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ドンと遠くで響くまるで雷のような轟音。それが1回だけだったら確かに遠くでの雷雨のせいか、と思ったところだろう。だが、それがさらに1回、もう1回と連続して起これば偶然として置いておくわけにはいかない。
周りもざわつきだしている。明らかに今までとは違う、おかしい出来事が起きている、それがわかってきたからだろう。
「始まったな」
「ああ」
二人は暇をつぶしていた世間話から、音に気付いて周りをみまわす一般人のふりをしていた。だが、それも今までのこと。これから先は、単なる恐怖を齎す者と化す。




