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「つまりはなんだ。俺らはこの巨大食糧備蓄庫のために頑張ってきたってことなのか?」
「まあ、そういうことになりますかね」
言いながらも何かないかをサブリーダーは棚の隙間や壁際を当てもなく触り続ける。民衆は今まで見たことがないほどの大量に保管されている食料を前にして、飲めや騒げやと宴を開いている。あの調子なら1週間と持つことはないかもしれないと、リーダーはその様子を見て思いながらも次の行動を起こせずにいた。
「リーダー、こっちへ」
と、そこにサブリーダーが何かを探し当てたようだ。
「なんだ」
ようやく思いもずらすことができ、サブリーダーのところについて行く。それは分厚い壁のところにあったただ2メートル×3メートル程度の色が違う部分だった。
「ここだけほかと音が違うんです。昔祖父に言われたんですよ、壁の中に隠していたとしても、叩いてみて音が違っていたらばれちまうから、もっと別の方法で隠すようにするんだって」
「それがこれっていうことか」
確かに色味が違うのは違うが、それは今サブリーダーに言われたからわかることだ。ごくごくわずかに白色が濃くなっていると言われたところで、気づくことなく過ぎ去っていくことだろう。
「よし、お前らここを見張れ。サブ、先に進むんだ。もしもこの奥に何かがあれば、近くに鍵があるはずだ」
「はいっ」
することさえ決まれば後は動いてくれる。いいメンバーだと、リーダーは思った。




