4507/4523
4506.
「……となれば、まだここが人数が少ないか」
「そのようですね」
強行突破をすること自体はたやすいだろう。目の前の街道はそのまま城壁に開けられた門へ直通で繋がっている。しかしその周囲には兵士がいて、おそらくはこの城壁の向こう側にだって同じくらいの兵士がいるだろう。岩屋たちだけの6人組で突破したところで、次の瞬間には撮っ捕まるのは目に見えていた。
「一気に攻めるか、あるいはほかの手を考えるか……」
城壁を一周する形で確認をするということが一番いいのだろうが、それをするには時間も人手も全くと言っていいほどない。と、なれば次の策を考えなければならなかった。




