が彼女の肩まで一緒に引き締め、彼女は左手でスカートの裾を半センチ押し下げた。


押し下げたその半センチが木綿の布が柱身に貼りつく方向を極めて小さな角度だけ変えた。


ソフィアの呼吸がまた声を出しかけて、広場の人声が彼女に向かって正面から押し寄せてきた。


ソフィアが小櫻ちゃんのバックパックの端で一番楽しそうに揺れる黄色い小さなアヒルに追いつき、ベビーカーの家族を横から列の後ろへ割り込み、足が定位置に着いた瞬間、列が彼女の背後から二組目、三組目、四組目と繋がった。彼女の背筋がまだ真っ直ぐにならないうちに、人波のあの見えない圧力が尾椎の両側から彼女の腰のくぼみに貼りついてきた。全身が靴底のその一層だけを動かすことを許し、身体のその他の部分は風に干からびたかのようにあの半センチスカートの裾を押さえた姿勢の中に固定され、呼吸が短く、吸っては吐けないほどだった。


広場の音が鍋で煮立っているスープのようだった。左側でベビーカーを押す奥さんが旦那と料金について言い合い、右後ろで二人の高校制服の女子が声を殺して笑い、さらに後ろで父親が泣き叫ぶ子供を抱いて背中を叩いていた。地面の足跡がポップコーンの殻の脆い音と粘つく破れた紙の裂ける音を混ぜ合わせ、誰かが足を上げるたびにその粘つく匂いが靴底から浮かび上がってきた。ソフィアの鼻先が甘ったるいポップコーンの香りと見知らぬ人のコートに付いた洗剤の匂いを捕らえ、それから自分の耳の後ろから絞り出された一筋の汗。


「ソフィア、前!前の叔母さんが行ったよ!」


小櫻ちゃんが彼女の半歩前で、爪先立ちで振り返り手を振り、胸の前に花柄がいっぱいのクレヨン箱がぱたっと自分の二つの柔らかい肉にぶつかり、柔らかい肉に弾き戻されてわずかに二度揺れ、Dカップが薄い上着の弧を支えて爪先立ちのテンポについて一インチ浮き、また落ち、薄い木綿が限界まで引き伸ばされて緩み、彼女のスカートの前縁が同時に底のあの偽陽具に内側から一インチ押し上げられてアーチを描き、振り返った瞬間にスカートが元に戻り、クレヨン箱が落ちたときには彼女はすでに後ろへ次の言葉を叫んでいた。


ソフィアが半歩前へ踏み出し、人波が背後からまた一波補い、骨盤がその力に前傾させられ、あの恥骨の内側に貼りついているものの底部もその推進力について半センチ滑り、四角パンツのあの木綿の層が柱身の底部に沿って前から後ろへ擦り過ぎ、また彼女の身体が正位置に戻るにつれて逆方向へ擦り戻った。擦り過ぎたその一回で太腿の内側の柔らかい肉が一瞬張り、擦り戻ったその一回で張っていた柔らかい肉が緩み、もう片方が張り詰めた。膝の内側から腰背の中間へ引き抜かれるあの線がまた明るく光り、一度光った。まるで誰かが極めて遅い指の甲でその線を下から上へ一インチ擦ったかのようで、それから緩め、また次の半センチから繋いだ。


彼女は小櫻ちゃんのバックパックに付いたあの黄色い小さなアヒルを死ぬほど見つめていた。アヒルが小櫻ちゃんの話すテンポについて左右に揺れ、一揺れごとに彼女の下腹が一緒に縮み、縮むたびに木綿の布が肉の割れ目に深く沈み、深く沈むたびに底のあのものがまた肉の割れ目に深く食い込まれた。彼女は瞬きする勇気がなかった。瞬きすれば身体との同期がずれてしまう。


「……Mierda。」


吐き出された声が小さく、彼女自身の鼓膜にしか聞こえなかった。舌が巻いて戻らず、舌先が下唇の内側のあの噛み続けてきた薄い皮に触れ、淡い鉄錆の味が浮かんだ。あのスペイン語の汚い言葉が漏れたとき、広場のあの鍋のスープがちょうど子供の悲鳴の一波を受け、誰も聞いていなかったのに、彼女の背中がまた押された。


ソフィアの背後のあの二人の高校制服の女子がこのとき後ろの保護者の「はやくしてよ」に押されて波を起こし、その力が尾椎の正中央から上へ押し上げ、彼女の全身が前へ五センチ傾き、下腹が売り場の木の台の縁にまっすぐぶつかった。その一突きで四角パンツの木綿が下から上へ偽陽具の底部を挟み、木綿が衝撃で一瞬張り詰め、張り詰めた木綿が柱身の底端を上へ半インチ押し、彼女の身体のさらに一格深く頂いた。


「あ」


その音節を彼女は半分飲み込み、残りの半分が喉の奥で短いこもった響きに変わった。


次の波の推進力に彼女の身体はすでに受け止める準備ができていたが、それは来なかった。背後のあのずっと尾椎の両側に貼りついていた圧力が、まるで誰かに背後からその空気の層を優しく抜き取られたかのようだった。彼女の肩はまだ固まっていたが、肩甲骨の間のあの筋肉が自分から半インチ緩み、緩んだその半インチの瞬間に彼女は長い息を一つ吐き出した。しかし下半身のあの格は緩まず、四角パンツがまだ元のあの肉の割れ目に沈んでおり、底座がまだ恥骨の上のあの位置に動かず、上半身が緩んだあの息がむしろあの格の存在感を中央へ半インチ浮かび上がらせた。


ソフィアが振り返った。


団長がすでに彼女の真後ろ半歩の位置に移動しており、肩の二つの過剰な大荷物が彼女の背後の両側へ広がり、二つの小さな防壁のように、後ろのあの二人の高校生があの二つの明らかに誇張された膨らみに遮られ、一人が荷物の右側へ回り、もう一人が仲間と一緒に右へ回り、ベビーカーの家族が反対側から角度を変えて過ぎ去った。


団長は彼女を見ていなかった。彼は顎を上げて売り場の窓の上のあの園内マップを見上げ、一方の手を背中に回し、もう片方の手で荷物紐を支え、表情はただ小櫻ちゃんが園内の方角を確認するのを待っているだけのように見えた。


ソフィアがずっと吐ききれなかったあの息をゆっくりと吐き出した。一口の、長い、彼女自身も驚くほどの息を。次の息を吸い込んだとき、人波の推進力はなくなり、骨盤が外力に前後されなくなった。しかし底のあのものは退かず、人波が撤退したその一拍でそれを前へ押し込む力が消え、それはちょうどさっき人波に押し込まれたあの格に留まり、木綿の布があの深さに沈んだまま弾き戻らず、膝の内側から腰背へ引き抜かれるあの線が点灯した最後の段階に維持され、もう上へ這い上がることも、下がることもなかった。


スタッフの方がガラス越しに声を上げた。「三人分の大人券ですね。ファミリーパックは?」


「三人!」小櫻ちゃんが手をクレヨン箱の底層へ伸ばして小銭入れを探した。その一伸ばしで薄い上着の下襟がスカートウエストから一截引き出され、その一截の腰が半秒だけ押し出されたが、クレヨン箱に遮られてすぐに戻った。しかしその半秒、彼女が身を屈めてお金を捜すとき、スカートの底のあの偽陽具がまたスカートの後縁を内側から一インチ押し上げた。ソフィアの視線がそこへ一格それ、また自分の下腹の一陣の引き締めに噛み戻された。彼女自身のあのものが肉の割れ目の反射について動き、木綿の布がその一回を完全に舐め回した。


「団長のその一枚は自分で持って。ソフィアの」


小櫻ちゃんが三枚の券を分けて渡し、一枚を後ろへ団長へ、一枚を自分のポケットへ戻し、一枚をソフィアへ差し出した。


「ソフィア、券持った?行こう行こう!」


小櫻ちゃんはすでに売り場を曲がって改札口へ歩き、爪先立ちで一歩三揺れだった。


ソフィアが「うん」と声を上げ、券をポケットの奥へ押し込み、左手でまたスカートの裾を押さえた。あの半センチ押し下げた角度がちょうどさっきと同じ位置だった。彼女が団長の横を通り過ぎるとき、目を上げず、唇が一瞬動いてまたその音節を飲み込んだ。


彼女が二歩目を踏み出したとき、歩幅がさっきのあの二指分狭い歩幅よりさらに半指分狭く、膝の間が見えない糸で締められているかのようで、足を上げるたびに下のあの格を震わせるのを恐れているかのようだった。彼女は自分がどの格を恐れているのか、はっきりと考えさせなかった。


小櫻ちゃんが振り返って彼女に一度微笑み、目が新しいクレヨンを開けたときのように輝いていた。その双の目と彼女が伸ばしてきた指は全く同じ温度ではなかった。指が予想より冷たく、手首を摘んだとき、まるで一本の冷めた金属を引っかけているかのようだった。しかしその前へ引っ張る力と指の温度が全く釣り合っていなかった。ソフィアがまだかかとを煉瓦に踏みしめる暇もなく、腰があの力道に前へ一閃き、自分でも準備のできていない角度へ運ばれ、太腿の内側の布地が無理やり広げられてまた閉じ、木綿の布があの恥骨の内側に貼りついているものと長く、肉の割れ目に沿って上へ這い上がる線を擦った。その線が終わる前に、彼女はすでに並びの鉄柵の中に押し込まれ、クレヨン箱が小櫻ちゃんの肋の下でぱたぱたと二度ぶつかり、二度の音がまるで彼女の身体の中のまだ冷めていないあの線に拍子を打っているかのようだった。


「あのあのあのソフィア、あの角度見て!」


レールが朝の陽光の下で刀身の反射のように輝き、前半が九十度でまっすぐ上へ這い上がり、頂点の後で一つの完全な逆さの円環が天頂から下へ回り込んでいた。ソフィアは顔を上げなかった。顎を押しつけ、視線を鉄柵の上のあの蜂蜜の光沢の反射に釘付けにし、瞬きすら押さえ、骨盤をさっきのあの五度の前傾角度に固定し、あのものの位置がそこに留まって動かなかった。彼女は右側の鉄柵を掴み、指の節があの蜂蜜の光沢の皮膚の下でゆっくりと白く変わり、柵の金属の冷たさが掌から染み込んでいた。しかしその冷たさが手首まで来ると、脊椎から下へ走る熱に押し戻された。熱が腰の側を焼き、臀肉の内側を焼き、小腹の底から下へ落ち、底座が恥骨の上のあの位置に着いたところで止まり、そこでわずかに膨らみ、まるで誰かが一本の親指を優しくそこに置いて円を描いているかのようだった。


「待って小櫻ちゃん」


「並びの予想時間……二十三分!」


鉄柵の回廊が四つ折りに折り返し、前方に四十人、進むたびに一格曲がり、二、三秒ごとに立ち直る。立ち直ったその瞬間にソフィアの全身の重心が半インチ下へ沈み、臀部の筋肉が条件反射で内側へ一収縮し、四角パンツのゴムウエストがその半インチの隙に偽陽具の底座を恥骨のさらに奥へ一回押し込み、木綿の布が押しつけられて肉の割れ目にさらに一格深く沈んだ。次に前へ移動すると、底座がまた身体に上へ半インチ押し戻された。前後、前後、二、三秒に一度。誰も彼女を触っていないのに、彼女の下半身のあの層の布が自分の身体に毎回擦り直されていた。


小櫻ちゃんはすでに爪先立ちで掲示板を見上げ、紫色のクレヨンをクレヨン箱から掘り出し、全身が何かに点灯されたかのようだった。クレヨンが図表の右下に「搭乗前待機期・姿勢観察」と刷刷刷と書き、書き終わっても末尾に丸を一つ描いて目印にし、振り返って瞬きした。その双の目が清澄で、ソフィアの喉の奥が一瞬引き締まった。


「ソフィア、あなた今腰が右に傾いてるよ、どうして?おトイレ行きたいの?」


「Cállate。」


「え?」


「……黙って小櫻ちゃん。」


ソフィアが顔を横へ逸らしたとき、あの蜂蜜の光沢の下にすでに均一ではない赤が透け、耳の後ろから一路鎖骨まで広がっていた。柵を掴む手が緩まないうちに、前列のあの車両がちょうど急降下し、一群の人の悲鳴が広場の正中央から横に切ってきて彼女の鼓膜にぶつかった瞬間、彼女の膝がわずかに曲がり、手はまだ柵を掴んでいたが、その一曲がりで四角パンツの底のあのものが木綿の布の中で上へ一インチ擦られ、彼女の全身が息を吸い込み、鼻腔が半拍遅れてようやくその息を吐き出した。吐き出したとき腹部の筋肉が一収縮したが腰背を元に戻すことはできず、腰がむしろわずかな震えを伴って内側へ半インチ陥没した。まるであの悲鳴の重みが直接脊椎の中段に落ちて彼女を柔らかく押し潰したかのようだった。左手がさっきスカートの裾を押さえていたあの半センチがいつか緩んでおり、掌が開いて太腿の外側に貼りついていた。彼女が気づいたときには、それを押し戻していなかった。


「一番前、一番前がいい!」


ジェットコースターのスタッフはバッジだらけの中年のおじさんで、帽子の鍔から下がった園の記念章が動くたびに互いに細かく金属音を立てていた。彼は窓から半分顔を突き出し、声に力があった。


「一番前?いいよお姉ちゃん。お友達も一緒に一番前?何人?」


「三人!」


「あの男性は」


団長がまだ口を開かないうちに、小櫻ちゃんが先回りして答えた。「彼も乗る。」


「男性、荷物は預ける必要があります。車内では無理です。」


団長はソフィアを見ず、肩のあの二つの荷物をゆっくりと下ろしただけだった。


「次の組どうぞ。一番前こちらへ。」


「行こう行こう!」


ソフィアの全身が前へ二歩押された。その二歩は自分から踏み出したものではなく、小櫻ちゃんの力に押しずらされたものだった。足の裏が地面を少し引きずり、臀肉がそれについて引きずられ、あのものが彼女の全身の揺れについて一区間揺れた。意識が戻ったときにはすでに一番前の車両の縁に立っており、プラスチックの座面が陽光の下でまぶしく輝き、安全バーが真上から持ち上がって、彼女を待っていた。


彼女は止まった。足の裏が車両の縁のあの金属レールの内縁を噛み、膝が固まり、下腹のあの格がさっき滑って来た全区間の慣性でまだわずかに震え、安全バーのあの銀色の弧が真上から斜めに持ち上がって彼女を待っていた。彼女はその弧を半秒見、足を上げなかった。


小櫻ちゃんはすでに窓側の位置へ飛び込み、内側のあの格を彼女に残し、小さな手が車両の内側から伸び、指先が彼女の手首を引っかけた。その引っかけの力は最初は柔らかく、道端の猫の尻尾を引っかけるかのようだった。しかし次の秒に腕が内側へ一収縮する力が異常に強く、ソフィアの上半身が前へ引きずられ、膝の後ろの鉄柵が彼女に半センチの支点を与え、その半センチが消えた瞬間、全身が前へ倒れ、尻が先に落ち、プラスチックの座面が冷たく臀肉を受け止め、背中が背もたれにぶつかり、太腿の後側のあの蜂蜜色の皮膚が革の座席の上で最後まで滑り、滑る瞬間に皮膚と革の間で極めて微かな「ちゅっ」という、半ば粘る音が漏れ出た。その音が彼女の太腿の下から漏れ、ちょうど彼女自身の鼓膜に捕らえられた。彼女がまだ座りきらないうちに、肩の正中央にまず一本の影が押し込まれ、目尻の余光の中であの銀色の弧が頭頂から視線の縁に沿って下へ滑った。


カチッ。


弧が彼女の胸の前のあの木綿のシャツに貼りついた刹那、布地が半指分押し下げられ、胸腔の下縁が真っ先に大半の重量を受け止め、残りのあの圧力がバーの弧に沿ってさらに下へ進んだ。


カチッ。


カチッ。


両側の機械のロック音が前後して噛み合い、バーの弧が正確に彼女の胸の下、下腹の上のあの区間に落ち、圧力が上から下へ分散され、大半が胸腔の下縁に遮られ、残りの一部分が弧に沿って中央へ滑り、着地点がちょうど下腹の正中央、つまりあの底座が恥骨の上の位置に留まった。圧力が沈み込み、またあの木綿の布を通じてあのもの全体を身体の中に一格押し込んだ。


ソフィアの口が半秒開いた。


極めて短い、ほとんど聞こえない吸気音しか出なかった。


それから閉じた。


車両はまだ発進していなかった。


小櫻ちゃんはすでに顔をソフィアのあの列の車両の肘掛けの側へ詰め寄せ、金色の双馬尾が肩から滑り落ちてソフィアの皮膚が潮紅した耳先に掃った。


「わあ、始まる始まる。ソフィア、準備できた?一、二。」


歯車が車台の下で一噛みした。カチカチ。


車両がぱたっとロックを外し、前へ半メートル滑り、歯車が一格ずつチェーンに噛みつく音が彼女の尻の下から伝わってきた。カチカチカチカチ、一格ごとに車体を少しずつ上へ持ち上げ、背もたれの角度も彼女の背後へ少しずつ傾いた。元々尻に掛かっていたあの体重の層がゆっくりと背後へ移り、肩甲骨がまず座面が頂いてくるのを感じ、それから腰、それから太腿の後側。安全バーは動かなかったが、圧力の入射角がすでに彼女の下腹との角度を静かに変えていた。木綿のあの区間がバーと恥骨の間に挟まれていた位置が垂直圧から斜め圧に変わり、あのものの底座が皮膚に貼りついていた受力が一インチ一インチ側面へ滑っていた。


「Mierda、mierda、mierda」


ソフィアのスペイン語が歯の隙間から絞り出され、rの一つ一つが震え、両手が安全バーの両側のグリップを固く握り、指の節が関節から爪の根まで白く変わり、掌の汗がゴムのグリップを曇らせていた。車両は登り続け、背もたれが徐々に床になり、彼女の体重が全体として座面に倒れ込み、また座面に上へ押し上げられ、胸腔が安全バーに上から下へ一格押さえられ、木綿の布があの偽陽具の底座に下から上へ押し戻され、底部が両側から死ぬほど締め付けられ、あのものが皮膚に貼りついていた一面が毎回の圧搾と緩みをそのまま下腹の奥深くへ送り込んでいた。一波また一波、下腹に何かが頂き起こされ、目覚めたらもう眠りたくなかった。


「ソフィア、すごいね、全然叫ばない。」


小櫻ちゃんはすでに両手を安全バーの外へ上げており、紫色のクレヨンが右手の食指と中指に挟まれて落ちず、金色の双馬尾が風に二本のほぼ水平な弧線に引かれていた。彼女のあの側は全身で風を迎えて大笑いし、ソフィアのこの側は全身で声を出さないよう抑え、下唇が歯に内側の小さな一塊の柔らかい肉を噛まれ、肺の中の空気が重力に押し上げられるたびに彼女に鼻腔から細く放たれていた。しかしあの息を放つたびに、喉の奥で一つ飲み込まれた音節があった。


「Por—favor—」


二語の間に一秒の間があった。


あの favor の尾音を彼女は完全には発音させなかった。なぜなら車頭がちょうど登りの最頂点を越えたからだった。


半秒。


下方二百メートルの遊園地が一枚の色付きの地図に平らに広がり、屋台の小さなテントがマッチ箱に縮んだ。ソフィアの視界の底がこれらすべてを掃いたが、一格も入らなかった。尻が座面から離れ、背中が全体として浮き、安全バーがさっき彼女の下腹を押さえていたあの区間の圧力が突然緩んだ。四角パンツが三面で緩くあの偽陽具を包み、ゴムが腰の側へ上へ開き、彼女の下腹のあの極限まで押し込まれていた筋肉組織の全体がまだ収縮状態のまま留まり、受力が突然撤退したのに緩む暇がなく、「極限まで圧して全部放す」あの落差が直接彼女の身体の中に注ぎ込まれ、命取りになるような。


腰腹の筋が一群収縮した。


丹田から腹直筋の両側に一路上へ胸の下まで引き上げられ、また胸の下から下へ引き戻されて恥骨に叩きつけられた。


車両が落ちた。


「あああああああああんあああえ」


小櫻ちゃんの前二つの「あ」はまだ悲鳴の形のまま、三つ目の「あ」で喉が突然頂かれ、座面が下から上へ尾椎を叩いた短い震えの音があの音節を一小節打ち切り、彼女はもう一度息を吸って繋いだが、次の衝撃にまた打ち切られ、「あん」という声が喉の奥から滑り出たとき、彼女自身も半秒呆然とした。


ソフィアは一つも声を上げなかった。


下唇の内側のあの歯に噛まれていた柔らかい肉がすでに少し鉄錆の味を噛み出しており、舌先が味わったが口を緩めることができなかった。肺の中の空気が急降下の重力に横隔膜の下から全体として上へ押し上げられ、また安全バーに上から押し戻され、ソフィアの横隔膜全体があの息を掴みきれず、胸腔の正中央に詰まり、鼻息が三度途切れ、一度途切れるたびに下腹の底のあのものが一回振り飛ばされてまた振り戻され、左側へ半インチ倒れてまた一本の引力に巻き戻されて正中央へ激しく一突き刺され、刺し終わってまだ息つく暇もなく、あのものがまた一格頂き込まれた。一段一段全部熱く、彼女の下腹の奥深くへ注ぎ込まれ、彼女の下腹全体が頂かれて挟もうとしても挟めず、褐色の皮膚が鎖骨から耳先まで赤く熱く焼かれ、首の側のあの血管が皮膚の下で速く跳ねて耐えられなかった。


車体が横に倒れた。


逆さの円環の瞬間、髪がまず落ち、金色の髪の絲が耳の後ろから一本一本下方の空へ垂れ、偽陽具が無重力と逆さの二つの力が同時に作用する中で四角パンツの内張りに沿って全く本来あってはならない角度へ滑り、底座が恥骨の上から斜めに彼女の下腹の中線偏左へ頂き込んだ。ソフィアの脊椎全体が重力の中に吊るされ、あのものがこの本来あってはならない角度を貪るように伝え込み、車体が正位置へ戻り、また重力の一撃に原位置へ引き戻された。唇が一度開き閉じ、また開いたが音節は何も出ず、喉の中のものが声帯の後ろに詰まり、下腹の奥があの本来あってはならない角度に頂かれ、開くにつれてまた閉じた。


「ああああわあふあむえ」


小櫻ちゃんの「むえ」は自分の拳の縫い目から絞り出されたもので、紫色のクレヨンが最後の秒に拳の中に挟まれて飛ばなかった。彼女自身の偽陽具があの四角パンツの中で同じ投げ飛ばしを経験していた。しかしこの波が彼女の下腹から巻き上がってきたのは恐怖ではなく、掻痒だった。悲鳴の尾音が自分から曲がり角を作り、上昇して質問するかのようだった。


車両が低所で平らになった。連続した起伏が一波また一波の上下の振動を始め、車体が落ちてくるリズムがちょうどソフィアの下腹のあの熱に叩きつけられ、偽陽具の底座が恥骨の上から一回跳ねて戻り、また跳ねて戻り、一回跳ねて戻るたびに命取りの位置に頂き込まれ、彼女は脚を閉じようとしても閉じられなかった。


彼女の眼窩が湿り始め、瞳孔が焦点を失い、視線が前方車両の内側のあの金属の掲示板に釘付けになり、「立たないでください」の四つの漆の字が彼女の視界の中でますますぼやけ、下腹が横隔膜の下から恥骨の上まで三度痙攣し、一度痙攣するたびに太腿の内側の筋肉が一緒に一挟み、また安全バーに遮られて開けなかった。


歯車が噛み合い、車両が入線した。


カチッ。


安全バーの両側のロックが前後して外れた。


ソフィアは動かなかった。グリップの上の指の節が三秒待ってようやく血色がゆっくりと戻り、関節からまず赤くなり、それから手背の青筋に沿って爪の根へ染み、胸の上下が小さく、衣の縁だけがそれについて動くほどで、視線はまだあの掲示板に釘付けのまま動かなかった。


第二節車両の向こうで誰かが立ち上がった。


「降りて、降りて、次の組が上がりますよ。」


スタッフの声が前方から伝わってきた。


「もう一回、もう一回。え、ソフィア、泣いた?」


小櫻ちゃんが全体として肘掛けを越えて詰め寄り、クレヨンを左手に持ち替え、右手の食指がもう少しでソフィアの下まぶたに触れそうだった。ソフィアの左手がグリップから緩み、動作がとても遅く、五本の指が一本一本ゴム表面から離れた。


彼女は立ち上がった。


足が地面に触れた瞬間、膝が即座に柔らかくなり、全身の重心が側面へ倒れ、左手が車両の縁の金属の柱を支えてようやく安定した。褐色の太腿の内側のあの全区間張り詰めていた筋肉がこの瞬間になってようやく自分がずっと張っていたことに気づき、筋繊維がまだ緩むつもりはなかった。四角パンツのあの木綿の層が太腿の付け根の位置にすでに濡れて色が濃くなり、彼女自身の鼻腔にもあの薄い、木綿の層一枚隔てていても体温に烘かれた塩っぽさが匂ってきた。


「先にトイレ。」


「え、私もちょうど記録……」


「小櫻ちゃん、先にトイレ。」


ソフィアが一番前に歩き、右手でスカートの裾を押さえ、左手で小櫻ちゃんの手首を逆手に摘んでいた。その手がとても強く、褐色の指の節が小櫻ちゃんの手首の内側のあの白い皮膚に浅い凹みを押し出し、小櫻ちゃんがあの二本のクレヨンをまだ口に挟んだまま下ろす暇もなく、引きずられてあちこちとベビーカーの車輪を跨ぎ、左足がほとんど一本のピンク色のプラスチックの車輪枠に引っかかり、「えええ」と含糊とぶつぶつ言い、二秒ほど経ってようやく気づいたのはソフィアが彼女を引きずっていたことで、逆だった。


女トイレの扉口三歩外で、団長が止まり、右肩のあの大きな荷物を先に下ろし、左肩のものが半拍遅れてまだ一本の紐が彼の左足の側に引っかかって完全に下りていなかった。彼は顔を上げて軒下のあの排気扇を見た。羽根が回っていた。


トイレに入り、最奥の仕切りへ。


ソフィアが逆手に門閂をかけ、金属の閂が溝に入るその「カチッ」が、まるで宣告のように、わずかに力を入れすぎたように響き、小櫻ちゃんが口に挟んだクレヨンの口角が一瞬引きつった。ソフィアが背中をタイルに貼りつけた。あのタイルは冷たく、淡いピンクで、後腰に貼りついた瞬間に彼女の肩がわずかに縮み、また目を閉じて一息吸い込んだ。その息が少し長く、胸の上下が上着の下襟全体を上へ半センチ持ち上げてまた落ち、目をまた開いてまっすぐ小櫻ちゃんを見た。


「……はやく。」


「え?」小櫻ちゃんの口の中の二本のクレヨンが落ちそうになり、彼女が急いで歯で挟み直した。


「記録し終わったらはやく譲って」ソフィアの喉仏が一動きした。それは彼女が普段絶対に誰にも見せない動作で、今はタイルの反射でとてもはっきりと照らされていた。「私に息を一つさせてから次のに行く。」


「ええ」小櫻ちゃんがクレヨンを口から出した。瞳孔が肉眼で見えるほど拡大し、まるでお菓子屋が閉店大放出を見たかのようだった。「え、あなたすごく協力的。」


「Cállate。」


「わわわわ」


ソフィア自身の右手がすでに衣の裾へ移っていた。指先が上着の下襟に触れたその瞬間に彼女は半秒止まった。半秒の間に彼女の呼吸が肋骨の中段に詰まり、あの深褐色の皮膚の下に何かが引き締まり、まるで小さなスイッチが別の方向へ倒されたかのようで、それから彼女が上着全体を上へ引き上げ、胸の下縁で止めた。ちょうど頭を越えず、乳房のあの線はまだ上着の内側に隠れていたが、鎖骨から下へ、肋骨へ、下腹へ、全体の褐色の皮膚がトイレの灯管の冷たい白い光の下で完全に露わになっていた。彼女の指がまだ上着の下襟を離さず、あの布が彼女の指の節の間で強く張り詰め、二本の普段は見せない折り線を押し出していた。


彼女はまだ止まっていなかった。


もう片方の手が四角パンツのウエストバンドへ移り、引っかけ、半センチ押し下げた。ちょうど恥丘の上のあの塊が出て、偽陽具の底座と魔力貼合膜の縁のあの輪も露わになる程度に。それより下は彼女は引き下げず、指の節が恥丘の上のあの線で止まって動かなかった。ウエストバンドのゴムの縁が浅い白い跡を押し出していた。小櫻ちゃんの喉が息を吸い込んだ。


小櫻ちゃんの目が一秒で湿った。


彼女は両手で図表を抱き上げて前へ詰め寄せ、ソフィアの下腹から五センチしか離れず、鼻がもう少しで触れそうで、口の中のあの二本のクレヨンをまた一本赤、一本青を咥え直した。彼女の全身が磁石に吸い付けられたかのようで、膝をわずかに曲げて視線をソフィアの下腹と平行にし、呼吸が速く静かで、研究者モード全開だった。


「昨日より」小櫻ちゃんがクレヨンを咥えたまま含糊と話した。「幅がちょっと、大きくなった。花びらが二枚増えた。」


彼女が言っているのはソフィアの鎖骨の下左側のあの半開きの薔薇だった。あの紋様が灯管の下でゆっくりと浮かび上がり、薄い一層の淡いピンク色が水彩が湿った紙に沿って滲むように、縁が線ではなく色塊で、五枚の花びらが昨日の路地裏のあの回より二枚多く伸び、花心が乳房の方向へ一寸近く引き伸ばされ、上着の内側のあの影の縁まで来てから止まり、まるでさらに内側へ進もうとするかのようだった。


「それから下のこれは新しい。」


下腹の中央のあの片は、新しい。まるで誰かに水彩で偽陽具の底座に沿って一輪の暈開いたバラ色を描かれたかのようで、縁が胸のあの薔薇よりさらにぼやけ、全体の色が中心から外へグラデーションし、底座の縁のあの輪が最も濃く、明るいピンクで、縁に光を帯び、まるでさっき火に炙られたばかりのようで、皮膚の褐色と押し合って極めて細いハイライトの線を押し出していた。その線が底座に沿って両側へ回り、恥骨の側面まで来てから消えた。


小櫻ちゃんの赤いクレヨンが持ち上がり、ソフィアの肋骨の下のあの弧線に沿って上へ虚空に描いた。皮膚には触れなかったが、近すぎて、ソフィアの肋骨のあの截の皮膚が自分から極めて細かな鳥肌を一面に浮かび上がらせた。それはクレヨンが帯びたわずかな静電気だった。ソフィアが息を吸い込んだあの息が喉の後ろに吐き出されず、彼女の下腹のあの新しい紋様が息を殺したその一秒で色がまた一段濃くなった。


クレヨンが紙の上でさっさっさと三筋擦った。


「ソフィア」小櫻ちゃんが青いクレヨンに持ち替え、顔を上げた。「あなたさっきジェットコースターのとき、どっちが一番どう言うか一番刺激的だった?」


「……下。」


「底座のところ?」


「……うん。」


「あ、じゃあ見て」小櫻ちゃんがまた少し近づき、彼女の鼻息が今度は本当にソフィアの恥丘の上のあの皮膚に吹きかかった。ソフィアの下腹全体が一収縮し、底座の縁のあの輪の紋様がこの一秒で縁がまた明るく光った。「だからあの振動は胸じゃなくて底座が先に受け取って、それから底座の方から肋骨へ拡散するの。これは大事、これは大事、私がマークする。」


青いクレヨンが図表の上でまた二本の長い弧線を引いた。


「よし、記録した!」


小櫻ちゃんが背筋を伸ばした。ソフィアの手はすでに動いており、上着を下へ引き、あの褐色の皮膚が一インチ一インチ布地の下へ消え、四角パンツのウエストバンドが元位置へ戻り、スカートが二度振られ、全体の過程が三秒もかからず、まるで彼女がさっき自分をめくったのがただの一種の誤解だったかのようだった。


「ソフィア、すごいね、あなたさっき自分から。」


「Cállate。」ソフィアはすでに門閂を開けていた。


「わあ」


扉が開いた。


ソフィアが深く一息吸い込んだ。


「Vamos。」


彼女が団長の横を通り過ぎた。肩があのまだ彼の足の側に引っかかっていた荷物紐にほとんど擦れそうになったが、擦れなかった。


「メリーゴーランド。」


「わあ」小櫻ちゃんが後ろから追いつき、図表を胸に抱え、クレヨンをまた口に咥え直した。「メリーゴーランドは穏やかだよね!行こう行こう。」


ソフィアは振り返らなかった。彼女の下腹の底座の縁のあの輪の紋様がまだスカートの底にあり、さっきめくられたあの二分間で浮かび上がってきた色がまだ完全に引いていなかった。四角パンツのあの木綿の層に隔てられ、彼女の皮膚に貼りつき、一歩ごとに収縮し、一歩ごとに収縮していた。


メリーゴーランドの円盤が前方にあり、電球が一輪一輪外縁に沿って輝き、三頭の白馬が柵の口から一列に並び、鞍の上の金漆が太陽に照らされて輝き、キャンディー味の三拍子の前奏が中央のあの金柱の中から漂ってき、眩しいほど明るかった。


スタッフはピンク色の帽子をかぶった若い女性で、剪票機を腰に掛け、職業的に笑っていたが、団長が二つの荷物をゆっくりと担いで柵の中へ入ってくるのを見て、柵の横の四人の並んでいる保護者の視線が同時に彼の肩のあの二つの荷物へ移り、三秒留まった。


「男性、そんなに大きいのに乗るんですか?荷物は預けますか?」


「いらない。」


スタッフが半秒呆然とした。


ソフィアが中間のあの馬に跨いだ瞬間、終わったとわかった。


鞍具の中央のあの隆起が、彼女の想像より半センチ高く、ちょうど偽陽具の底座の下方に頂き、彼女の尻がまだ完全に座りきらないうちに、底座が下から持ち上げられたあの「全体が下から押し上げられる」感覚が恥骨の上のあの魔力貼合膜に沿って両側へ拡散し、下腹の二本の斜めの筋を焼き、また腰の側へ広がり、彼女の下腹全体の筋肉が即座に収縮し、四角パンツのあの木綿の布を肉の割れ目にさらに深く沈ませ、沈んだ瞬間に彼女の喉全体が上へ半センチ引き上げられたが、一つも声が出なかった。


向かいのあの白馬の上で、小櫻ちゃんはすでに逆さに座っていた。


全身を馬頭とは反対に向け、太腿を開いて鞍に跨がり、両手で馬尾のあの鉄の棒を掴み、ソフィアと向き合い、図表を自分の馬鞍の前のあの小さな平台に広げ、クレヨン箱で一角を押さえて風にめくられないようにし、口に淡い緑色のクレヨンを咥え、目が電球と同じ色に輝いていた。


「お嬢さん、お嬢さん、逆向きは駄目ですよ。」


「私は研究してるの!」


「お嬢さん、これは危ないです。」


「私はしっかりしてる!問題ない!」


スタッフのあの口が半分開いたまま、あの「私はしっかりしてる」に文の論理を打ち砕かれ、三秒呆然とし、肩が落ち、顔を逸らして一枚の券を剪った。


主題曲の第一拍が落ち、白馬が「カラッ」と音を立てて上下、上下、上下、上下を始めた。


ソフィアの全身が下から持ち上げられてまた下ろされ、持ち上げられてまた下ろされた。鞍の中線のあの隆起が二秒ごとに偽陽具の底座の下方を一回叩き、一回叩くたびに柱体を彼女の中で上へ半センチ押し上げ、また馬身が落ちるときに下へ半センチ沈んだ。その半センチが彼女の中で朝から全区間熱くなっていたあの柔らかい肉にとっては、二秒ごとに一度命取りの「頂かれる、放される、頂かれる、放される」の熱が下腹の底座から両側の太腿の付け根へ注ぎ込まれ、彼女は無意識に太腿を締めていた。締めた瞬間むしろもっと悪く、締めると底座がより密着し、密着すると毎回の衝撃がより直接的になった。彼女は緩めようとし、緩めたその一回がまた馬身に上へ持ち上げられ、持ち上げられた瞬間に鞍面が彼女から半秒離れ、半秒の後また戻ってきた。


「一秒目、正座、鞍の中線が底座の下方に密着」小櫻ちゃんが淡い緑色のクレヨンを深紅色に持ち替え、図表に素早く線を引き、口の中のあの二本予備のクレヨンが一揺れした。「ソフィア、あなた顔赤いよ。」


ソフィアは答えなかった。彼女は吸気で下腹のあの収縮収縮を抑えようとしたが、馬が彼女より速く、三口目を吸ったところで次の頂きに打ち切られ、気が胸の下に詰まって下へも上へも行かなかった。


彼女は尻を前へずらそうとした。半拳分前へ移動し、鞍の中線のあの隆起を避けようとしたが、結果はもっと悪かった。前へずらした後、鞍の中線が底座の下方を頂かなくなり、代わりに偽陽具の柱体の根元を頂くようになり、柱体全体が下から押し上げられて彼女の中で前後に揺れ、上下二拍が上下プラス前後四拍になった。彼女の下腹が一収縮し、即座に尻を戻した。


「前へ三秒移動して撤回。前側の刺激が中央より大きい。」クレヨンが「さっさっ」と二筆。


ソフィアの喉が唾を一つ飲み込んだ。その唾が飲み込まれたとき、彼女は自分の耳の中の脈拍の音を聞き、馬の上下のリズムと合っていなかった。脈拍が馬より速く、馬が彼女より規則的だった。彼女は側座に変えることにした。


側座で尻が半分だけ座り、左の太腿が翻って右の太腿の上に覆い、鞍の中線が底座を頂かなくなった。しかし側座の非対称な重心が彼女の下半身全体を馬身の上下の力道に前へ投げ、偽陽具が彼女の両側の太腿の内側の布地に交互に挟み込まれ、一回目が左偏り、二回目が右偏り、三回目がまた左偏りだがより深く、一回ごとに柱体を彼女の中であの柔らかい肉の異なる側壁へ一突き押し、押し、押し、彼女の太腿の内側のあの普段使っていない二塊の肉が熱くなり始め、熱くなって八秒目のときに膝の辺りで自分が震えているのに気づいた。


「側座で位置を変えて十秒、あなたも変わるのが早すぎる。」


「私はあなたにタイミングを取らせてるんじゃない。」


声が締めすぎて、尾音が裂け、舌の根のあの塊に鉄の味が浮かび、温かく、塩っぽく、彼女は飲み込んだ。喉が自分で何を飲み込んでいるのかわからなかった。


彼女は正座に戻った。鞍の中線のあの隆起がまた元の位置を見つけ、二秒ごとに一回頂き、彼女の下腹を収縮収縮させ、まるで最後の挑戦を促しているかのようだった。


半しゃがみ。


二本の太腿の内側が死ぬほど馬身を締め、皮革が太陽に照らされて熱く、太腿の内側のあの汗で一筋の湿った線に貼りついていた。尻がわずかに鞍面から離れ、膝と太腿で全体の体重を支え、鞍の中線のあの隆起が底座に触れないようにした。


一秒目、鞍の中線のあの隆起は確かに底座の下方に触れなかった。


続いて彼女の太腿の内側のあの柔らかい肉が震え始めた。


それから震えが膝から足首へ伝わり、足首のあの魔力貼合膜の縁が熱く焼け、汗が膝のくぼみから下へ流れ始めた。


最後に彼女の小腿の筋肉がまず降参した。


尻が一緩みで鞍面へ落ちた。


「あ」


「え!ソフィア、あなたさっき声を出した、さっき声を出した。私が記録しなきゃ、記録しなきゃ!」小櫻ちゃんが逆座の位置から前へ詰め寄り、図表が滑り落ちそうになり、淡い緑色と深紅色のクレヨンが同時に紙の上で飛び、口に咥えたあの二本も一緒に震えた。


一番外側のあの白馬の上で、団長は依然として規則的に馬身の上下についており、座り方が変わらず、視線を円盤の外周へ向け、ちょうど風船売りの屋台を通り過ぎていた。彼の視線があの連なりの赤い風船に三秒留まり、円盤が回り続け、赤い風船が彼の視界から離れると、彼の視線も一緒に漂い去り、まるでさっきの三秒に何も起こらなかったかのようだった。


「あのお兄ちゃん、全然笑ってない。」


「あのお兄ちゃん、全然笑ってない。」


二人の子供が柵の外から指を差してきた。


「指差さないで指差さないで」子供の母親があの二本の小さな手を下へ押したが、自分はこっそりもう一度盗み見た。


主題曲が終曲に入り、三拍子のリズムは変わらなかったが、音量がゆっくりと下へ収まり、白馬の上下の幅もそれについて一インチ一インチ縮小し、上下、上下、上、下、上、下。


ソフィアはまだ中間のあの馬に座っており、両手で手綱を握り、眼窩が湿っていた。下腹のあの熱がまだ上へ頂き、眼窩の後ろのあの薄膜まで熱くなっていた。彼女は小櫻ちゃんを見た。小櫻ちゃんはまだ記録しており、手首が酸くなるまで記録していた。彼女は団長を見た。団長が二つの荷物を再び肩に担ぎ、左肩が半拍遅れていた。彼女は自分の太腿がまだ鞍に跨がっているのを見た。底座の下のあの隆起はまだそこにあり、すでに動いてはいなかったが、あの隆起が貼りついていた位置はまだ熱を帯びており、その熱がまだ引かず、少し引いても彼女の下腹の中のあの層の回り込む熱に補われていた。


彼女はすぐに馬から降りなかった。


「ソフィア、大丈夫?」


「お嬢さん、降りてください。」


スタッフのあのピンク色の帽子が欄干の外側で二度頷いた。


ソフィアは答えなかった。彼女の右手はまだ手綱を握り、左手が鞍前の棒を支え、そこに座り、また三秒座っていた。三秒の間に彼女の下腹が収縮しては緩み、緩んでは収縮し、まるで鞍の中線のあの隆起がもう一度彼女を頂くのを待っているかのようだった。しかし馬はすでに止まっていた。


彼女は深く一息吸い込んだ。普段より一截長く、下腹があの息についてまた一収縮した。


彼女は左脚を馬の背から跨ぎ越えた。この動作を彼女は心の中で実際より半拍遅くした。遅いその半拍の間に彼女の視線が上がらず、まず下へ鞍の中線のあの隆起を一目見た。あの隆起がまだ元の位置にあるのを見てから、ようやく脚を本当に上げた。


彼女の左足がまず地面に触れ、予想より少し重く、膝が一弾み、全身の体重が下へ沈んだその半秒の間に、四角パンツの底座のあの滑らかなものが鞍の中線のあの隆起から離れ、宙に浮いた。その宙に浮いたのは半秒だけだったが、半秒の間に彼女の下のあの輪の粘膜が全体として一収縮し、まるで「どうしたの、どうしてなくなったの」と聞いているかのようだった。次の秒に右足が跨ぎ越し、体重が腰から下へ分散され、底座が再び四角パンツに包み戻され、恥骨の上のあの塊に貼り戻された。その圧力が彼女の予想より少し軽かった。軽いせいで彼女は心の中で半拍止まり、下腹のあのさっきまだ張り詰めていた弦が一格緩み、緩んだその一格で、何かが彼女の太腿の内側に沿って、粘々とした、極めて細く細いものが、下へ滑り落ち、およそ一寸ほど。


彼女は下を見なかった。


「お嬢さん、お嬢さん、お嬢さん、待ってください。さっき乗ったあの組の写真です!記念サービスをやっています。一枚十五元、三枚セット四十元で可愛いフォトフレームをプレゼントします。見ますか?」


あのベージュの遮光帽をかぶり、胸にカメラのストラップを掛けたスタッフが三枚の写真をトランプのように胸の前に広げた。


「見る見る見る!」小櫻ちゃんが全体として飛びついた。


一枚目、ソフィア自身。褐色の皮膚が鎖骨から一路顔頰まで赤く、唇が一本の真っ直ぐな線に結ばれ、目がレンズの外のどこか遠い一点を見つめ、両手が手綱を握り指の節が白くなっていた。しかし写真の底辺、スカートの裾が風に持ち上げられたあの瞬間、四角パンツがスカートの薄い生地を通じて透けて見えるあの線、線の中間のあのわずかに隆起した弧がとてもはっきりと写っていた。ソフィアの視線があの一点に釘付けになり、釘付けになり、ずらそうとしてもずらせず、瞬きすら忘れていた。下腹のあのさっき緩んだ一格の弦がまた引き締められ、さっき太腿の内側へ滑り落ちたあのわずかな跡が外から思い出させられたかのように、太腿の内側全体の皮膚が一緒に薄い熱を帯びた。この写真を誰かが現像した。彼女の喉が一飲み込んだ。誰かが後ろのあの小さな家の中でモニターを眺めてこの弧をフォトフレームのサイズに枠取りした。その誰かは知らないが、その誰かはすでに見た。


「わわわわ団長、この!団長、このを買う!このは絶対に残す!」小櫻ちゃんが横で跳ねていた。彼女が指しているのは三枚目で、団長が白馬に側座し、肩に半身より大きい二つの荷物を担ぎ、手が鞍前の棒を支え、視線が遠方へ漂う「あたしがここにいる理由がわからない」という徹底した空白、背後にメリーゴーランド全体のキャンディー光の暈、前景の二人の子供が左右から指を差す構図が完璧で、まるで誰かが丹念に配置したかのようだった。


「三枚買いますか、お嬢さん。セットのほうがお得ですよ。」


「買う」


「待って小櫻ちゃん」ソフィアが口を開き、声が砂紙で擦り過ぎたかのように乾いていた。


「え?」


ソフィアの顎が一枚目の方角へ一瞬頷いた。とても短く、まるであまり長く指さすとあの一点を丸で囲んで人に見せるのを恐れているかのようだった。「あの枚はいらない。」


「え?」


「私はあの枚はいらないと言った。」


スタッフがあの三枚の写真を胸の前で再び揃えた。「それでは二枚買いますか?」


「三枚買う」小櫻ちゃんはすでに一枚目の前に詰め寄り、顔をソフィアの耳元へ近づけて声を低くした。その声がとても低く、低くてソフィアにしか聞こえなかったが、低い語調があの言葉をむしろより近く聞こえさせ、近くてソフィアの耳輪のあの輪全体が痒くなり、その痒さが耳の後ろから一路後頸へ滑った。「ソフィア、これは記念だよ!記念は人を漏らしてはいけない!それにあなた見て、この写真のあなたすごく……」


ソフィアが彼女を睨んだ。


「可愛いよ。」


「Cállate。」この語を彼女が歯の隙間から絞り出したとき、唇がほとんど動いていなかった。


「では四十元お願いします。」


団長はすでに二つの荷物を柵の側に置き、ポケットから財布を取り出し、二枚の二十元を出し、渡し、三枚の写真を受け取った。


ソフィアのポケットの外に飛び出していたあの折り角がまだ平らにされていなかったのに、小櫻ちゃんに路地の角へ引きずり込まれ、あの黒い砕石を敷いた狭い道へ入った。歪んだゴシック様式の城の尖塔が前方の一群の人の肩の隙間から顔を出しており、外壁が灰黒の泥色に塗られ、門楣に一列のシルエットのコウモリが貼られ、循環する陰森な低周波のBGMが門口のあの二本の粗悪なスピーカーから漏れ、足の裏に貼りついて彼女の足首へ這い上がってきた。立て看板に「本プロジェクトは極めて暗く+突発音響効果、妊婦および心臓病患者は入場禁止」とあり、横の二人の子供が保護者に半ば引きずられ半ば引きずられて通り過ぎ、一人が門枠に掴まって歩きたがらなかった。


小櫻ちゃん:「え、ソフィア、あなたお化け怖い?」


ソフィアの褐色の頰にさっきの小股で残っていたわずかな張りが、このとき下顎が即座に上がり、視線が小櫻ちゃんの蛍光棒の先端を越えて立て看板に落ち、まるであの行の文字に挑発するかのようだった。


ソフィア:「怖くない。」


小櫻ちゃん:「お、じゃあいい!」


並びの列が一截前へ移動し、ソフィアの足取りがそれに合わせ、あの乾いていない跡がまだ太腿の内側に粘りつき、歩くたびに一挟みで彼女に一度思い出させた。彼女の舌が上顎を一つ押し、補足するときの声がさっきより半度低く抑えられた。


彼女の舌が上顎を一つ押し、舌先にさっき歯を食いしばったときに唇が擦り切れた一点の鉄腥さが残っていた。


ソフィア:「……でも暗闇は怖い。」


小櫻ちゃん:「え」


ソフィア:「触る、暗闇。暗闇じゃなくて、触っての暗闇。」


小櫻ちゃん:「……」


ソフィア:「……それに突然の音も好きじゃない。」


小櫻ちゃん:「……じゃああなたこれ怖いじゃん!」


ソフィア:「わかってる。」


小櫻ちゃん:「じゃあどうしてまだ」


ソフィアの下顎がまた半センチ上がった。


ソフィア:「だってあなたはもう三枚の券を買ったんだもの。それに私がここで退出したら、あなたはあとで三ページ記録するでしょ。」


小櫻ちゃん:「……あなた私をよくわかってる。」


ソフィア:「……Cállate。」


スタッフ:「お三方どうぞ。」


スタッフが彼女ら三人それぞれに一本の蛍光棒を渡した。小櫻ちゃんが先頭で三本を掴み、自分に一本残し、振り返って一本を最後尾で二つの荷物を担いでいる団長へ直接投げ、残りの一本をソフィアの掌に押し込んだ。ソフィアはまずあの棒を掌の中で一回転させ、褐色の掌の紋様が棒身に擦り過ぎ、それから親指と食指で両端を摘み、優しく中央へ一曲げ、「カチッ。」淡い緑色の蛍光液体が透明な殻の中で流れ、彼女の指の隙間から透け、彼女の顔頰の下のあの褐色の皮膚に落ち、鎖骨を上へ一インチ映して非現実的な緑にした。


中へ入った後、隊形は小櫻ちゃんが最前列、ソフィアが中間、団長が最後で、身体が通路の半分以上の幅を占め、足取りが誰よりも遅く、ソフィアの背後一メートルにぴったりと縮めも追いつかずについていた。最初の曲がり角は蜘蛛の巣に塗られた紗の幕、二番目は自分で揺れる木の扉、ソフィアの蛍光棒が身前に掲げられ、あの一截の緑の光が彼女の睫毛に二本の短い影を落とした。三番目の通路が突然狭くなり、左右の厚い黒い幕が肩に擦り過ぎ、布地の粗い繊維が彼女の露わな小腕を掻くように、乾いたタオルでゆっくりと擦るようで、太腿の内側のあのまだ乾いていない跡もこうして皮膚に粘りついているのを思い出させた。BGMに挟まれた低周波の鼓動が彼女の鼓膜を押し、一拍ごとに下腹のあの塊が一収縮した。


「わっ!!!」


側面の幕がめくられ、赤い灯が0.3秒点き、偽のお化けの顔が直接彼女の耳の横で吼えた。ソフィアの脊椎全体があの声に支えを抜かれたかのように後ろへ本能的に一弾みし、右肩がまず団長の肘の外側にぶつかり、続いて右側の腰、あの位置は偽陽具が今朝四角パンツの外側から彼女に押し込まれて安定したばかりの位置で、柱身全体がこうして彼女の身体と彼のコートの右側の腰に挟まれた。


新しい受力の方向。柱体の側面がこのように圧されたことがなかった。むんむんとした熱が柱身の左右の両側から同時に湧き上がり、彼女の太腿の付け根から下腹へ這い上がり、また這い上がって彼女が半分吸い込んだ気を押し止め、その息が彼女の喉の中で半秒詰まってからようやく吐き出された。彼女の脊椎が自分から団長の方へ小さな弧を描いて緩み、その弧度が貼り合わせ面を彼女の肩から彼女の腰まで一本の長い線に繋ぎ、団長のコートの布地の紋様を彼女がすべて感じ取ることができた。布地の下の彼の肋骨の横のあの筋肉の輪郭もコートを通じて彼女を押し、コートの襟元からあの陽光の匂いの混ざった男の体温が直接彼女の鼻に注ぎ込んだ。あの層の布を隔てていながら何もかも触れたかのような密着は、本当に脱いだよりも耐え難かった。彼女の薄い上着の生地が彼のコートの粗い紋様の下で擦られて熱くなり、太腿の内側のあの乾いていない跡が挟み出されて新しい一筋の熱になった。この筋は前の筋よりさらに湿り、太腿に沿って下へまた半センチ歩いた。


「どん」前方の偽の岩が天井から落ち、彼女がまた彼の方へ二センチ縮んだ。貼り合わせ面が太腿の外側に沿って下へ延び、彼女の蛍光棒が自分の胸の前からいつの間にか彼のコートの胸の辺へ移り、淡い緑色の光が彼のコートの布地の紋様の中に映り、まるで一面の緑色の水痕を彼の左胸にぶちまけたかのようだった。


彼女は離れなかった。


小櫻ちゃんの蛍光棒が前方三メートルの曲がり角の後ろで一揺れ一揺れと振り返らなかった。団長は手を上げて押しもせず、腕を下ろして抱きしめもせず、肩は動かず、呼吸の頻度が鬼屋に入る前と同じくらい安定しており、足取りは元のリズムで前へ進み続けた。彼が前へ進むとき、ソフィアの全身が彼に連れられて前へ進み、連れられて進むあの二歩の間に、彼女の偽陽具が四角パンツの内側で彼女自身の脚と彼の身体に一緒に圧され、圧され、緩み、圧され、緩んだ。


前方で突然一束の淡い緑の光が灯った。小櫻ちゃんの蛍光棒が曲がり角の後ろからまっすぐ照らしてきた。光の柱がソフィアと団長が並んで密着しているあの線を掃き、ソフィアに自分の右半身全体が団長に貼りついているのを見せた。蛍光棒が彼の胸の辺に置かれていた。褐色が鎖骨から焼け、耳の根まで、こめかみまで、焼けて彼女が蛍光棒すら持っていられなくなり、指先が彼のコートの布地の上を無意識に一動きした。動き終わってからようやく自分が動いたことに気づいた。


彼女の右手がまだ彼のコートの胸に貼りつき、指先がわずかに曲がり、食指が零点五センチ持ち上がり、指先がコートの布地の表面から半センチ離れ、また再び落ちた。今度は胸に戻らず、彼女は食指を後ろへ二インチずらし、彼のコートの側腰のあの偽陽具にずっと圧されていたのと同じ線の位置に落とし、指先で優しく一つ突いた。


ソフィア:「……はやく歩いて。」


その言葉が歯の隙間から漏れ、声が喉の一番底に押し込まれ、まるで震動がさっきのあの突きを震い開くのを恐れているかのようだった。


団長は話さなかった。身体は元のまま。足取りのリズムがわずかに速くなり、偽陽具がソフィアの四角パンツの内側で圧されていた頻度が上がり、圧され、緩み、圧され、緩みがさっきのゆっくり歩いていたときより密で、連続的で、まるで見えない手が彼女の下腹で彼女に拍子を数えているかのようだった。


ソフィア:「Mierda」


その呪いの言葉を口が開いて吐き出したとき、肩がまた半センチ縮み→貼り合わせ面全体が深くなり→指先が彼のコートの側腰から反射的に弾いたがわずかだけ、依然としてあの位置に宙吊りになっていた。前方でもう一つ偽のお化けが天井から垂れ下がり、ソフィアは叫ばなかった。彼女には余分な呼吸が叫べるほどなく、ただ団長の方へまた二センチ縮み、それから曲がり角、それから鬼屋の出口の光が通路の突き当たりから透けてきた。


残り三メートル。彼女の顔頰が灼熱からさらに焼け、さらに一層の驚きが加わり、右手があの光の外へ出る前に彼のコートの側腰から弾かなければならず、肩が右へ縮まなければならず、半身が剥がれなければならなかった。彼女はよろめきながら、半身がまだ彼に粘りつき、もう半身がすでに先に引き離され、一足が鬼屋の出口を踏み出した。


外の日光が一瞬で彼女の瞳孔に全部注ぎ込み、彼女を目を細めさせた。


小櫻ちゃん:「わあえ、あなたたち二人遅い、私もう全部歩いたよ。さっきのあのコウモリの仕掛け見た?天井から」


ソフィアは答えなかった。


日光が彼女の瞳孔に注ぎ込んだ次の秒、彼女の半身があの貼り合わせ面の剥がしきれない余温からまだ抜け出していないうちに、歩くことがすでに次の区間へ押し込まれていた。ソフィアは小櫻ちゃんに答えず、舌が上顎に一つ押し、あの応答を飲み込んだ。彼女の下顎が上がる角度が朝と全く同じだったが、あの角度は今日この顔を支えきれず、鎖骨のあの截の褐色がまだ熱く焼けて、焼けて彼女自身が人に一目余分に見られるのを恐れていた。


続く三時間が彼女の感覚の中で一片一片のカラフルな断片に砕けた。屋台の看板が彼女の目尻を掠め、赤、黄、青が交互に彼女の網膜を一刷りし、順序も名前も覚えられなかった。半本のアイスクリームが彼女の指の間で一輪溶け、クリーム色の水滴が竹片を下へ落ち、最後の一口を口に含んだとき、彼女自身も甘い味が何だったかを忘れ、舌先がただ冷たいのを覚えていた。あの一截の冷たさが上顎から一路鎖骨まで滑り、それから信号がなくなった。小櫻ちゃんがダーツ屋台の前で二箇所的中し、一投目がセクシーな女性モデルの的の胸の先端に刺さり、二投目が直接股間に釘付けになった。ソフィアの視線が辛うじて半秒追い、小櫻ちゃんが歓呼して跳ね、あの二つのDカップが三度弾んで胸に戻り、薄い木綿の皺が平らになる暇のない瞬間に、ソフィアがようやく自分がさっきどこを見ていたかに反応し、目尻が横へ一閃き避け、下腹のあのものが彼女のあの閃きについて半跳ねした。団長が二つの大荷物を担いで後ろを歩き、肩のラインが膨らんだ二塊に片方が高く片方が低く押され、三歩外に影が地面に引かれていた。


ソフィアはゆっくりと、ゆっくりと脳の奥深くへ退いた。一歩進むたびに、四角パンツの中のあの柱体が低く彼女の恥丘の上のあの小さな塊を一回頂き、圧され、緩み、圧され、緩んだ。しかしこの一時間のリズムは変わらず、力道は変わらず、身体はもうそれに叫ぶことを覚えていた。彼女の肩がちょうど隠せる角度まで崩れ、唇は結ばず、噛みもせず、ただ自分を小櫻ちゃんの馬尾について歩く一塊の影に変え、抗議すら絞り出すのが面倒だった。


小櫻ちゃんの方眼紙が膝の上で記録され続けた。元々の整った「研究対象の状態:表情が張り詰め、歩幅が制限され、疑わしい反射動作六回」が半時間後には「対象が耐性第二期に入り始め、反射動作が減少、筋肉の適応が進行中と推測」と変わり、一時間後には下に小さな字で追加一行「対象の視線が虚ろ、疑似的な瞑想状態の疑い、耐性の発作または熱中症の可能性、観察を要す」、さらに二十分後には彼女が「熱中症」を消し、「八割方耐性、もう半時間与える」に書き換えた。彼女が顔を上げてソフィアを一目見、ソフィアのあの双の瞳孔がほぼゼロ焦点の角度で前方のどこかの屋台のプラスチックの風船をじっと見つめていた。小櫻ちゃんが備考欄に小さな、表情のないマッチ棒の人間を描き、マッチ棒の足元に赤ペンで「?」を一つマークした。


この一片の半空白の中でソフィアは三時間近く歩いた。


それから彼女が顔を上げた。


白い鉄骨がアスファルトの地面から一路天へ伸び、彼女の視線が掴みきれないところまで伸び、最頂のあの輪が空に吊るされた半透明のガラスの球のように一粒一粒ゆっくりと上へ這い上がり、また反対側からゆっくりと下へ沈み、一粒一粒の球が密閉され、ガラスの壁がこの角度から見下ろすと中に入っている人の小さな輪郭を透かし見ることができた。彼女の瞳孔が一縮みし、その縮みの力が彼女のさっきの三時間の半空白を全体として脳の中から引きずり出し、彼女のかかと後ろへ投げ、半空白が消えた瞬間に身体のすべての信号が全部一緒に戻ってきた。下腹のあの柱体が再び彼女の神経の中で点灯され、四角パンツの木綿の生地が太腿の内側のあの薄い汗に貼りつき、薄い汗が皮膚に粘りついて布地のすべての繊維をはっきりと押し出し、彼女は柱身の底座が恥骨の上のあのすでに酸くなった柔らかい肉にわずかに抵触しているのさえ感じ取ることができた。


ソフィア:「……No. No no no noNo voy a subir、no、me niego」


彼女の全身が半歩後退し、その半歩が後ろへ団長がすでに追いついてきた影にぶつかり、影がまず彼女に触れ、本人がそれについて来た。彼女は振り返らなかった。


小櫻ちゃん:「ソフィア、何て言ったの?これ高いよ!私たち乗る、乗る!」


ソフィア:「小櫻ちゃん、私、私本当に」


小櫻ちゃん:「これ最後の一つだよ!お願いソフィア、あなたお化け屋敷も乗り終わったんだから。」


ソフィア:「お化け屋敷とは違う。」


小櫻ちゃん:「同じ同じ!」


ソフィア:「小櫻ちゃん、私、強く抗議する。」


小櫻ちゃん:「抗議無効。」


抗議無効のあの四語がまだ空気の中に残っているうちに、小櫻ちゃんの手がすでに彼女の手首に摘みついていた。親指が外側の橈骨のあの突出した骨を摘み、他の四指が内側を輪にし、摘む位置が朝のトイレのあのときと全く同じ位置だった。ソフィアの腕全体があの一点から下へ冷え、指先まで冷え、指先から反射的に縮み戻ったが、手首が小櫻ちゃんの掌の中に釘付けにされて動けなかった。小櫻ちゃんが一引き、彼女の足がコンクリートの地面に二本の微かな摩擦の跡を引きずり出し、靴底が地面を二声短い甲高い音で擦った。


並びの列の前に二組しかおらず、一組は手をつないだ老夫婦、一組はベビーカーを押す家族の列で、短くてソフィアに言い訳の緩衝すらなかった。小櫻ちゃんが彼女の全身を並びの位置に押し込み、自分が後ろを塞ぎ、バックパックが側面から一押し、ソフィアの腕があの膨らんだ帆布に挟まれ、側面へ滑ろうとしたあの神経信号が脳から出ようとしたところで遮られた。団長が黙って列の最後尾に立ち、二つの大荷物を左肩に担ぎ、身体が並びの通路全体の幅を占め、一塊の影が彼女の背後から前へ傾き、彼女の半身全体を覆い、彼女の肩甲骨のあの辺が突然一截冷えた。逃げ道がなかった。


ソフィアが目を閉じ、深く一息吸い込み、心拍を遅くしようとしたが、その息を半分吸ったところで偽陽具の底座に上へ頂かれ、横隔膜の下に詰まって続けられず、彼女は目を開き、心拍がもっと速くなった。


スタッフ:「次の組三人ですね。」


小櫻ちゃん:「三人!」


小櫻ちゃんが直接跨ぎ込み、左側のあの席に座り、右側のあの席を二度叩き、ソフィアを招いた。


小櫻ちゃん:「あなたここに来て、私の向かいに座って。私、あなたを記録できる。」


ソフィアは入らなかった。一方の手がまだ車両の扉の辺のあの鉄骨の柵に掴まり、指の節が白く、呼吸が浅く盗むかのようで、褐色の皮膚の上のあの汗がさっきのどのときよりもはっきりと、彼女は下へ自分の四角パンツ、スカートの裾の下のあのわずかに盛り上がった弧を一目見た。静かにそこに頂いており、木綿の生地の繊維の紋様が午後の光の下で極めて淡い潮の意を輝かせていた。彼女は顔を上げ、また車両を一目、小櫻ちゃんを一目、また振り返った。


スタッフ:「お嬢さん?上がりますか、後ろにまだお客さんが。」


団長がすでに彼女の真後ろ半メートルの位置に来ており、二つの大荷物が彼の左肩に貼りつき、残りの並びの通路の幅を全部塞いでいた。彼は話さなかったが、彼女は退けなかった。


彼女は最後の息を吸い込み、ようやくあの鉄骨の柵を緩め、跨ぎ込み、褐色の小腿がスカートの底から一閃き、彼女は小櫻ちゃんが指した位置に座り、臀部全体が落ちたあの力道が直接座面から上へ彼女の恥骨の上のあの柱体の底座を押し戻した。「ん。」彼女の下腹が激しく一痙攣し、その「ん」の声が彼女に喉で截たれ、半截だけ鼻腔から漏れ、彼女の爪が太腿の側に食い込んだ。


団長が最後に上がり、腰を曲げて入り、二つの大荷物を先に車両の中に渡し、残りのあの席に置き、自分が残りの半分の空席に座った。


「ぱん」


車両の扉がスタッフに外から閉められ、密閉されたガラスの球の防音があのこもった響きの後に即座に効果を発揮し、外の園内のあの鍋で煮立っている喧噪、子供の悲鳴、並びの列の議論、屋台の放送の循環する旋律が全部音から何層も低く抑えられた、ガラスの外側に貼りついたうなりになった。外のあの鍋の油で揚げた匂い、クリームの匂、子供の汗の匂いも全部ガラスの外に截たれ、密閉されたガラスの球の中に残ったのは彼女自身の鎖骨のあの皮膚が熱く焼けるときに蒸し出された、彼女自身が認める匂いと、向かい九十センチ外、団長のコートに付いたわずかな陽光に照らされた木綿の匂いだけが、彼女が吸い込む一息一息の中に漂い込んできた。


車両の鉄骨が意図的に人をいじめるかのように遅く、遊園地の屋根が窓の外で一インチ一インチ縮小し、ガラスの球が陽光に外から打ち込まれ、明るくて彼女の下腹の一インチ一インチが隠れる場所がなく、褐色の小腿がスカートの裾の下でぴったりと揃い、臀の下のあのソファのクッションが車両の微かな震動で一回上へ頂くたびに、彼女の下腹のあの柱体の底座が一緒に一跳ね、跳ねるたびに彼女の下腹全体の肉が思わずあの跳ねる方向へ半分寄り、寄り終わって自分に驚いてまた縮み戻し、その一寄り一縮みが恥骨の上から小腹の内側に沿って這い上がり、彼女が吸い込んだ気が喉の辺で截たれ、筋肉が自分からそれを包み込んで放したくなかった。


「……これ」彼女がようやく口を開き、声が密閉されたガラスの球の防音の中で押し扁らされていた。


「ん?」


「これ……何周で終わるの。」


「え?一周だよ、一周だけ。え、どうして聞くの、終わらせたいの?でもあなたようやく乗ったばっかり」小櫻ちゃんが全体として反対側から詰め寄り、バックパックが彼女の太腿の上でめくられてしゃしゃっと音を立て、クレヨン箱が半箱飛び出し、あの二つ折りに折りたたまれて形のなくなった図表が彼女にバッグの底から引きずり出され、紙の角が彼女の膝の上で二度弾み、褐色の長い馬尾が彼女の一動作ごとに振り過ぎ振り過ぎた。「あ!密閉された小さな空間!この欄位まだ記録してなかったえええ、私が記録する。ソフィア、あなた今どんな状態?さっきのあの振動感じなかった?」


ソフィアは答えなかった。彼女の太腿の側のあの皮膚が自分の爪に四つの小さな月牙を食い込まれ、下腹のあの跳動がまだ止まらず、車両が震えるたびに底座が一頂き、彼女は目を開けていることすら消耗だと感じたが、目を閉じたら小櫻ちゃんが聞く。


「あと、あなたの今の姿勢いいよ、両膝を揃えて、私はいい参考を記録する。」


「……Cállate。」


「え?」


「……何でもない、続け、はやく記録して。」


「車両の振動頻度:二秒に一回。対象の姿勢:両膝を揃え、太腿を内側へ収縮。対象の呼吸:浅く短い。対象の皮膚:鎖骨から耳の根まで持続的に赤く、引いていない」小櫻ちゃんが唱えながら紫色のクレヨンで図表に小さな注釈を突き出し、クレヨンの先が紙面と摩擦して細かいさっさっという音を立て、その音が密閉された車両の中で車両の振動よりはっきりと、毎筆がソフィアの鎖骨のあの皮膚の下からさらに一インチ下へ掘り、下腹のあの熱全体がさっさっという音について収縮収縮し、彼女は揃えた膝すら動かせなかった。


「え、ソフィア、あなたの下腹、ん、私が少し範囲を描くわ。あなた上着を少し上げてくれない?」小櫻ちゃんが全体として彼女の膝の方へ滑ってきて、紫色のクレヨンが彼女の太腿の上方五センチの距離で止まり、瞳孔が一秒の間に二回り拡大し、顎がもう少しで揃えた褐色の膝に貼りつきそうで、クレヨンが彼女の左の指の間でぎしぎしと回り、その五センチの距離をソフィアがスカートの裾を隔てていても見えない線が小櫻ちゃんの目から彼女の下腹のあの皮膚へ引かれ、熱く感じた。


ソフィアの両手が自分の太腿の両側で拳に握られ、十本の爪が全部あの皮膚の表層に抉り込まれていた。彼女が元々太腿を締めて底のあのものを安定させていた策略はすでに完全に効かなくなり、注意が小櫻ちゃんの視線に引きずられ、締めるあの力が散り、底座がむしろよりはっきりと頂き込まれた。彼女は顔を上げて避けようとし、一上げると正面九十センチ外の団長の側顔にぶつかった。彼はソファの背にもたれ、肘を窓枠に支え、目がまだ窓の外の景色から戻っていなかった。光が彼の下顎のあの線に当たり、平板で、静かだった。これは小櫻ちゃんが五センチまで詰め寄せた視線よりもさらに熱く、彼は何もしていなかったが、そこに座っているだけで、車両がこんなに狭いのに彼女の耳の根が今まで経験したことのない温度まで焼け、額のあの皮膚が全部跳ねていた。


「……いや。」


「え?」


「いや。……ここは」


「わわ、そうだね、ここは外から見える」小櫻ちゃんが顔を上げてガラスの外を半秒見て、また下へ戻り、視線が再びソフィアの太腿のあの線に粘りついた。「じゃあ後でできる?降りてから?」


ソフィアは答えなかった。


「ソフィア、私が触ってもいい?私がやるから、あなた動かないで」クレヨンがまた少し前へ寄った。


その一秒、下腹のあの位置にまるで何かが内側から点火されたかのようだった。触覚がまず恥骨の上から上へ拡散する、緩慢で、はっきりとした「脹」を一つ感じた。それは彼女の体から生えたものではなく、あの根本体の中から伝え戻された何かが充血し、硬くなり、重くなり、伝え戻された脹がしかし彼女自身の内壁の底層のあの格に長く、彼女が三時間忘れていた皮膚に、誰かに内側から一つ突かれた。ソフィアの全身が上へ一弾みした。


物理的なレベルではほぼ同時に四角パンツが内側から外へ一弧を押し上げ、元々はただあまりはっきりしない輪郭だったのが、今はその輪郭が小櫻ちゃんの瞳孔の正前方で数秒の間に反論のしようのないほどはっきりとした形に押し広げられ、布地のゴムが腰の方へ引き伸ばされ、スカートの裾が内側から前へ一つの小さな三角を押し出した。


「え!」小櫻ちゃんが全体として後ろへ一弾み、クレヨンが手から飛んで、また一秒の間にソファの縫い目の中から掬い戻し、頭全体が再びソフィアの膝に貼りついた。


「えええ、大きくなった!!」


「大きくなった大きくなった!私の錯覚?それとも本当にサイズが出力変化したの!この欄位私はない」


「小櫻ちゃん、小、声」ソフィアが喉の奥からこの六語を絞り出し、一語一語が彼女にほとんど音にならないほど圧され、彼女のあの褐色の顔頰がすでに赤くて自分でも熱く感じた。


「DiosDios mío」ソフィアが顔全体を手のひらに埋めたが、手のひらが顔に覆い被さった瞬間、彼女は即座に手を下ろした。手を顔に置いたら、下のあの輪郭が見られてしまう。彼女の両手が上げては下ろし、上げては下ろした。


「ソフィア、何て言ったの」


「……Cállate、お願い。」


車両がこのときゆっくりと一周の軌道の最高点まで這い上がり、鉄骨のあの絶望的な遅さがむしろ全体のガラスの球を止めてしまったかのようで、そこに吊るされ、下の遊園地全体が動く地図に縮み、さらに遠くの花火の予行演習用の小さな広場の辺から何声か低く、空気に隔てられた「ぽんぽんぽん」の爆破音が伝わり、車両がそれについて軽く三度震え、ソフィアの下腹のあのものが一緒に三度跳ねた。


団長の目がこの瞬間に動いた。窓の外から、ゆっくり、ゆっくりと車両の内側へ戻り、小櫻ちゃんが膝の上に伏せている後頭部を抜け、あの団の紫色のクレヨンと図表を抜け、ソフィアの顔に一秒留まり、また下へ、視線が三十度下へ移り、彼女の下腹のあのスカートの裾が前へ頂いた小さな三角に二秒留まった。


ソフィアがあの二秒の間に呼吸が完全に止まった。空気が彼女の肺の中で詰まり死に、心拍が喉の辺へ押し出されて一拍一拍ぶつかり、下腹のあのものが彼女の一秒の全身の張り詰めでより激しく跳ねた。団長の視線は平板で、どんな判断の形もなく、彼はただ下腹のあのものがまた一跳ねするのを見ていた。


それから団長の視線がまたゆっくり、ゆっくりと窓の外へ戻った。


「……景色がいいな。」


「え、そうだね、ここから見えるのきれい。この花火の予行演習が見える。団長、あなたのあの側の方がよく見える?」小櫻ちゃんが顔を仰向け、さっきのあの二秒を全く察しておらず、紫色のクレヨンがまだ「興奮による変形」のあの行に留まっていた。


団長は答えなかった。彼はソファの背にもたれ直し、側顔が再びあの動かない角度に戻り、日光が彼の下顎の線に変わらず当たっていた。観覧車が登頂したあの側から下へ歩き始めた。


ソフィアは残りの最後の一点の意識で、両手を太腿の両側から、ゆっくり、ゆっくりと、膝の上へ移し、十指を交差させ、スカートの裾に押しつけ、あの内側から頂き出された小さな三角を押し平らにしようとした。


観覧車が着陸したあの金属の衝撃が床からソフィアの足の裏を通って上へ伝わり、彼女の膝はすでに一輪柔らかくなっていた。あの一震動が元々死ぬほど締めていた太腿の内側をまた一収縮させ、偽陽具の底座に恥骨の上のあの塊に圧された熱がまだ散っておらず、脹らんだ柱体がまだ四角パンツの中でスカートの裾を前へ押し支え、あの脹らんだ位置が一波一波骨盤の奥から上へ這い上がっていた。スタッフが車両の扉を引き開け、外の夕暮れの日光が薄い刀身のように切り込んできた。ソフィアの目が半秒眩み、彼女は手を伸ばしてソファの肘掛けを支え、自分を上へ押し上げた。尻がソファから離れたその瞬間に、体重が骨盤から下へ移り、四角パンツの内側のあの脹らんだ柱体がそれについて重力で少し下へ沈み、また魔力貼合膜に再び受け止められ、全体が再び彼女の下腹の根元に貼り戻された。あの一寸の変位。団長は見えず、小櫻ちゃんは見えず、彼女自身の皮膚だけがさっきのあの一点がどう移動したかを知っていた。


スカートの裾が内側から一弧頂き出されていた。さっき座っていたときはまだ太腿に遮られていたが、今彼女が真っ直ぐに立ち、あの弧が直接白いスカートの生地の正前方に現れた。日光が彼女の背後から透けてきて、あの弧の輪郭をはっきりと生地の上に描いていた。彼女の両手が脳から命令が出る前にすでに下へ動き、十指が交差し、掌が押しつけてあの弧を覆い平らにしようとした。


彼女は団長を見ず、小櫻ちゃんを待たず、頭を下げて女トイレの方角へ歩いた。夕暮れの園内の通路で人波がまばらになり、夕陽が彼女の左側から斜めに射し、彼女と団長の二つの影を長さの違う二本の黒い線に引き延ばしていた。彼女のあの影の前段に、スカートの裾の弧も一緒に引き延ばされ、地面に一条のより目立つ隆起になって石板を一路滑り過ぎた。


女トイレの扉を押したその一突きで、彼女は直接一番奥のあの間へ入った。


彼女が仕切りの扉口で止まった。洗面台の正前方のあの鏡が仕切りの向かいにあり、トイレの空気の中のあの薄い漂白剤の匂いが彼女自身の襟元から漂い上がってくる、淫紋に焼かれて蒸し出された甘く熱い汗の匂いと混ざり、彼女の鼻腔に注ぎ込んだ。彼女が顔を上げ、自分を見た。


鏡の中のあの褐色の顔が、鎖骨から耳の根まで一様の深い赤に焼け、額の前の数筋の髪が皮膚に湿りついて、首の側に一粒の汗がまだ乾かず、眼窩が湿り、瞳孔が普段のあの双のようではなく拡大し、唇がわずかに開き、一息吐くたびに鏡面の下縁に極めて薄い霧を染めていた。彼女は頭を下げ、自分の下腹の白いスカートの裾が内側から頂き出されたあの弧を見た。彼女がじっと見ているとき、呼吸についてわずかに一揺れした。


彼女は口を開いて自分をスペイン語の、中国語の、英語の汚い言葉で罵ろうとしたが、一種も出なかった。彼女はただとても長い息を吸い、口を閉じ、それから手を伸ばし、まずスカートを引くのではなく、まず上着の下襟を掴み、ゆっくりと上へ引き上げ、へそを越え、肋骨の下を越え、胸の下のあの痕で止めた。全体の下腹が褐色の皮膚から淫紋まで、完全に洗面台の灯と鏡の間に露わになった。


恥骨の上、魔力貼合膜の縁のあの輪の最も濃い明るいピンク色から始まり、花の紋様が水彩が湿った紙の上に拡散するように、縁が暈開き、一層の花びらが次の層を覆い、上へ下腹の正中央へ延び、左右へそれぞれ骨盤の両側へ広がり、また上へ肋骨の下へ這い上がり、全体の下腹の皮膚が薄い一層の淡いピンク色の刺青に覆われたかのようで、紋様が灯りの下で半ば隠れ半ば現れ、呼吸について一張り一縮み、一張り一縮みしていた。胸のあの元々半分しか開いていなかった薔薇の花心がすでに乳房の下縁近くまで引き伸ばされ、花びらが多くてほとんど一輪の満開を組み立てかけていた。二片の淫紋の間にはまだ一条の淡くてほとんど見えない線があり、下腹の中央から上へ、ぼやけて胸の薔薇の花心へ繋がり、全体の胴の淫紋が一枚の図に融合しつつあった。


背後に足音。「はあはあ、私来た、私。ソフィア、待って、あなたもう」小櫻ちゃんが片手で図表を抱え、片手でクレヨン箱を抱えて駆け込んでき、馬尾が後頭部で一揺れ一揺れ、彼女がトイレに踏み込み、顔を上げ、鏡の中のあの拡散した花にぶつかり、半秒言葉が止まった。


「……わあ。」


あの「わあ」は研究者モードの「わあ」ではなく、子供が花火が空に炸裂するのを見た「わあ」だった。馬尾が後頭部で固まり、口がわずかに開き、クレヨン箱が彼女の指先から落ちそうになった。


「わあ、わわわ」


「え、ええええ」


「見て見て見て」彼女が素早く図表をめくり、一ページ目の鉛筆のラフスケッチにめくり、朝の第一間のトイレで描いたもの、胸のあの薔薇が当時まだ半分しか開いていなかった。下腹全体が完全に空白だった。彼女が図表を上げ、鏡の中のソフィアに向け、二つの画像を並べた。


「あ、私わかってた、木馬のところでわかってた、ずっと記録したかったんだ」彼女が素早く二ページ目をめくり、メリーゴーランドの後に記録しようとして記録できなかった空白の欄位、ただいく筋か合わなかった線が急いで描かれていただけだった。彼女が三ページ目をめくり、お化け屋敷の出口のあの飛ばされた空白、同じくいく筋かの雑な線だけだった。彼女が「ちっ」と声を上げ、馬尾を一振り、最後の空白のページにめくり、赤いクレヨンを掴んで鏡に向かって素早く描いた。クレヨンが恥骨の上から始まり、下腹に沿って上へ、肋骨の下を越え、胸のあの薔薇に繋ぎ、また薔薇の花びらに沿って乳房の下縁まで延ばした。赤い線が白い紙の上に一本の下腹から一路胸口まで伸びる完全な花の図を勾い出した。


「範囲が増えた、だいたい三倍増。わあ、三倍。」


彼女が青いクレヨンに持ち替え、濃淡をマークしようとし、青いクレヨンがちょうど紙に押し当てられたとき


「カチッ。」


クレヨンの先が折れた。一截の折れた頭が飛んで、洗面台の辺に落ち、半回転し、水道の蛇口の横で止まった。


「……クレヨンが折れた。」小櫻ちゃんが自分の手の中のあの先のなくなった青いクレヨンを見、声が突然一格小さくなった。


ソフィアは最初から最後まで動かなかった。視線がただ鏡の中のあの褐色の皮膚が淡いピンク色の花の紋様に一面に覆われ、下腹が偽陽具に内側から一弧頂き出され、眼窩が湿り、唇がわずかに開いている女の子を見つめていた。あの人は自分だった。


唇が半動きし、何か言おうとした。スペイン語の何か、中国語の何か、英語の何か、一種も出ず、彼女はただ、口を閉じ、深く一息吸い、上着の下襟をゆっくりと下へ引き、肋骨を覆い、へそを覆い、下腹の褐色の皮膚を覆い、鏡の中のあの女の子が衣の裾が落ちたその一秒に、また一見まだ大丈夫な外見に戻った。


彼女が女トイレの大きな扉を押した。団長が扉口から三歩離れたあのコンクリートの柱の横にいて、二つの大荷物を足元に置き、自分が柱にもたれ、視線を園の出口の方向の遠くのあの夕陽に留めていた。彼は彼女が出てくるのを見て、ゆっくりと二つの大荷物を再び肩に担いだ。彼女が彼の横を通り過ぎ、何も言わず、ただ園の出口の方角へ歩いた。


夕陽が彼女の背後にあり、彼女の影をとても長く長く引き延ばしていた。出口へ歩いて過ぎ去った。


園の大きな門が三人の背後で閉まったその一秒、ソフィアの耳の後ろの一面の喧噪がまるで外側からスロットマシンの鈴を押さえられたかのように、子供の悲鳴、屋台の客を呼ぶ声が全部門の隙間の下のあの細いこもった響きに縮み、外に残った風が彼女の左の頰を掠め、夕陽が彼女の左側から斜めに押し、セメントの道を薄い一層のオレンジ赤に敷き、彼女の睫毛の縁すら蜜糖色に染め、静かで彼女の下腹のあのものの存在感がまた上へ一格頂き込んだ。


三人の影が足元から引き出され、小櫻ちゃんの影が一番小さく、跳ね跳ね前へ駆け、影の前端の双馬尾が歩みに合わせて上下に振られ、団長の影が真ん中で、肩の二つの大荷物が影の肩のラインを沈んだ弧に押し出し、戦利品が荷物紐の縁から垂れ下がり、記念写真のフォトフレームの一角、半本すでにL字に曲がったホットドッグ、三枚半分巻かれたチラシ、それから小櫻ちゃんがいつか勝ったのかわからない、縁が輝くプラスチックのバッジが一揺れ一揺れ、ソフィアの影が最後に引きずられ、夕陽に最も長く引き延ばされ、影の頭がもう少しで団長のかかとを触れそうだったが、本人は団長から二メートル離れていた。


彼女は朝ギルドを出発したときより半分遅く歩いていた。偽陽具はまだ身体の中に装着されていた。彼女はさっき女トイレで外さなかった。淫紋が手首から鎖骨のあの截の紋様が帰りのこの数分間でほとんど引いていたが、身体は紋様が引いたからといって一緒に軽くなったわけではなく、むしろ紋様が引いた後に残された薄い一層の、誰も慰めていない熱が皮膚の下で低く鳴り続けていた。歩幅が自動的に狭く、太腿の内側の二塊のまだ散りきっていない脹らみが一歩ごとに互いに擦れ合い、スカートの底の布地が毎回の摩擦についてあの一点の熱を身体のより奥へ一インチ押し込んだ。


「らららららら団長、団長、あなたは今日の収穫どう思う」小櫻ちゃんが花火ショーの旋律を半分ハミングし、振り返って団長へ言葉を投げた。


団長は答えず、肩のずれた荷物紐を上へ一截押し上げただけだった。


(完)



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