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1216.
上空から、プロペラの音が響いてくる。すでに第一大隊長の目には、爆撃機編隊が見えていた。それでも、まだ発射の命令を出さない。
「もう少し、もう少し……」
ゆっくりと右腕を上げていく。それを見た照準手は照準を開始する。装填も、周りの兵士も、全員がその瞬間が訪れるのを、ひっそりと待つ。
第一大隊長は、すでに周りの音は頭から追い出していた。残るのは、双眼鏡の景色だけ。他には何もなかった。そして、右手を勢いよく振り落とした。
上空から、プロペラの音が響いてくる。すでに第一大隊長の目には、爆撃機編隊が見えていた。それでも、まだ発射の命令を出さない。
「もう少し、もう少し……」
ゆっくりと右腕を上げていく。それを見た照準手は照準を開始する。装填も、周りの兵士も、全員がその瞬間が訪れるのを、ひっそりと待つ。
第一大隊長は、すでに周りの音は頭から追い出していた。残るのは、双眼鏡の景色だけ。他には何もなかった。そして、右手を勢いよく振り落とした。