15 朝ごはん宣言
ギルドの食堂の朝の光は、まだ七時を回っていない柔らかな光で、東の窓から茶壺の蒸気をくぐり抜け、テーブルに優しく落ち、コーヒーカップを切り、団長の皿の縁に並んだきれいに剥かれた卵の殻の列を切り抜け、テーブル全体がまるで布団から浮かび上がったばかりのように、眠り足りない暖かさとねっとりした粘り気を帯びていた。
八千代は主位の隣に座り、茶杯を掌に包んでゆっくりと回していた。蒸気が指の隙間から緩い袖口へと潜り込み、暖かく這い上がってあの截の珠光白の手首に這い上がり、古式の祭服を仕立て直した居家版の襟元は一本正しく扣えられていたが、袖口だけはだらしなく緩く、昨夜の銀の鎖がまだ外さずに掛かっていたその一截の皮膚をちょうど露わにしていた。鎖の節が杯を回す動作に合わせてテーブルの縁で軽く二度叩き、叩かれるたびに彼女自身の指先までわずかに熱を持った。
テーブルの向かい側でソフィアは煎り卵を四等分に切っていた。刀先が皿の縁を叩くリズムは普段より半拍速く、「たっ、たっ、たっ」と磁釉に食い込んでいくように、一つ一つ叩きつけていた。彼女の蜂蜜のように光る小腕が短いTシャツの袖口から伸び出し、布地が皮膚にぴったりと貼りつき、卵を切るたびにわずかに引っ張られていた。
薇は椅子の背に寄りかかり、コーヒーはすでに三分の二を飲み干していた。乳白色の緩い寝巻きの襟口が一指幅ほど開き、その一指の隙間に光がちょうど鎖骨の凹みに落ち、長い髪が肩に散らばったまま整えられていなかった。
団長はテーブルの頭に座り、皿はとっくに空で、第二の水煮卵を剥いていた。卵の殻が一片ずつ皿の縁に落ちて一列に並び、まるで誰かが意図的に目印をつけているかのようだった。彼は素色の部屋着を着て、テーブルで一番きちんとした見た目の人間だった。卵を剥く指の節は、まるで別のより集中を要する作業をしているかのように安定していた。第二の卵の殻の最後の一片が落ちたとき、彼は目を上げて階段の方を一瞥し、また頭を下げて続けたが、指は卵の殻の縁で半秒余分に留まった。
階段の向こうで床板がどん、と鳴り、一度、また一度、どんどん速くなっていった。
八千代は杯の縁を外側へ軽く半回転させた。彼女は階段を見なかった。ただ杯の角度がわずかに動いただけだったが、袖口の中の手首の皮膚が忽然と少し張りつめた。ソフィアの刀が「たっ」の次の拍で半秒止まり、また切り続けた。刀先のあの滴のソースが宙で揺れた。
小櫻ちゃんは一夜眠らなかった顔をぶつけるようにして駆け下りてきた。目は異常に輝いていた。腕にはレンガのように厚い教材と、端が捲れたノート紙の束を抱えていた。何枚かの紙が階段で落ちたのに振り返って拾うこともしなかった。足音がどんどん、どんどんと朝食のテーブルまで駆けつけ、その塊をぱん、とテーブルの中央に叩きつけた。煎り卵のソースが本の角にぶつかって跳ね上がり、二滴の橙黄色が正確にソフィアの皿に飛び散り、そのうちの一滴がちょうど切り分けられた白い卵白の上に落ち、ねっとりと掛かった。
「私」彼女は大きく息を吸い、胸が整えていない部屋着の中で特に激しく上下した。「日常テストを始めたいの。」
テーブル辺りで一秒、誰も言葉を発しなかった。
ソフィアの刀が宙に止まり、滴り落ちなかったソースの滴が吊るされたままだった。彼女は頭を下げてその二滴の橙黄色を見、また顔を上げて小櫻ちゃんを見、また本を見て、また小櫻ちゃんを一度見た。眉はすでに寄り始めていたが、肩のあの截の筋肉は無意識にまた張りつめ、短いTシャツの袖口をさらに少し上に押し上げていた。
八千代は茶を一口啜り、笑みを浮かべた。茶杯の傾きはとても小さかった。「この束は、教材だよね?」彼女の声にはお姉さんの柔らかさがあったが、その一秒の視線は本の背骨の上半截の金色の小さな文字を滑るように通り過ぎ、速くも遅くもなく、袖口の中の手首は杯の下でわずかに熱を帯びていた。
小櫻ちゃんは全身が輝いていた。「そう! 昨日持って帰ったあの本、全部読み終わったよ。」
団長は第二の卵を剥き終え、卵の殻をそっと皿に置いた。頭は上げなかった。皿の縁のその列は今や一、二と、きちんと整っていたが、指は最後の卵の殻の縁でさらに軽く押した。
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薇の指がコーヒーカップの縁を回っていた。半眼の目がこのときようやく完全に小櫻ちゃんに向けられた。「具体的に、どうやるの」尾音が引き伸ばされ、まるでテーブルの上に目に見えない線を引くかのようだった。指先の動作で寝巻きの襟口がさらに半センチ滑り落ちた。
小櫻ちゃんは息を吸い、部屋着の襟口が息に合わせてわずかに開き、布地が胸の上下に連れて軽く揺れた。
団長の手が前に少し押し出され、一つ剥き終わったばかりの白い水煮卵がテーブルの反対側からゆっくり、安定して押し寄せ、小櫻ちゃんの本とノートの間に止まった。「先に食べなさい。」目は上げなかったが、目を上げたその半秒の視線はまず小櫻ちゃんの目尻のあの二つの黒い輪に留まり、半秒だけ留まってから、手の中のその卵に落ち、指の節が卵の殻の上で無意識にさらに一つ捏ねた。
小櫻ちゃんは頭を下げてその卵を一秒見た。本能的に口を開けて一口噛みつき、半分をそのまま口に詰め込み、自分で驚いて、もう片方の手はまだ本を支えていた。頰が松鼠のように膨らみ、「うー」と噛みながら、薇がまだ答えを待っているのを思い出して、手を空けて本をめくり、卵黄の滓が指先に付き、ページの縁に小さな金色の印を残した。「うー、ここ、この章」紙の頁がさらさらとめくられ、「色情刺激の、疲労、蓄積、皮膚に浮かび上がる」
ソフィアの刀がまた止まった。彼女はゆっくりとフォークを置き、フォークを置く動作は普段より軽く、この女生は普段フォークを置くときに重みがあったのに、今日は音を立てまいとするかのように軽く、褐色の小腕の筋肉は無意識に一つ張りつめた。
八千代は笑いながら一杯の水を小櫻ちゃんに押しやった。「先に飲みなさい。」
薇は椅子の背に寄りかかったまま、指はまだ杯の縁を一回り止めていなかった。催促するつもりはなく、ただ見ているだけだった。その見方は彼女が窓の外を見るときとは違い、網を回収する前に相手にもう二回り泳がせてやるようなものだった。寝巻きの布地が肩のところで彼女の呼吸に合わせてまた静かに動いた。
小櫻ちゃんはようやく口の中の塊を飲み下し、喉仏が一度上下し、大きく息を吸い、声が大きかった。
「淫紋。教材では、色情刺激が身体に一種の標記を蓄積させると言っていて、それを淫紋と呼ぶの」
ソフィアの椅子が後ろへ半寸動いた。木が石板の床を擦り、極めて短い「きし」という音を立て、まるでテーブルの下で何かの尻尾を踏まれたかのようだった。彼女自身の鎖骨のあの截の褐色の肌は忽然と熱を帯び始めた。
八千代は杯の口を下唇に当てたまま動かず、視線を半秒だけ下へ落とした。ただ半秒、茶の表面の薄い水光に落ち、また上げた。温度は変わらず、笑みも変わらなかったが、その半秒の間に茶杯の角度が三度傾いてまた正され、袖口の中の手首の皮膚は布地にぴったりと貼りついていた。
薇は目を一度瞬かせ、口角の弧が極めて小さな度数だけ上がった。ソフィアの余光でもそれが本当に見えたかどうかわからないほど小さく、指先が杯の縁を一回り、このとき方向を変え、元は時計回りだったのが今は反時計回り、寝巻きの布地が肩のところで軽く摩擦した。
小櫻ちゃんの目は話すにつれてますます輝き、指がページの上を一行一行なぞり、卵黄の汚れが指先から次の行へ擦れ移った。「一定の程度まで蓄積すると、隠された能力の向上をもたらすわ。」
団長はまた一つ卵を剥き、卵の殻が皿の縁のその列の隣に落ちた。三つ目だった。指が卵の殻の上に押す力が前より少し重かった。
ソフィアはフォークを皿の縁に置いた。金属が磁器に触れる「こつ」という音はほとんど無視できるほど軽かったが、彼女の声はまず半段階沈んだ。
ソフィアはフォークを皿の縁に置き、声は普段より半段階低かった。「小櫻ちゃん。私、三ヶ月後に段位テストがあるの。テストしてる暇はないわ。」
小櫻ちゃんはすぐにポケットからペンを取り出した。彼女はいつも四本持ち歩いていて、ページの端の空白に書いた。「ソフィア段位テスト、三ヶ月、抵抗度高。」書いている間も残りの半分の卵を噛み続け、ペン先がページを突いて小さな穴を開け、彼女は気づかなかった。
卵黄はまだ彼女の左手の指の間に粘りつき、金色に乾いた一部が指紋を淡い黄色に染めていた。右手はきれいにノートを取っていて、左手はまるで犯罪現場から出てきたばかりのようだった。卵を噛むこととノートを取ることが完璧に並行していて、ペン先がそのページの繊維を突き破っていたが、彼女は気にしていなかった。データを記録していたのだ。
ソフィアの目が大きく見開かれた。「何を記録してるの」
一つ剥き終わったばかりの白い水煮卵、卵白の表面にまだ殻を剥いたあとの細かな透明な粘液が掛かっていた。団長の手元から木のテーブルを滑り、テーブル面のわずかにソフィア側へ傾いた木目を通り抜け、最後に彼女の皿の縁に止まった。フォークを置いた指の根元から三センチも離れていなかった。
団長:「あなたも先に食べなさい。」卵の殻が皿の縁に落ちた。
ソフィアは頭を下げてその卵を見た。また団長を見た。
卵を見たとき喉仏が動いた。一度瞬きした。団長を見たとき二度目の瞬きをした。二度目は一度目より遅かった。褐色の肌が鎖骨のあの輪から始まり、ゆっくりと上へ焼け上がり耳先まで達し、口を開いてまた閉じ、下顎の線が一つ張りつめてまた緩んだ。本来喉の奥で準備していた反撃の台詞が、臨時に相手を見失った。
最後に彼女はフォークを前に一つ突き、卵黄が「ぽん」と一つ割れ、金色の汁がフォークの先端を伝って流れ落ち指の節に付き、第二の節の皺の間にすぐに小さな水溜まりが溜まった。彼女は食べず、卵を刺したまま団長を睨み続けた。
薇が声を上げて笑った。一声、とても短く、茶に嗆されたようなものだった。
口角の上がる角度が零コンマ数度増え、素早く押し下げ、寝巻きの襟口がこの動きで軽く鎖骨を擦った。
八千代は茶杯を手に取り口元に掲げた。「朝食、なかなか豊かね。」
茶杯の口が彼女の下唇の上方のあの線に止まり、蒸気が杯の縁を回って極めて薄い白い霧を立ち上らせた。口角が霧を隔てて一つの弧を揚げ、髪の上の銀粉のグラデーションが窓の光の中で少しピンクに偏った。
小櫻ちゃんのペン先はまだページの上で吊るされたまま、頭を上げた。「じゃあ、淫紋理論の残り三つの段階、話し終わる?」
ペン先が「抵抗度高」のその行の末尾に吊るされ、インクの粒がペン先の下に留まってまだ落ちていなかった。彼女が頭を上げる角度は純粋に専門的なもので、まるでフィールド調査の人が次の質問をするかのようだった。
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薇はようやく指先をコーヒーカップの耳の位置から離し、改めて杯の耳を摘んで軽く揺らした。コーヒーが杯の底で小さな渦を巻いた。「項目の選択はランダム、それとも順番があるの~」尾音が前回より少し長く引かれた。
杯の底のコーヒーがそれについて小さな渦を巻き、液面が渦の中央で少し凹み、またゆっくり平らになり、繰り返し数回、まるであの言葉に拍子を取っているかのようだった。彼女が尾音を引き伸ばしたその截がちょうど渦が消える速度と揃い、表面は探るようなもの、内側は彼女がもう見たがっていた。寝巻きの布地が肩のところで杯を揺らす動作に合わせて軽く滑った。
小櫻ちゃんの目はすぐに輝き、ペンを置き、別のポケットから二本目の赤いペンを取り出し、ノートの一番最後のページをめくった。そこにはすでに一つの表が描かれており、表を回して薇に見せた。「順番があるの。昨日の夜に並べたの。項目を刺激の強度が低いものから高いものへ、適した日常の状況に合わせて組み合わせたの」
赤いペンは彼女の四本の中で最新の一本だった。最後のページをめくったその瞬間、動作はトランプをめくるように速く、表の罫線は定規で引かれたもので、欄は整然としていて、各マスの右上角はすべて赤いペンで刺激強度の数字が記されていた。このものは彼女がその場で考えたものではなく、昨夜すでに並べてあったものだった。
小櫻ちゃん:「第一項、偽陽具を一日佩戴する。私は自分で先に。第二項、媚薬の朝食は体質に耐性のある人に適している。」頭を上げて八千代を見た。「月見先生、古精霊の体質は草薬への反応が通常人間より」
頭を上げたその瞬間、彼女の目はまだ輝いていて、半分の探りもなかった。純粋な学術的好奇心で、部屋着の襟口が前傾のためにさらに少し開いていた。
八千代は笑いながら受けた。「面白いわね。でも私はまだ承諾してないわよ。」
小櫻ちゃん:「第三項、遠隔感応の内衣は二人が協力する必要がある。一人が佩戴し、一人がリモコンを持つ。」人差し指がこの一行に止まり、それからゆっくりと上げられ、薇を指した。「薇学姊がこれをやるのはとても適しているわ」
人差し指が紙から上がったその瞬間、指腹に赤いペンの汚れが少し付いていて、拭かずにそのまま薇を指していた。
薇の口角が一つ翹がった。
極めて小さな一個の翹がりで、笑みを開くのではなく、ただ揚げただけだった。彼女は否定せず、言葉も受けず、寝巻きの襟口のあの道の隙間が彼女のこの小さな動作でまた静かに動いた。
小櫻ちゃんの人差し指が向きを変え、最後にソフィアの皿の縁に止まった。
テーブル辺りの空気が一秒凝固した。
ソフィアのフォークの上の卵、卵黄の汁液はすでに指の節まで流れ、第二の指節の縫い目へ少し染み込んでいた。彼女はまだ食べていなかった。
呼吸が鼻腔からとてもゆっくりと吐き出され、鎖骨のあの層の赤がまた上へ這い上がった一寸分、今度は耳たぶの後ろの縁まで焼け上がった。彼女自身は自分がそんなに赤くなっていることに気づいていなかった。ただ顔が一陣熱く、耳の根が痒いと感じただけだった。
ソフィア:「Dios mío。」
ソフィアは直接降参した。喉の奥に少し抑えきれない気音を帯び、耳先が赤く熱を帯びていた。
八千代は茶杯を置き、静かに小櫻ちゃんのその束のノートへ手を伸ばした。「少し見てもいいかしら?」
手を伸ばす動作はとても軽く、指先がまずノートの表紙の硬い殻に触れ、それからゆっくりと開いた。彼女が見ようとしたのは項目そのものではなく、小櫻ちゃんが表を描いたあの絵のスタイル、あの罫線、あの欄の配置で、古精霊時代の或る教材的版式にあまりにも似ていて、彼女は確認したかった。袖口が動作に合わせて軽く手首を滑った。
小櫻ちゃんは頷いて渡した。
八千代は頭を上げなかった。彼女の指先が小櫻ちゃんのその本が開かれたあるページに止まった。そのページの中央は細い鉛筆で描かれた草図で、円が円を包み、縁に八本の外へ向かう細い放射線があった。指腹が一番外側の弧の線に軽く押された。
八千代はそのノートの或るページに止まり、指が一つの草図に軽く触れ、頭を上げなかった。「小櫻ちゃん、この絵はあなたが模写したの?」
小櫻ちゃんは身を乗り出して見た。「あ、そうだよ、あの絵は教材の第七章のエネルギー分布図だよ」
八千代の声はとても平坦で、茶杯はもう手に取られていなかった。「うん。とても似てるわね。」
小櫻ちゃんは何も気づかず、赤いペンを回して表の上に書いた。「第三項薇リモコン、佩戴者未定。」書き終わって頭を上げてソフィアを見た。「学姊はもしかして」
ソフィアは硬く遮った。「私を見ないで。」
小櫻ちゃん:「じゃあ、未、定。」真剣に表のマスに一つの疑問符を描いた。疑問符は特別大きく、「未定」の二文字と同じくらい目立った。
その疑問符がマスの枠まで押し広げられ、下の一画が少し行き過ぎに翹がり、インクが普段より多く使われ、紙の裏に少し赤い暈が透けていた。彼女は真剣に書きすぎて、このマスが全表で一番目立つ位置になっていることに気づいていなかった。
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小櫻ちゃんは赤いペンをぱん、とテーブルに置き、深く息を吸い、目はフクロウのように丸かった。「じゃあ、明日から。」また息を吸い、まるで「明日」という二文字を口にするだけで少し酸素を使ったかのようだった。「私が先に偽陽具を佩戴して学院へ行くわ」声は低く抑えられず、むしろ興奮のために半段階高くなっていた。「あなたたちは、普通の一日として見て、特別に注意する必要もないし、避ける必要もない。ただ何事もなかったかのように、私は同級生と昼食を食べ、授業を受け、下校し、いつも通り。夜に私が戻って記録する。」
赤いペンがぱん、と一つ音を立ててテーブルに落ち、テーブル全体の呼吸のリズムがその一音で一つの拍子を踏まれた。彼女が「明日から」と言うとき、肺の中の酸素が明らかに足りていなかった。三つの文を続けて一息に押し込めたかのようだった。瞳孔が拡大する仕方は緊張ではなく、自分のアイデアに興奮して血が速く流れすぎているせいだった。
話し終えて全身が前へ傾き、両手がテーブルの縁に支えられ、ノートが彼女の身の下で一辺捲れていたが、彼女は撫で平らにしなかった。
テーブル辺りで四つの異なる反応、四つの拍子。
ソフィアはフォークの上で五分近く睨んでいたその卵をようやく口に運んで一口で飲み込み、頰が少し膨らみ、誰も見ず、ただ噛んだ。耳先はさっきよりさらに深く赤くなっていたが、口が卵で塞がれているため一時的に嗆むことができなかった。
喉仏が上へ一つ頂き、また戻った。下顎の筋肉が二つ、三つ鼓動し、速度が速すぎて、彼女が食べているのではなく、物を塞ぐ方式で自分の口から出てきそうな反論をブロックしているのがわかった。
小櫻ちゃんはこの隙に素早く表のソフィアのそのマスに補って書いた。「待観察」
薇が声を上げて笑った。今回は短くなく、二声続いた「ふふ」だった。抱いていた腕が緩み、指がテーブルを二度叩いた。「いいわよ、私、明日の午前は授業がないから、あなたを学院の門口まで送ってあげられるわ。」語速が普段より少し速く、まるで何かの興味が刺激されてまだ完全に収まっていないかのようだった。
八千代はノートを小櫻ちゃんのその束に戻し、両手を膝の上で合わせ、笑った。「じゃあ私は今夜、あなたのために一杯、火照りを冷ますお茶を用意しておいてあげましょうか?」語気は姉が妹を遠足に送り出すようで、茶杯の辺りがちょうど少し冷めていた。彼女は手に取って小さく一口飲んだ。
小櫻ちゃんは頭を下げて書いていた。「ch02。実験宣言。明日から開始。参加者:小櫻佩戴、薇リモコン、八千代観察、ソフィア待観察、団長記録と道具。」




