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僕の異世界復讐話し  作者: 尚文産商堂


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4346.

「……それで、あたしに何の用だい」

 ドカッと壁際にあった椅子に女は座る。手持ち無沙汰のようで、指を組んだり、あるいは腕を組みなおしたり、いろいろ忙しいようだ。

「ここから逃がしてほしい。あなたならできるという話を、昔聞いたんだ」

「……高くつくけども、いいかい」

「ああ、もちろん」

 まるで得物を見る狩人のように、品定めをする。

「さっき言った寄付の話だがね、あれをよこしてくれたらいいさ。1メルともまけはしないからね」

 メルはメルタムの略称だ。ようは値引き交渉は応じないと言いたいらしい。

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